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ードイツ視点も書きますー

いつからか、俺は自殺未遂をするようになった。

理由は…全てを失っていたいからだ。

俺は小中学生の時、虐めを受けていた。

別に大したことなかったのかもしれない。

クラスの殆どに嫌われていた。

だから虐められた。

それだけ。

その中に1人だけ、友達がいた。

それは


ポーランド。

彼奴だけは、味方で居てくれた。

2人で過ごす時間は、俺を温めてくれた。

だけど

ある日を境に信用できなくなった。


なんでかって?

簡単な話だよ。


彼奴が変わってしまったから。

本当にそれだけ。

虐められてなかった。でも友達は少なかった。

昔の彼奴は。


でも、友達を増やし始めた。

顔も良いし勉強も運動も出来ていた。性格も良い。だから、周りに人が集ってきた。


俺だけを残して。

それから関わらなくなった。

彼奴は段々と俺を蝕んだ。

俺は彼奴に依存していることに気づいた。

彼奴の…ポーランドの優しさにつけ込んでいた。

ずっと…後悔していた。

俺なんていなければ良かったのに。


その後、初めて死のうとした。

近所に川があった。

そこに飛び降りた。


だが、浅く骨折だけした。

親は軽蔑の目で見た。

久しぶりにポーランドが心配してくれた。

嬉しかった。

でも、今度は違う。

昔とは違うんだ。


正直ボロボロだった。

体も心も。

5年前と比べてみると相当弱っているそう。

どうでもよかった。

ただ、消え去りたかった。

誰の記憶にも残らず。


また自殺未遂をした。

これで…20回以上もしている。

国の化身だから、一応強かった。

だからか、何回やっても死なない。

腕も足も傷だらけ。

殆ど自傷。

ポーランドが寄り添ってくれた。

いい、といった。だが居ないと俺は壊れるだろう。


そんな時。

また、来てくれた。

ずっとめげなく来てくれた。

昔とは違う、冷えた会話を交わす。

今日は少し違う雰囲気だった。

なんか冷めた空気。

昔を思い出すような空気。

思い出しただけで痛くて、苦しくて、今にも泣きそうになる。

突然思い出す時だってある。

とっても鮮明な記憶。

もう消えることのない記憶。

脳裏に焼き付いたような頭痛がする。

痛い

誰か助けて欲しい。



グサッ



「誰…だ?」

案の定ポーランドだった。

笑っていた。


涙を溢して。

でも嬉しかった。

やっと死ねるんだから。

感謝でしかなかった。

しかも、大好きなポーランドのお陰。

嗚呼、俺はなんて幸福何だろう。

世界で一番の幸せ者になれた。

全てが嬉しかった。


次は愛されると良いな。

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