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52 ◇三浦くんと
私は真樹夫の運動会が終わってからしばらくして、三浦くんをランチに誘った。
ランチへは、他の職員たちと一緒にこれまでも何度も行っていて、出かけたのは
私たちが普段利用している店の中のひとつだった。
何か、ディナーを誘うっていうのは下心があるように思われてもと抵抗があったし、
これからもずっと同じ職場で働く同僚(後輩ではあるが)とのほどよい距離感を
崩したくないというのもあって無難な店を選び、ランチにしたのだ。
気持ちは早く伝えておかなくちゃって思ってたんだけど、ここのところバタバタ
してしまい、お礼が遅れてしまった。
運動会しかり、真樹夫の急病の件しかり。
改めてのお礼がしたかったのだ。
ちょうど上手い具合に三浦くんとふたり席になれた。
「三浦くん、いつもいろいろとありがとう。
この間の真樹夫の運動会は本当にありがとう。
両親と真樹夫が楽しい一日を過ごせたのは、三浦くんのお陰だよ。
ささっ、代わり映えのしないお店選びで申し訳ないけれど好きなもの選んでね」
「ははっ、亜矢子先生オオバーだなぁ~。
俺も無邪気なマッキーの年まで戻って楽しかったんですから。
ももっ、そういうのなしで」