総受け書きたくて書いたら長なりました。
まとめられんかった……
いやぁ…今回モブしかセリフ無いんですけどこれ総受けって事でよかですかね。
まぁもう書き直す気力も無いので…
では、どうぞ……
em総受け【あの蝶は】
世界屈指の戦争国家であるW国
才能溢れる1人の総統と、彼に忠誠を誓うこれまた才能溢れる14人の幹部達により運営される世界中から重要視される国である。
W国は自由をモットーに構成され、多国籍、多民族国家として有名だ。
それは国の中枢を担う幹部も同様
とある者は宗教文化の根強い国から、とある者は厳しい常冬の国から、またとある者は長年他国との交流を拒み続けた極東の国から…等々
個性豊かな15人を筆頭に破竹の勢いで成長していくこの国には、とある噂があった。
それは『この国の総統と幹部から寵愛を受けた1匹の蝶が居る』と言うものである。
そしてその蝶の正体は、なんと総統を支える14人の幹部の内の1人らしい。
この噂を聴いた者は口々に噂する。
『蝶とはあの麗しき外交官、オスマン様だ』
『いや、蝶は戦場を舞い踊るシャオロン様に違いない』
『蝶と言うはあの朗らかなお心を持つしんぺい神様では無いのか?』
『蝶は幹部の誰かでは無く、敬愛すべきグルッペン総統閣下の事だろう』
何も知らぬ国民達は次々にそれぞれ違う幹部達の名をあげる
しかし軍に所属する兵士達にその事を聴けば、皆表情は様々、ある兵は嬉しそうに、ある兵は自慢げに、ある兵は惚けた様に、またある兵は身震いをして
しかし皆口を揃えてこう言うのだ。
『あぁ、《あのお方》だ…』
『月の様な瞳を持つ《あのお方》だ』
『見目だけでは無いよ。《あの方》はとても賢く顕著な人だ』
『以前、《あの方》が他国に攫われてしまった事があるけど、もうその国は地図にさえ残っていないよ』
『なんでも、《あの方》は総統閣下の御学友だそうだ』
『私は初めて《あのお方》を見た時、女神様だと勘違いしてしまったよ』
『《あの方》に手を出せば、どんな国も人間も、跡形もなく消されてしまう』
『たった一言でこの国を動かせるのは総統閣下と《あのお方》のみだろう』
『《あの方》は我が国、我が軍が誇る参謀総長様だよ』
『そう、《あのお方》』
『蝶とは《エーミール参謀総長様》の事だ』
W国軍参謀総長《アルベルト・エーミール》
元はA国にあるUPZ大学にて、史上最年少で教授を務めており、数年前にW国軍の参謀総長として招かれた。
彼はかのグルッペン・フューラーと軍学校時代の旧友であり、常に成績を競うライバルだったらしい。
参謀としても優秀で、『軍の頭脳』『知識の倉庫』等と称される程の頭脳の持ち主。
彼の考える作戦による兵の死傷者は平均的な数値の半分以下。
彼が就任して以来、どんなに大きな戦争でもW国内の都市等への直接的な攻撃は未だ0
机上戦だけでなく爆発物の扱いにも長けており、今まで何度もテロ組織による爆破テロを未然に防ぐと言う功績もあるそうだ。
しかし軍に入って以来、公の場には特別な式典でもなければ滅多に顔を出さず、軍内でも彼には無闇に近づいてはならないと言う暗黙のルールがあるそうだ。
それは何故か?
理由は極めて単純
彼はあの総統と幹部達のお気に入りだから。
彼に手を出せば国が潰れる
彼に近づこうものなら死さえ生ぬるい苦痛を味わう事になる
彼に声をかけるだけで強い嫉妬を買う事になる
命惜しくば
彼に
あの美しき《蝶》にだけは
手を出してはいけない
たとえあの美しい《蝶》が欲しくなったとしても
あの《蝶》の優しさに焦がれようとも
欲望に溺れそうになったとしても
忘れてはいけない
彼は
あの《蝶》は既に
W国軍の総統と幹部達の
『お気に入り』である事を
びみょいっすね……
ここ暫く小説のネタが思い浮かばなくて何にも書けてなかったんですよ…
皆様リクエスト等あれば御気軽にコメントしてください。
仕上がりは保証できませんがなるべく優先して書くので…
では、また次の作品で……
コメント
4件
愛されemさん… 最強のSECOMに守られていれば、安泰ですなぁ(´∀`*)
好きな作品が増えました!
すげぇッ神作だ✨️