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アンミン
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#主人公最強
杯雪乃
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「いや、世話になった!
あの『写真』―――
鬼人族の記録保存に大いに役に立つだろう」
「相談を受けたはずが、ウチらの方が大変
助けてもろうて、申し訳ありまへんわぁ」
2メートル以上はあろうかという長身の、
二本の角を持った鬼人族の長、ヤマガミさんと、
その妻である、夫と同じくらいの身長の
シャーロットさんが頭を下げる。
『人面樹』について、情報を求めて鬼人族の里に
行った3日後……
あらかた、鬼人族の資料を写真に写した
私たちは『ゲート』の前で別れの挨拶を
していた。
「また来るからねー!」
「やはり、鬼人族の料理は一味違うわい」
それぞれ、自分の息子を抱いた―――
童顔のアジアンチックな妻、メルと、
欧米モデルような顔立ちの妻、アルテリーゼが
返礼として頭を下げ、
「ほら、シンイチとリュウイチも!
バイバーイって」
次いで、黒髪ショートに燃えるような瞳を持つ
娘、ラッチが弟たちの手を持ってふりふりと
小さな手を動かす。
本来なら翌日に公都に戻っても良かったのだが、
3日かかったのには理由があり、
『写真』を撮っている時、ヤマガミさんから
聞いたのだが、
やはり古い書物の保存状態が気になっていて、
今のうちに新しい紙に書き写す、という事を
考えていたらしい。
しかし書き写すにしても、すでにボロボロの
ものもあり……
だが長時間見ない事には作業も出来ず、
困っていたところに『写真』の魔導具が来た。
鬼人族の着物を撮るために使われていたこの
魔導具は、当然彼らも知っていたのだが、
写される着物を提供する側だった鬼人族に
取って、それ以上でも以下でもなく―――
ただの文字を写し撮る、という発想には
ならなかったようで、
その有用性がわかると、ありとあらゆる書物を
記録し始めた。
それで思ったより時間がかかって
しまったのだが、
とにかく、これで鬼人族の里での用件は
終わった。
ようやく『ゲート』の方へ私が目をやると、
全員がつられるように視線を移す。
「でも、テン君とパチャママちゃんには、
仕事を押し付けるような形になっちゃって」
「戻ったら、くれぐれも感謝していたと
伝えてくれ」
妻2人がペコペコと、長夫婦に頭を下げる。
「まあ、それは仕方なかろう」
「『ゲート』がある事は、里の中でも一握りの
者しか知らへん事ですから」
軽くため息をつきながら、ヤマガミさんと
シャーロットさんが返す。
そう、実はテン君とパチャママ、次期長夫婦とも
いうべき2人には、
私たち一家をランドルフ帝国の帝都、
グランドール近辺まで送り届ける、
という形で馬車を出してもらったのだ。
この鬼人族の里は―――
今や帝国や、ドラセナ連邦からの商人の
出入りも多く、
その人たちに紛れて、『いつの間にか来た』
とごまかす事は簡単なのだが、
さすがに出て行く時となるとそうはいかず、
私たちが乗った事にしてある馬車を、
その2人に任せて送り出したのである。
「まあ、今度来る時は公都の新しい料理や、
甘い物でも土産に頼む」
「2人とも、公都の食べもんに飢えていました
からねえ」
長夫婦の話を聞いて、そういえば今回持って来た
コモロ(トウモロコシ)やメーロー(メロン)に
目を輝かせていたのを思い出す。
まああれはフラーゴル大陸と、アングア大陸から
新たに持って来たものなんだけど。
それに和食はこちらが本場だが、公都は私が
和洋中ごちゃ混ぜにしちゃっているからなあ。
鬼人族の料理人たちもその都度持ち帰っては
いるけど、『ゲート』を使用しなければ、
ここ、海の向こうだからフィードバックにも
時間がかかるし。
そんな事を考えながら、私たちは『ゲート』を
くぐった。
「うあー、やっと戻って来た」
「やはり公都の空気はうまいのう」
メルとアルテリーゼが、片腕に息子を、
もう一方の片腕をぐぐーっと突き上げながら
伸びをする。
「じゃあまずは何か変わった事は無いか……
報告がてら、冒険者ギルドに行くよ」
たいていの場合、ここで家族とは別行動となる。
何も全員で冒険者ギルドに報告しに行く必要は
無いし、
まだ赤ちゃんであるシンイチ・リュウイチを
抱えている2人に取っては―――
すぐに児童預り所へと行きたいだろう。
ちなみに、公都の『ゲート』は今は小さな建物の
中に隠蔽されるように入れられている。
公都の住人に取っては半ば公然の秘密だが、
(魔界王・フィリシュタの来訪は当時の住人なら
みんな知っている。
ただ、ほとんどの住人は公都内だけで基本生活は
完結しているので、あまり興味もない)
スラム地域の吸収、他国の人の行き来などが
活発化してきたので、
一応、外からは見られないよう、
対応されたのである。
「ねーねー、そういえばおとーさん。
鬼人族の本とか記録とか、あの魔導具で
撮って来たんでしょ?」
「ん? そうだけど?」
娘の疑問に私が何気なく聞き返すと、
「でもさー、撮った『写真』を見て、
また書き写すって言ってたよね。
あの『写真』があるんだから、
別にその必要は無いんじゃないのー?」
それを聞いていた妻2人も『そういえば
そうだよね』みたいな表情になるが、
「『写真』自体も年月が経てば劣化するし、
それに本という媒体の方がかさばらない
だろう。
1枚1枚、絵として見るよりも……
読むだけなら本の方が効率いいだろうし」
そう言うと今度は3人とも、『それもそうか』
という顔でうなずいて、
「じゃあ、こっちは児童預かり所に行くよー」
「ラッチはどうするのだ?」
メルとアルテリーゼからそうたずねられた
ラッチは、
「んー、じゃあボクはおとーさんの方かな?
