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終わった(´;ω;`)ウッ… 💚は恐怖の中頑張ったけど🖤を頼って2人でたたかって欲しかった、こんな勘違い犯人が2度と出ない様に💛💜みたいに番組内でキチンとプロポーズか結婚式をやった方が勘違い野郎も少なくなるのでは? 💛💜はある意味聡明な発表方法だったのかも

おはようございます☁️ 怖い😱 もしかしたら… 降りて良かった。 迷惑が1番に思うから何時も1人で抱えて 怖くなる不安になる 優しすぎるからだけど。 おまけ…読みたかったな…
目黒の映画撮影、最終日。
その日も阿部は一人で家にいた。
朝。
家を出る前の目黒は、いつもより少し嬉しそうだった。
「今日で終わる」
「うん」
「多分、そんなに遅くならないと思う」
「ほんと?」
阿部がそう聞くと、目黒は笑った。
「終わったら連絡する」
「待ってる」
その言葉に。
目黒が少しだけ阿部を見る。
最近。
阿部が自分の帰宅を待っていることを知っているから。
でも何も言わず。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
玄関で見送った。
夕方。
阿部はリビングのソファに座っていた。
テレビをつけている。
ちゃんと見ていたわけではない。
目黒から連絡が来るまでの時間を埋めるために、何となく流していただけだった。
ニュース番組。
天気。
芸能。
事件。
スマートフォンを見ながら聞き流していた。
その時だった。
聞き覚えのある名前。
阿部の指が止まる。
顔を上げる。
テレビ画面。
そこに映った写真を見た瞬間。
息が止まった。
「……え」
あの人。
少し前まで。
阿部が出演していた番組のスタッフ。
告白してきた人。
電話をかけてきた人。
プレゼントを置いた人。
『また目黒さんに、お仕置きされちゃいますか?』
その声まで。
鮮明に蘇る。
ニュースでは淡々とした声で事件の概要が伝えられていた。
別の女性タレントに執拗につきまとい。
仕事終わりに待ち伏せし。
襲ったとして逮捕された。
阿部は画面を見たまま動けなかった。
「……」
リモコンを探す。
手が震えて。
一度落とす。
慌てて拾い。
テレビを消した。
部屋が。
急に静かになる。
聞きたくない。
まきぴよ
2,242
#💛💜
みら

19,503
#⛄️
kaede🍁
25,833
見たくない。
そう思った。
でも。
もう遅かった。
頭の中には。
ニュースの内容が残っている。
別の女性タレント。
つきまとい。
待ち伏せ。
襲った。
阿部はゆっくり両手を見る。
震えている。
「……俺」
声が出た。
自分でも驚くほど小さい。
もし。
あの時。
番組を降りなかったら。
もし。
電話に出続けていたら。
もし。
プレゼントを受け取っていたら。
もし。
何となく怖いだけだからと。
そのまま仕事へ行き続けていたら。
「……俺だったかもしれない」
口にした瞬間。
身体が一気に冷たくなった。
怖かった。
ずっと。
それなのに。
自分は。
誰にも言わなかった。
目黒にも。
メンバーにも。
マネージャーにも。
事務所へ相談した時でさえ。
本当の理由は伏せた。
迷惑をかけたくなかったから。
目黒の映画撮影を邪魔したくなかった。
メンバーの仕事にも影響を出したくなかった。
大事にしたくなかった。
自分が番組を降りれば。
自分だけ仕事が減れば。
それで済むと思った。
でも。
もし。
判断が少し違っていたら。
仕事が減るとか。
迷惑をかけるとか。
そんな話では済まなかったかもしれない。
阿部は両腕で自分の身体を抱いた。
「……怖い」
今になって。
初めて。
声に出た。
玄関の鍵が気になる。
立ち上がる。
確認する。
閉まっている。
チェーンも。
窓も。
ベランダも。
全部確認する。
それでも。
落ち着かない。
スマートフォンを見る。
目黒からはまだ連絡がない。
撮影中。
最終日。
今。
電話したら。
迷惑。
そこまで考えて。
阿部は唇を噛んだ。
また。
それ。
迷惑。
仕事。
邪魔したくない。
何度。
同じことを考えるんだろう。
それでも。
電話をかける勇気は出なかった。
阿部はソファへ戻る。
膝を抱える。
テレビは消したまま。
部屋の中には。
時計の音だけが響いていた。
どのくらい経ったか分からない。
玄関の鍵が開く音がした。
阿部の身体が跳ねる。
一瞬。
息が止まる。
でも。
すぐに。
「あべちゃん、ただいま」
目黒の声。
その瞬間。
力が抜けた。
「……めめ」
自分でも分からないくらい弱い声だった。
目黒がリビングへ入ってくる。
「終わったよ」
少し疲れている。
でも。
嬉しそうだった。
映画の撮影。
無事に終わった。
本当なら。
阿部も笑って。
「お疲れさま」
と言うつもりだった。
朝作ったご飯を出して。
いっぱい話を聞くつもりだった。
でも。
声が出ない。
目黒の表情が変わる。
「あべちゃん?」
阿部は慌てて笑おうとした。
「おかえり」
「……うん」
目黒がゆっくり近付く。
「どうしたの?」
「何が?」
「顔」
阿部は反射的に目を逸らした。
「何でもないよ」
「何でもない顔じゃない」
目黒は鞄を床へ置く。
そのまま阿部の前まで来る。
「泣いた?」
「泣いてない」
「手」
阿部が見る。
まだ少し震えていた。
慌てて両手を握る。
「寒いだけ」
「部屋あったかいよ」
