並木度馨×一ノ瀬四季
⚠注意⚠
かおしき
付き合ってる
モブ(女)が出てきます(かおモブ要素あり)
地雷さんはブラウザバックお願いします🙏
大丈夫な方はどーぞ!
「真澄隊長、どうしたんですか?その子」
桃との戦闘後、地下拠点を徘徊していると真澄隊長の隣に、一人の女の子が居ることに気が付いた。
「馨か、丁度いいとこに来てくれたじゃねーか。」
「?どうかしましたか」
「このガキの親が桃に殺されちまってよぉ。行き先が決まるまで練馬の偵察部隊が預かることになってんだよ。」
「なるほど。」
「んなワケで馨、少しの間だけコイツの面倒を頼む。」
真澄隊長は僕にそう伝えた後、「用事があるから」と言って何処かへ行ってしまった。
はぁ…真澄隊長はすぐに面倒事を僕に押し付けるんだから…
さて、どうしようか。
隣で大人しく立っている女の子に目をやる。
取り敢えず話しかけてみるか…
「僕は並木度馨。よろしくね」
そう話すと、ジッと僕の顔を見つめる女の子。
「…。」
…ん?
「やば、イケメンじゃん…!」
何も話さない女の子に疑問を抱いていると、ボソリと何か呟いた。
「私はモブ美!よろしくね?馨さんっ♡」
ぎゅっ
そう言った女の子は、突然腕に抱き着いてきた。
「…!?」
なんだ、この子…
さっきまでずっと黙ってたのに、僕の顔を見た途端、急に食いついてきたな…
さっき逃げるように去っていった真澄隊長の行動に、納得がいった。
僕の苦手なタイプだな…
「…ニコッ」
『馨さん!』
…!
その笑顔が四季くんと似ていたからだろうか。
抱き着かれた腕を振りほどくことが出来なかった。
「馨さーん♡」
女の子がこっちに手を振りながら、走ってくるのが目に見えた。
「どうかしたの?」
「馨さんの姿が見えたから思わず走ってきちゃった!」
「そっか笑」
そう言って笑うと、いつものように腕…ではなく真正面から抱き着かれた。
「馨さん 大好き!」
女の子がそう言った途端、何者かによって女の子の身体が突き飛ばされた。
ドンッ!
「馨さんに触んな!」
あれ…四季くん?
なんでここに…
「お、おれ…なにして…」
ハッと我に返った四季くんは後ずさりした。
「かおるさん…いたいよぉ…泣」
突き飛ばされた女の子が、縋り付いてくる。
「ひどい…!私、何もしてないのに…泣」
その女の子の泣き顔が前と同じように、四季くんと重なって見えて…
気付けば僕は。
「四季くん、今の言い方はないんじゃないかな。 」
無意識に、そう冷たく言い放ってしまった。
「…え」
かすれた四季くんの声が、少し遅れてから耳に入る。
それはどこか切羽詰まるような、悲しさを含んだ声だった。
「四季くん…?どうしたの…?」
我に返り、四季くんにそう問いかける。
俯いたままピクリとも動かない四季くんを心配に思い手を伸ばすが、振り払われてしまう。
けれどその手は弱々しい程に力が込もっていなくて。
四季くん…?
四季くんは俯いたまま、何も言わず走り去っていった。
「四季くん、待って!」
呼び止めようと声を上げるが、四季くんは止まってくれない。
伸ばされた手が行き場を失い、宙を彷徨う。
四季、くん…
「馨さん!あの人怖いんだけど!あんな人無視して…」
「ごめん、僕部屋に戻るね。」
女の子の声を遮りそう言った。
「…。」
僕は何であんな冷たい態度を…
考えてみるが、納得がいく理由に辿り着けない。
あの時、俯いて見えなかった四季くんは、どんな顔をしていたのだろうか。
四季くんがどう思ったのかは分からないが、大方僕とあの子の距離が近いことに思うことがあったのだろう。
それなのに僕は、それに気付きもせず四季くんを傷付けてしまった。
最近はずっとあの子のことばかりで、四季くんとまともに話せていなかった。
今はただ、そう罪悪感に陥るしかなかった。
どーも、しもんです。
最後までありがとうございます🙇🙇
ていうか今思ったんですけど、普通に考えて偵察部隊が子供預かるっておかしいですよね〜🤔🤔
どっちかと言うと、預かるなら医療部隊の人達ですよね。
たぶん。
めっちゃどうでもいい話なんですけどね笑
それではまた👋👋
コメント
11件
心が抉られる……ウグッ 続き楽しみにしてます!!
あ~続き楽しみすぎる。こういう物語ホントに好きだからありがたい👍👍
頑張ってください!