お土産もあるし」
と、娘は鬼人族の里でもらった包みを掲げ、
「わかった。
じゃあ、後で児童預かり所で―――」
そこで妻2人と別れ、私とラッチは
冒険者ギルドへと向かった。
「おう、今回はラッチと一緒か。
珍しいな」
「むー、ボクだって冒険者なんだけど?」
冒険者ギルドの支部長室で、アラフィフの
筋肉質の組織のトップの言葉に、一応
シルバークラスであるラッチが言い返す。
「まあ、今回は何かの依頼ってわけでも
なかったッスから」
「全くの無関係、という事でも無いん
ですけど」
次期ギルド長夫婦である、褐色肌で長身の
青年と、その妻、丸眼鏡でタヌキ顔の
女性が会話に加わる。
確かに今回は、『人面樹』についての
調査のため、鬼人族の里へは行ったが……
基本的には私用に近い。
「でもまあ、その情報を王都の研究機関に
送ってやりゃ喜ぶだろ。
そうなりゃ情報提供、もしくは依頼の
事後承諾って事になるしよ」
ジャンさんの言う通り、こういう場合―――
何らかの依頼に関わっている事について、
追加で情報提供したり、追跡調査のような
事をすると……
元の依頼主から依頼関連の仕事として処理して
もらえる事が多い。
「あれ?
そういえばシンイチとリュウイチ、
ギルドに預けていかなかったッスねえ」
「今回は依頼で行ったわけではありませんから」
レイド君の問いに私がそう答えると、
「あ!
そうだ、お土産があったんだー」
「鬼人族の里の物ですか。
今はだいたい、交易で入って来て
いますけど―――
あそこは何でも美味しいですからねえ。
お魚? お酒? それともお酒?」
娘の言葉にミリアさんが反応する。
そして最後は飲兵衛としての欲望を
抑えきれず……
それを見たギルド長は父親のように苦笑する。
「魚ですね。
それの氷漬けです。
ギルドの厨房に持って行って、今調理して
もらっているので―――
そろそろ出来るんじゃないですか?」
それを聞いた3人は、
『おっ』
『もうやっているッスか?』
『手回しいいですねー』
とそれぞれ期待の眼差しとなり、
そこへちょうどノックがなされ、
「シンさーん!
焼き上がりましたよー」
と、お土産が調理された報告が入って来た。
「へえ、これが」
「見た目は普通のお魚ですけど……
このサイズのお魚が出てくる事は
珍しいですからね」
食堂に行くとすでに、焦げ茶の短髪をした
長身の青年、ギル君と、
亜麻色の髪を後ろで三つ編みにした、
彼の妻である女性、ルーチェさんが
座っていた。
「ん?
