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柔太朗side
❤️「なぁ、なぁ。もうすぐ勇ちゃんの誕生日やんなー?プレゼント決めた?」
「んー…まだ」
❤️「俺も。あ、でも柔はさ、付き合って初めての誕生日やから、いつもと同じって訳にはいかんよ」
「…え、まじ?」
年が明けて忙しさが少し落ち着いてきた頃、雑誌撮影で舜太に会った。
積もる話もたくさんあったんだけど、この日は何故か勇ちゃんの話題になった。
いつも勇ちゃんの誕生日にはキャップやアクセなどの小物を贈っていた。
そんなに高価なものでなくても『柔太朗はセンスがいいから』とよく身につけてくれていた。
それがちょっと嬉しかったりして、今回も流行りを取り入れた小物をプレゼントしようと思っていたのだが…
舜太の話ではそれではダメらしい。
「たとえば?」
❤️「えーなんやろ?でも、こういうのって柔が勇ちゃんのこと思って一生懸命考えるのが大事やからな〜」
ハッピーレッドのメンバーカラーを担当する彼は名前に負けずニコニコしながらあーでもない、こーでもないと言いながらその場をウロウロと歩き始める。
(↑実は少し前に勇人に入れ知恵されていたので、演技だったりする)
一生懸命考えてくれている姿に可愛いな、とつい兄の目線になってしまう。
舜太はぶっ飛んでる時もあるけど、案外プレゼントのセンスがあるからなぁ…
❤️「あ、そうや!こんなんどう?(棒読み)」
別に舜太の意見を参考にした訳じゃないけど。
たまにはそういう馬鹿みたいなこともいいかな、と思っただけのこと。
そう、深い意味なんてない。
ただ本当にあの時は頭がおかしかった。
いや、準備の段階でおかしいって何度か思ったんだよ…
でも、謎の力に操られていたって言うか。
誕生日の1週間後。
俺は誕生日のお祝いをしたいと勇斗を自宅に招いた。
掃除も済ませたし、シーツも取り替えた。
仁人に教えてもらった簡単で美味い料理も作って準備はOK!
素面じゃ厳しいから軽〜くアルコールを摂取してから 着替えて勇斗の到着を玄関の前で待つ。
「おかえり」
玄関のドアが開くと同時に勇斗に抱きついた。
柄にもないことしてる自覚はあるけど、これも舜太の案だったりして。
🩷「おわっ!…ただいま」
軽くキスしてから離れる。
🩷「なんかいい匂いがす…るっ!? って、はぁ?… 柔太朗、おまっ!なんて格好してんだよ」
勇斗は裸にピンクのエプロンをつけた俺に驚きの声をあげた。
それから、ぺらっとエプロンをめくられる。
🩷「パンツははいてるんかいっ!」
「…えっち」
🩷「てか、そこは下も脱げよ」
「や、それは無理。恥ずかし過ぎ」
🩷「靴下履いてんのも十分恥ずかしいけどな」
あの日、舜太から『裸エプロンは男のロマン』だと言われた。
俺は別にそう思わなかっただけど…
そういうものなの?
…教えて欲しい。
じゃあエプロン要らんやんって感じだけどね。
でも勇ちゃんは心なしか喜んでいる様に…見えなくもない。
リビングまで手を引いて案内すると、ソファに座らせてグラスにお酒を注ぐ。
(※手はちゃんと洗いました!感染予防大事)
「あれ、お客さん初めてですか?サービス、しますよ」
素のままでは恥ずかしくて、キャストの真似事をしてみたりして。
でもそれが命取りだなんてこの時はわからなかった。
🩷「サービスってさ、何でもいいの?」
「え、あ…あるの?」
言った言葉に後悔したけど遅い。
🩷「えー…と、まずエプロンしたまま下脱いでください。もちろん目の前で」
「…電気は?」
🩷「消すわけねーだろ」
「…………これでいい?」
🩷「まだ。ここ座って」
勇斗は自分の膝をポンポンと叩いた。
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
けど、思いの外真剣な勇ちゃんの顔につい従ってしまう。
勇ちゃんの膝はごつごつしてて座り心地はよくなかった。
🩷「俺、柔太朗が自分でしてるとこ見たい」
「はぁ…っ?!」
思わず振り返ると、勇ちゃんと目が合う。
欲情してる勇ちゃんの顔は凄くエロい。
わざと犬歯が覗くくらい片方の口角を上げて唇を舐めるから。
俺は戸惑って視線をそらした。
🩷「したことあるだろ?」
「あ…ある、けど」
🩷「触らない様にするから。誕生日のお願い」
「う…うん…」
コメント
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素敵な小説ありがとうございます! 続きが気になります🥹💖