テラーノベル
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一体、これはどういう状況なんだ。
「っ、トラゾー、大丈夫…?」
「お、れは、大丈夫です…っ」
2人ギリギリ入れるような箱?に俺とクロノアさんは何故か閉じ込められていた。
俺を押し潰さないように上部分と俺の背後の壁を押さえて体勢を保つクロノアさんはつらそうな表情をしている。
「く、クロノアさん俺は大丈夫ですから。手を離して俺の上凭れかかってください」
「いや、大丈夫だよ」
即答された。
何をそんなに意固地になっているのか。
全く大丈夫そうには見えないというのに。
体を支えてる腕はぷるぷると震えている。
いくら最近鍛えていると言ってもこの姿勢を維持するのは相当キツイと思うのだが。
逆だったらまだ良かったのかもしれない。
いや、クロノアさんの上にいるなんて畏れ多い。
「(…というか、そんなに俺と引っ付きたくないのかな)」
友達同士でも確かに近過ぎるけど。
でも、ここまで拒否られたら傷付く。
「、…ぅ…ッ、」
「クロノアさん…」
「大丈夫だよ」
眉を下げて笑ってるけど、限界を迎えそうなのか笑う顔も硬い。
「く、クロノアさん俺に凭れてください…っ」
「だから、ダメだよ」
頑なに拒否をするクロノアさんにぷつりと頭の中で何が切れる。
「…っ!!そんなに…ッ、そんなに俺にくっつきたくないんですか⁈そ、そんなに嫌なんですか⁈、そん、な、に…俺のことが嫌いなんですか…っ」
信頼も信用も尊敬も、友人としてすごくしている。
人としてもすごく好きだ。
だからそう思ってる人にここまで拒絶されれば、つらいし悲しい。
傷付きもする。
「俺のことが嫌いだ、から…拒絶、するんですか…」
見開かれる翡翠。
年甲斐もなく俺は泣いていた。
こんなあからさまな拒絶をされて、心が傷付いている。
「くっつきたく、も、触りたくも、ないくらい…俺のことが、嫌い、なんですね…だから、拒否するんでしょ…」
自分の言葉に自分で傷付く。
段々と小さくなっていく声は本気でそう思われていたらと悲しいと思ったのと、俯いてしまったせいもある。
「…ッ、…………………はぁ…」
クロノアさんは息を呑んだあと長い沈黙の末、溜息をついた。
その音が狭い空間に反響してびくりと肩が跳ねる。
「(呆れられた…?怒らせた、のか…?)」
俺がガキみたいなことを言ったから。
慌てて幼稚なことを言ってごめんなさいと謝ろうと顔を上げた瞬間、脚の間にいたクロノアさんが壁などについていた腕や手を離した。
どさりと俺にのしかかるようにして乗っかってきたクロノアさん。
やっぱり腕が限界だったのかと、慌てて乗っかってきた人の肩や背中に手を回す。
「だ、大丈夫ですか…っ」
俺の肩に顔を埋めるようにしてしがみついてきたクロノアさんのある変化にそこで気付いてしまった。
「……?、…⁇、ッ!!な、っ、…⁈」
脚の間で、体を密着させてきたその人のモノが反応していた。
内腿に当たる、いや当てられてるクロノアさんの熱。
「ちょ、っ、と…嘘、でしょ…⁇、クロノアさ、んッ⁈」
ゴリッ、と硬いモノが内腿よりもっと内側。
浮いているお尻に当てられた。
今の姿勢は、まるで、そういう行為をしているみたいな格好で。
「ッ、ひ…ぅ⁈」
「嫌いな奴に、こんな反応すると思う…?」
狭い空間の中、耳に吹き込まれるのはクロノアさんのいつも以上に低く潜められた掠れた声。
特別な人に対して囁くような甘さの混じったような。
「ふぁっ…!」
「………ふぅん?トラゾーって耳弱いんだ」
クロノアさんは新しい玩具を見つけた子供のように耳元で笑った。
「ゃ、やめ…近ッ…」
「トラゾーが凭れていいって言ったんだろ?ほら」
ぐっと腰が持ち上げられて俺は完全に箱の床部分に仰向けで倒れ込んだ。
そのせいでお尻の、その部分にクロノアさんの何故か勃ってるモノが擦り付けられる形になる。
「っ…んンッ!」
「俺が、トラゾーにくっつこうとしなかった理由分かった?」
ズボン越しにぐりぐりと押し付けられるソレに目を見開く。
「、な、ん…で、っ」
理由がそうであっても、何故そうなるのかの理由が分からなかった。
生理的現象なのだろうけど、それに至る理由が。
危機的状況ではあっても、死に直面してるわけでもないのに。
「何で?そりゃ勿論、トラゾーのことが好きだから」
「は…」