おい、ルードとルフィナはどうした?」
彼らの息子・娘である双子の姿が見えないと、
それについてジャンさんが問うが、
「あ、それは―――
後でほぐし身にして、炊き込みご飯にして
出すので」
「骨があるからねー。
今回はちょっとチビちゃんたちには、
遠慮してもらってるのー」
私と娘が説明すると、
「あ、だからミレーヌもいないッスか」
「確かに……
小骨が喉に刺さると、大変ですからね」
今食卓に出ているのは、そのままの
姿で調理されており―――
離乳食になったとはいえ、まだ2才未満の
子供たちには、そのまま食べさせるのは
早いと判断しての事だ。
「しかし、ルーチェの言う通り……
そのまんまの姿で料理された魚を見るのは
久しぶりだ」
「そうッスね」
「いつもは養殖して、巨大化したものの
切り身が出て来ますから」
後から合流したジャンさん・レイド君・
ミリアさんも、口々にそう語る。
今では各国にも普及している技術だが、
水魔法で出した水で魚介類を育てると、
巨大化する事がわかって以降、
(■18話 はじめての いしゅかんこうりゅう
■39話 はじめての まものさくせい参照)
加工品か切り身で出て来るのが常であり、
こうして姿形が分かる状態で出されるのは、
むしろ珍しいといえた。
「ま、とにかく食べてください」
「鬼人族の里の川で獲れた魚なんだってー。
今が一番美味しい季節だって言ってたから」
私とラッチが促すと、そこにいたメンバーが
魚に箸をつけ―――
「!」
「……!」
「うそ!?」
まずギルド長と次期ギルド長夫妻が
目を丸くして、
「うわ、何コレ!」
「味っていうか、香りが全然違う……!」
レイド君・ミリアさんの弟分・妹分である
夫婦も、驚きの声を上げる。
鬼人族の里からもらってきた魚―――
これは『鮎』だ。
正確には、鮎によく似たこちらの世界の魚、
なのだろうけど……
それを言ったら牡蠣も昆布もあったし、
何かしらもどきというか、似たような種類の
生き物はいるのだろう。
もしくはこの世界に来た鬼人族の先祖が、
自分の世界にあった、もしくはそっくりな
ものを探し出していたのかも知れない。
「この内臓の苦みは効くな。
これは酒のアテに出来る―――」
「うう、でも今は仕事中だし……」
ギルド長と次期ギルド長の妻が、父娘のように
酒のツマミとして評価し、
「さわやかというか、こんな味の魚も
いるんスねえ」
「いやこれ、絶対ここで養殖して欲しい!」
「今まで食べてきたお魚の中で、
1番ですわ!」
と、残りのメンバーも絶賛するが、
「あー、でもそれは鬼人族の里か
ランドルフ帝国でやってもらおうかと。
植物とは違って、動物や魚だと海外移転は
限られていますので。
完全養殖ならまあ、考えられなくは
ないですけど」
「そういやそうだったな。
今はいろいろと面倒だからなあ」
私の言葉に、ジャンさんが眉間にシワを寄せる。
いわゆる外来生物問題が知識としてあった
私は、ウィンベル王国のラーシュ陛下を通して
その危険性を伝えており、
各国ともに、その扱いは慎重になっていた。
「んー、でも……
植物はOKなの?」
ラッチが首を傾げて聞いてきたので、
「植物や穀物関係は、土精霊様が
いるからね。
『決まった地域から外へ出ない』
『別の場所で繁殖しない』
この条件を守らせているから」
逆に言うと、意思疎通が出来ない動植物は
基本的に扱わない。
完全養殖、または人の手で管理下に置ける
生き物以外は―――
影響が未知数なため、保留もしくは研究施設での
飼育を推奨している。
「でも、魔物鳥『プルラン』や、
あの無限に増える貝とかは結構、
あちこちに普及した気がするッスけど」
次期ギルド長の疑問に、
「あれは長年の実績といいますか……
安全性が確保されたから、でしょうね。
『プルラン』は野生化したところで、
魔物としての強さはほとんどありませんから、
他の生物の脅威にならないですし、
貝も、魔法で出した水でしか増殖しない事が
わかっているので」
それを聞いたギルドメンバーは、ふむふむと
納得するようにうなずく。
「あ、そうだ。
どうせ鬼人族の里から持って来た資料、
王都に届けに行くんだろ?
じゃあこの魚、完全養殖するように、
あの王家直属の研究機関に言ってくれよ」
そうジャンさんが意地悪そうに笑うと、
「それは冒険者ギルドの依頼ですか?」
私もそれに付き合うように返し、
「おう!
こんなウマイ魚を酒のツマミに使えるように
するのは、ギルドの最優先依頼だ!!」
彼がそう言うと、食堂は笑いの渦に
包まれた―――
「すいませんな、シン殿。
それに奥方様も。
まさかあの未知の樹木の資料まで見つけて
もらえるとは」
痩せた白髪の老人……
リオレイ所長と私は挨拶を交わす。
後日、王都・フォルロワ―――
そこの王家直属の研究機関の施設に、
妻2人と共に訪れていた。
ちなみにラッチは弟2人の面倒を見るため
児童預かり所でお留守番……
という事は今回はなく、
シンイチ・リュウイチと一緒に、王都の
ギルド本部で待機している。
これは公都『ヤマト』で、冒険者ギルドが
冒険者や職員の子供を預かる施設を新設し、
そこそこ稼働していたのだが―――
王都も含めて、まだまだ各地の冒険者ギルドに
浸透しているとは言い難く、
本部長のライさん、それにジャンさんの頼みも
あって、シンイチとリュウイチを預け……
ラッチはお世話役として置いてきたのである。
「たまたま、手掛かりを手に入れた
だけですから。
しかし味まで言い伝えがあったとは
思いもしませんでしたけど」
「そういえば研究所の若い者が、もう食べたと
言っておりましたな。
その資料と照らし合わせれば、信頼性も
確認出来るでしょう」
それを聞いたメルとアルテリーゼは
顔を見合わせ、
「もう食べたんだ、アレ」
「何というか、猛者よのう」
そう2人は軽くため息をつくが、実のところ
公都に戻った際、パックさんにも資料の写しを
提供する際、
すでに土精霊様に頼んで成長させた人面樹が
あの自宅兼病院兼研究所にあり―――
その実も食べていたとの事。
本当に学者というのは挑戦者なのだなあ、
という事を実感したものだった。
「では、資料はこちらにありますが……
どこに持って行けばいいですか?」
「いえいえ!
