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ノンフィクション・ノーライフ

7 - 佐原 結菜という人物について

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2026年01月02日

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バタバタバタ____ガラッ、ピシャン!


突然、奥の保健室のドアが勢いよく開いた。


「美桜!!!大丈夫!?」


佐原 結菜。 彼女は唯一、小さい頃から親しくしてくれていた私の親友だ。

比較的人見知りで無愛想な私とは違い、社交性があり天真爛漫な女の子、そのものだ。

こんな私を何故か慕い、たまたま志望校も同じだった事は、私にとっては幸運だと思う。


「あれ!先生!初めまして!失礼します!あ、入ってもいいですか、?」


「いいですよ。はじめまして。」


「ありがとうございます!失礼します!」


お転婆なのか、失礼しますを2回言っている事に気づき、私は相変わらずだな、、と思う。



「入学式初っ端からいないから、心配したよ、美桜!しかも待ち合わせ時間になっても来ないからギリギリまで待ってたせいで私も遅刻しそうになったし!許さないから帰り道遊ぼ!」


返事をしなくてもつらつら喋りそうな結菜に薄い返事で返す私、ふだんと変わらないが、近くに座っていた先生が私達の様子を見ながらニコニコしていることに気がついた。我ながら、変なコンビだろうな、私達は。と思う。


「とりあえず、服部先生が美桜が目覚ましたらクラスに呼んでって言われて場所教えて貰ってここまで来たんだよ!あ、服部先生は私達の担任の先生ね!」


「あ、そうなんだ、ありがとう。

、、、じゃあ、、、」


と言いながら保健室の先生をチラ見すると事情が分かったように、「それじゃあ、河上さんを連れて行ってくれる?」と結菜を見ながら答え、「はい!」と満面の笑みを浮かべながら結菜が私へと視線を戻す。

____


準備を整え、保健室を出る時、結菜が保健室全体に響くくらい大きな声で失礼しましたー!と言いながら出ていき、私も続いて「ありがとうございました、」と生まれたての鹿くらい小さな声で挨拶をした。


「気をつけてね。木下くんに、お礼を言うのよ。」


「、、わかりました。失礼します。」


最後まで優しい笑みをしてくれる保健室の先生は、私には絶対なれない職業だろうなと思いながら、結菜の犬のしっぽのように元気にポニーテールが揺れる背中を見ながら後に続いた。


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