「ね、俺のこと男として見てよ」
手首を掴まれて床部分に縫い付けられた。
この狭い空間の中では上にのしかかられている俺の方が不利だ。
しかも相手はクロノアさん。
押さえ込み方をよく知ってるこの人に敵うわけもないし、急所などを刺激されている状態ではまともに抵抗ができない。
「ひッ、ァ…っ!」
「誰がどういう目的で俺たちをここに閉じ込めたか知らないけど、……俺としては儲け物だね。しかも、お釣りが返ってくるくらいだよ」
至近距離で細められた翡翠に見下ろされる。
獲物を捕まえた時の捕食者みたいに。
きゅっと瞳孔が猫のように細くなっていた。
まさしく、獲物を見つけた時のカオ。
「ゃ…やだ…っ」
「やだ?」
手首を握る手に力が入って骨がぎり、と軋む。
「今度はトラゾーのほうが俺のこと拒否するの?」
「ちが、っ…!」
拒否とかそういうことじゃなくて。
被っていた袋がずれて外れた。
泣いて怯えてる表情を見られる。
「………はは」
短く笑ったクロノアさんがさっき顔を埋めていた肩口に再び顔を近付け、鎖骨部分を噛んできた。
ガリッと骨を噛まれ皮膚に歯が立てられて痛みで叫ぶ。
「ゔぁっ⁈」
「トラゾーの服からのぞく鎖骨とか、首筋ってすげぇ人のこと誘ってるんだよな」
「誘っ…⁈」
ぢぅ、と吸われて噛み痕と鬱血痕をつけられる。
その痕を嬉しそうに笑いながら見つめるクロノアさんに首を振る。
「ゃめ、てくださ、い…」
「やめないよ。やめるわけなくね?こんな据え膳、俺が見て見ぬ振りするわけねぇじゃん」
ズボンも下着もずらされ、クロノアさんに自身を晒すことになってしまった。
「てか、嫌々言いながらトラゾーだって勃ってんじゃんか」
「っっ!!」
ゆるゆるとずっと刺激されていたソコは、確かに反応してしまっていた。
それを見てくつくつと笑ったクロノアさんが押さえ込んでいた俺の手首から手を離す。
やめてくれたのだろうかと恐怖と痛みで涙の滲む顔のままクロノアさんを見上げた。
「………」
「クロ、ノ、ア…さん…?」
無言で俺を見下ろしながら下に履いてるものを寛げ始めた。
「う、嘘っ⁈ま、待っ…!」
押さえつけられていた手でそれを止めようとしたら反応している自分のモノを思い切り膝で押さえられる。
「ふゃぁあッ⁈」
腰を上げてるから自分の吐精したモノが顔にかかる。
「………」
クロノアさんが、ふっといつもみたいに優しく笑ったかと思ったら射精で脱力した俺の腰を掴んで、ソコに自身をゆっくり埋めてきた。
「ぃっ゛⁈や゛ッ、ゃだ、やだやだゃだぁあ…っ!!」
慣らしもされていないソコに凶器じみたモノがギチギチと入り込んでくる。
「ぁ゛ッぐぅ⁈いだぃっ!やめ゛っ、でぇ、くだ、ざい゛ぃ…っっ!!」
「………」
無言を貫くクロノアさんの腰を掴む手を離させようと掴もうとした。
けど思った以上に力が入らなくて、添えるだけになっていた。
「ひ、い゛ぃっ!」
太い部分が埋まって先端が、中をぐりぐりと押してくる。
「あッ♡⁈、〜〜゛~~♡♡゛~〜♡!!?」
「ココ、気持ちよくなれる場所だよ」
「んぁあ゛あぁッッ♡♡⁈ゃ、め、らぇぇ゛…っ♡!!」
「でもトラゾーはもっと別の場所でも気持ちよくなれるよね?」
ぐぷぷぷ、とクロノアさんの先走りで中が濡れているのか進められていく腰。
体が密着していき、脚の間にいるクロノアさんが完全にくっついてきた。
「ぁ゛_____ッ♡♡♡!!」
ぐぽんっと奥でハメられる衝撃が身体中を駆け巡った。
電流を全身に流されたような感覚。
脳が未知の快感にびりびりと痺れる。
「ね?気持ちいいでしょ」
のしかかられ、クロノアさんの全体重がかかるせいで奥まで彼のモノが挿入ってしまったのだ。
「狭いからあんま動けないからこのままだけど、焦らし合ってるみたいでいいね」
それでも決定打に欠ける快楽を奥の方で疼きを感じながらも、狂いそうになる気持ちよさに目を白黒させた。
「あれ?おーい、トんだ?」
腰を揺すられ、ぐちゅんと水音が狭い空間に響く。
「はぅ゛っ♡♡⁈」
「あは、可愛い」
上から緩く優しい突かれ方をされて、逃げることのできない状況に自分とクロノアさんのお腹の間でイッた。
「…ふーん。トラゾーって、こうやって逃げれなくして押さえ込んで犯した方がいいんだ?無理矢理の方が好きなんだね」
「ゃ、め゛ッ…、んぁあっ♡!!」
「うそつき♡」
「ッッ゛♡♡!!?」