何も言えない。
目黒は。
阿部の隣へ座った。
すぐに抱きしめることはしなかった。
ただ。
少し近くに座る。
「今日」
静かな声。
「何かあった?」
阿部の喉が動く。
「……何も」
「ほんと?」
「うん」
答えた瞬間。
目黒が少しだけ悲しそうな顔をした。
それを見て。
阿部の胸が痛くなる。
「最近ずっと」
目黒がゆっくり言う。
「俺が帰るまで寝ないよね」
阿部は黙る。
「鍵も何回も確認してる」
「この前は、撮影終わったらずっと一緒にいてって言った」
阿部の目に。
少しずつ涙が溜まる。
目黒は続けない。
ただ待つ。
阿部が自分から話すまで。
その沈黙が。
優しかった。
だから。
余計に。
耐えられなくなった。
「……今日」
阿部がやっと口を開く。
「ニュースで」
声が震える。
目黒の表情が変わる。
「ニュース?」
阿部は俯いた。
「前に仕事で会ってた人が」
そこまで言って。
止まる。
目黒は急かさない。
「うん」
「逮捕されてた」
「……え?」
阿部の手が強く握られる。
「女の人を」
言葉にするのが怖い。
「襲ったって」
目黒が息を止める。
阿部は。
もう。
止まれなかった。
「俺」
「その人に告白されてた」
目黒の目が見開く。
「……いつ?」
「少し前」
「電話も来た」
「プレゼントも置かれてた」
「番組でも」
「断ったのに」
涙が落ちる。
「目黒さんとは本当に付き合ってるんですかって聞かれて」
「婚姻届も演出だと思ったって」
「それで」
呼吸が乱れる。
「仕事用の番号に電話してきて」
「出なかったら、なんで出なかったんですかって」
目黒の顔から。
少しずつ色が消えていく。
「それから」
阿部は震える声で続けた。
「このこと誰かに言ったら」
「また目黒さんにお仕置きされちゃいますかって」
目黒が完全に固まった。
「あべちゃん」
その声は。
今まで聞いたことがないくらい低かった。
でも。
怒鳴らない。
阿部を責めない。
「それ」
「いつから?」
阿部は泣きながら答える。
「結構前」
「……番組降りたの」
「それが理由?」
小さく頷く。
「事務所には?」
「言ってない」
「……何も?」
「スタッフのことは言わなかった」
「ただ、番組降りたいって」
目黒はしばらく何も言わなかった。
阿部は。
その沈黙が怖くなった。
「ごめん」
反射的に謝る。
「めめ忙しかったから」
「映画始まったばっかりだったし」
「メンバーにも迷惑かけたくなくて」
「俺が仕事一個減るだけなら、それでいいと思って」
「だから」
「ごめん」
目黒がようやく動く。
阿部の手を取る。
冷たい指。
包み込む。
「あべちゃん」
「……うん」
「俺のこと見て」
阿部がゆっくり顔を上げる。
目黒の目にも。
涙が溜まっていた。
「今日のニュース見て」
「何思った?」
阿部の唇が震える。
そして。
ようやく。
本当の気持ちを口にした。
「……怖かった」
涙が一気に溢れた。
「俺だったかもしれないって」
「番組降りてなかったら」
「何か間違えてたら」
「俺が襲われてたかもしれないって思ったら」
言い終わる前に。
目黒が阿部を抱きしめた。
強く。
でも。
苦しくないように。
「怖かったね」
その一言で。
阿部は完全に泣き崩れた。
目黒の服を掴む。
「怖かった……」
「うん」
「ずっと怖かった」
「うん」
「でも言ったら」
「みんなに迷惑かかると思って」
「うん」
「めめの仕事も」
「映画も」
「邪魔したくなくて」
目黒は背中を撫でる。
「うん」
何度も。
ただ聞く。
阿部が全部吐き出すまで。
しばらくして。
阿部の泣き声が少し落ち着く。
目黒はまだ抱きしめたままだった。
「俺」
静かに言う。
「撮影終わったら、ずっと一緒にいてって言われた時」
阿部が少しだけ顔を上げる。
「やっぱり何かあったんだと思った」
「……ごめん」
「謝らないで」
目黒がすぐ言う。
「今は」
少し間を置く。
「言ってくれてありがとう」
阿部の目から。
また涙が落ちる。
目黒はそれを指で拭った。
「でも」
「これからは」
阿部を見る。
「怖いことがあったら」
「俺の仕事のこと考える前に言って」
阿部が何か言おうとする。
目黒は優しく続けた。
「迷惑かどうか決めるのは」
「俺だから」
その言葉に。
阿部が止まる。
自分が勝手に。
目黒の幸せを決める。
また。
同じことをしていた。
「……また俺」
阿部が苦笑する。
「勝手に決めてたね」
目黒も少しだけ笑った。
「うん」
「また?」
「また」
「怒ってる?」
目黒は少し考える。
「怒ってる」
阿部が肩を縮める。
でも。
目黒はすぐに言った。
「あべちゃんにじゃない」
「もっと早く気付けなかった自分と」
「その人に」
阿部は目黒の服をまた掴んだ。
「……めめ」
「何?」
「今日」
「ずっと一緒にいて」
目黒の表情が柔らかくなる。
「うん」
「明日も」
「うん」
「しばらく」
「うん」
阿部が少しだけ困ったように笑う。
「仕事は?」
目黒も笑った。
「今日で撮影終わった」
そう言って。
もう一度阿部を抱き寄せる。
「だから」
「しばらく、ちゃんと一緒にいる」
阿部は目を閉じた。
ようやく。
心から。
安心したように。
目黒の胸へ顔を埋めた。
消したテレビは。
その夜。
もう一度つけることはなかった。
目黒も。
何があったのかを全部聞くまでは。
阿部のそばを離れなかった。
そして阿部も。
初めて。
一人で大丈夫だと言わなかった。