それくらい、他の者にやらせますよ。
それより少しお待ちください。
養殖・巨大化に成功した魔物肉などを
今運ばせますから―――」
そのやり取りに妻たちは、
「そりゃーありがたいね」
「あ、そういえば資料の他にこちらも
お土産があるのではなかったか?」
2人の言葉で、私もハッと思い出し、
「少量ですが、鬼人族の里で美味しい魚が
手に入ったんですよ。
それでこちらもちょっと相談がありまして」
「ほう?
何でしょうか」
リオレイ所長が身を乗り出すようにして
聞き返してきたので、
「いえ、出来たらその魚を養殖して
もらおうかという事でして。
一度食べてもらえれば、その重要性を
わかって頂けるかと」
「シン殿がそこまで言うのであれば、
相当な美味なのでしょうなあ。
これは期待出来……」
と、そこまで言ったところで、
「!」
「何じゃ!?」
と、室内に警報が鳴り響き、所長が老人とは
思えない動きで、魔力通信機であろう魔導具に
急いで向かう。
「どうしたのだ!
何があった!?」
私たちも耳に神経を集中させて、次の言葉を
待っていると、
『れ、例の顔のある実がなる樹木に研究員が
襲われました!』
「近付かなければ問題無かったはずだろう!
実を取るのも道具を使えと言ったはず!
どういう事だ!」
『と、とにかく実験区域まで来てください!』
そのリオレイ所長が、そのやり取りを聞いて
いた私たちに振り返ると、
「シン殿―――」
「行きましょう!
緊急事態のようですし」
「も、申し訳ありません」
所長は頭を下げると、すぐに私たちを
先導するようにして部屋の扉を開け、
外へ駆け出していった。
「うわ」
「何じゃこれ」
現場に到着したメルとアルテリーゼは、
呆然として声を上げる。
確かにそこにあったのは、あの『人面樹』。
しかし、その枝を触手のように伸ばして、
研究員たちを捕まえていた。
「な、何があった?」
「人面樹にこんな機動力というか、
動く事は無かったと思いますが」
所長と私も続けて疑問を口にすると、
その中の担当者であろう研究員の青年が
やって来て、
「ここ数日、いろいろな肥料を試して
いたようなのですが……
禁じられていた水魔法の水や、
その他、魔石を砕いた粉末を無断で
混ぜて与えた者がいたらしく。
恐らくそれが原因では―――」
その報告を聞いた私を含む4人は、目を
糸のように細くして、
「う~む……
もういっそ、1人くらい喰われた方が
薬になるかも知れぬのう」
達観したようにリオレイ所長がそう
話すと、
「いやー、バカがつくほどの学者を
舐めちゃダメ」
「その程度の犠牲、ガン無視じゃろうなあ」
と、妻2人も呆れるように語り、
「仕方ないですね―――」
そう言いながら私はその現場へと歩み寄り、
「実に顔のある……
そして他の生き物をその口や枝で捕らえる
植物など、
かつ枝を縦横に動かし、獲物を捕まえる
植物など―――
・・・・・
あり得ない」
そう小声でつぶやくと、
「きゃっ!!」
「わっ!!」
「うひぇっ!?」
人面樹の実や枝に捕まっていた学者たちは、
次々と地面に落下した。
コメント
2件

感想ありがとうございます!(*‘∀‘)
うわぁ…343話目とは思えないほど温かい空気感❤️ 鬼人族の里のお別れシーンから鮎料理にみんなの表情がほころぶの、すっごく好きです!「酒のアテに出来る」「養殖して」ってギルドの皆さんが絶賛してるの微笑ましかった〜。でも最後の研究所の騒動でまたシンさんが颯爽と解決!安定の頼もしさでした✨お魚問題がどう発展していくのか、続きも気になります(ᐡ •͈ ·̫ •͈ ᐡ)🌸