引き抜かれてやめてくれてのかと思った刹那、殴りつけられるような勢いで1番奥を抜かれた。
「結腸抜かれて潮吹いちゃったの?ホントに初めて?」
「な゛、んの゛、ことぉ…っ♡♡⁇」
「…いや、知らなくていいや。トラゾーに才能があっただけだろうし」
「ひ、ぃ゛ッ♡ぅっ♡♡あ゛ぅんンン…っ♡!!」
「こんな狭い場所で信じてた俺にこんなことされてる気分はどう?」
最悪だと言おうとしたのに、口から出てきたのは自分でも信じられない言葉だった。
「きも、ちぃい…れ、す…ッ♡」
「嫌がってたのに?裏切られたって思ったんじゃない?」
頭ではそう思ってるし、そう言おうとしてるのに口から出てくるのは全く違うもので。
「すき♡くろのあさん♡♡」
どうして、
違う、
俺は、クロノアさんのこと、こんな意味で好きなんかじゃないのに。
「こんな酷いことしてる俺のこと好きなの?」
「はい…♡!」
「(違う…っ)」
「じゃあもっと酷いことしてもいい?」
「して、くださッ♡」
「(もうやめてください…!)」
口から出るのは本心じゃないはずの言葉。
こんな媚を売ったような声も、俺なんかじゃないのに。
「こんなカオのトラゾー初めて見たや♡」
「(やだ、やだやだやだやだ…ッ)」
「………ねぇ、本音と違うこと言ってるの、戸惑ってる?」
びくりと身体が強張る。
どうして、分かるんだ。
泣きながらクロノアさんをまた見上げれば三日月のように口を釣り上げて笑っていた。
「トラゾーさ、ここに閉じ込められる前に何食べたか覚えてる?」
「♡♡⁇」
「(飴…?)」
悟っているのか、にこりとクロノアさんが笑う。
「それ、本音と逆のこと言っちゃうやつらしいよ。とある人から貰ったんだ」
徐々に真顔になっていくクロノアさん。
「だから、ホントは俺のこと嫌いになっちゃってるのもやめてほしいのも分かってるんだ」
なら、どうして、
「本音と逆のこと言ってるのを、本当の”本音”にする為にやめてあげないだけ♡」
掴まれた腰が引き寄せられ、それ以上入れない場所に先端が捩じ込まれる。
「~~゛♡♡!゛〜〜ッッ__、___っ、♡゛♡!!」
「だから、とりあえずやめてと嫌いって言われるように頑張るね」
喋らせる気なんて全くないくらいの衝撃に口が開きっぱなしになる。
そこから漏れ出るのは嬌声ばかりで。
「ひッ、ん♡、ふぁ゛あぁっ♡♡」
「もっとちゃんとした場所で、犯してあげたかったんだけどな…まぁ、これはこれでラッキーだったし、俺としては結果オーライかな」
「〜〜〜゛~~♡♡゛♡!!」
完全にクロノアさんの為の性器に成り果てたソコは悦んでいるのか、彼のを受け入れていた。
「身体は素直なのになぁ…ま、反抗的なのを押さえ込むのも愉しいし」
きゅう、と締まるのは俺の身体がクロノアさんを欲しているから。
頭と身体と心がバラバラなことをするせいで、混乱していた。
クロノアさんのことが怖くて嫌いになったのに、嬉しくて好きで。
矛盾ともとれるその感情に涙は止まらなかった。
「泣いてるトラゾー見慣れないから、めっちゃ興奮する」
「んあ゛ぁあぁぁ゛♡♡!!」
「でも、啼くばっかじゃどうなってるか分かんないな…」
「ぁ゛、あ♡!」
やめて欲しいのに、身体が勝手にクロノアさんの背中に腕を回してしがみついていた。
「くろのぁ、さ、っ♡」
「ん?」
「ゃ、め、て…ッ♡」
呟いた言葉は本音なのかそれの反対なのか。
「もっとして欲しい?」
クロノアさんの肩に顔を埋めたままふるふると首を横に振る。
本来なら拒絶しているのに、今の俺は反対の行動を取らされている。
そのまま拒絶として捉えて欲しいのに。
「じゃあ、してあげるね♡」
飴の効果とやらがいつ切れるのか分からない。
でも、おそらくそうなる頃には俺は完璧に自分自身じゃなくなっているのだろう。
この狭い空間の中、狂いそうになりながら変わっていく自分を受け入れるしか、俺自身を守る術はなかった。
ぬくぬま
#喜多音!
コメント
4件
グホォォォォォオオ!!!サイゴォ゙ーーーーー!!! やっぱり、ポン酢さんのトラゾー受けが一番ド好みです(^q^) クロノアさんのドS表現が相変わらず完璧すぎてヤバいww なんでそんなにうまく表現できるんですか!?神かァ!? ということでめちゃ上手くていいおかずになりました(^q^)
なんか、文章下手くそになってないか自分…。 途中からやっつけになってんなぁ… うーん、精進せねば…( ˘ω˘ )