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#藤澤涼架
キヲヌイテ。
78
ダイヤの剣
358
Siip『』
Lamb「」
「Siip様、お食事の準備が出来ました」
僕が静かに声をかけると、
仮面を被った人がゆっくりとこっちに来た
彼の名はSiip
傷ついた人の心を歌で癒す、この世界の唯一の救済者。
そして召使いの僕はLamb。
Siip様の影のように黒いマントを羽織ってるんだ。
元々は名前も居場所も分からない孤児だったけど
Siip様が羊である大切な部分を授けてくれた大切な名前。
『…ありがと。Lamb』
ぽつり、とSiip様は僕の名前を呼んでくれた。
Siip様はあまり人に興味が無い。
いつも静かで、どこか人間離れしている。
だけど、お食事を受け取るために白い袖から覗いた彼の右手の指先を見て、僕は息を呑んだ。その指先はまるでガラスのように、うっすらと透明に透けていたのだ。
「Siip様、お身体がまた…」
Siip様が人間を1人救うたびに、その代償として、彼の存在が世界から消えていく。
かつて、名も無き孤児だった僕を救ってくれたあの日から
Siip様はこうして自分の命を削り続けてるんだ。
コメントよろしくお願いします🙇♀️
コメント
1件
うわあ、この世界観、一瞬で引き込まれました……! 「救うたびに存在が消えていく」って代償システムがもう切なくて。 それでも人を救い続けるSiip様と、その隣で静かに仕えるLamb。 名前の対比(羊/子羊)も含めて、設定の密度が最初からすごい。 透けた指先の描写が特に印象に残りました。続きが気になります。