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どうも皆様、サカナです
たまにあるじゃないですか、日帝さんと日本さんが同一人物な作品
今回はそんな感じです。 戦争描写あります、お気をつけを。
なお、戦争賛美などの政治的意思はありません。完全二次創作の作品です。
ご了承されましたらお先はどうぞ
ナチス「…クソが」
あぁ、最悪だ。 あんなやつに負けるなんて! フィンランドの手も借りて、あいつに攻め込んだのに!
私の手で、この手でやつの目を抉り取ってやったのに!
首まで刃は届いていたんだ!あと少しだったのに!!!
ナチス「……こうなったら、私も総統と同じ末路を辿るしかないな」
あんな奴に殺されるくらいなら、自ら命を絶ってやる。
ナチス「…もう毒を飲むような時間もないか、はぁ…」
死んで幽霊になったら、あいつに呪いをかけてやる。
ナチス「…まだ、やりようはあったはずなのに…」
私は自身のこめかみにピストルを当て、
バンッッ!!グチャッ…
引き金を引いた。
イタリア「…ファシズムはもう、ダメか」
日本の言葉で…そうそう、四面楚歌。俺の状況はまさにそんな感じだ。
イタリア「右にも左にも前にも後ろにも敵…なんなら、上からは空爆で下からは地雷…全方位敵かよ、ふざけんな」
お前ら連合国のせいで、足も友達も居場所もなくなってしまった。
ここは、俺の家だった場所。
物理的にも居場所を無くしてくるなんて、本当最低な奴らだよ。
…まあ、ナチにもやられた部分はあるけど。
イタリア「…まあいいや、どのみちこんな足じゃ遠くへは行けないし。今殺されなくても、いずれ死ぬ」
既に失血しすぎて頭は回らないし、このまま失血死すると思う。
だったらせめて…大人しく死を受け入れた方が、かっこいいよね?
ちゃんとした彼女、欲しかったなぁ…
イタリア「…Viva l’Italia」
アメリカ「…HAHA、天下の大日本帝国サマもここまでだな」
憎らしく笑うあいつを刺してやりたい。
だが、今の私にそこまでの余力はなく、黙って奴の話を聞きながら死を待つだけ。
アメリカ「想像以上の威力だったよ、実験させてくれてありがとうな?日帝」
体が熱くて痛い。
焼けるよう、ではなく焼けたからな。
原子爆弾…恐ろしい兵器を開発してくれたものだ。それをこの私に放つとは思っていなかったが。
日帝「こ゛……ろ゛…す゛……」
アメリカ「あー?聞こえねえなあ〜。もっとはっきり言ってくれよ!…って、喉も焼けてるから無理か!HAHAHA! 」
奴は笑う。心底楽しそうに、面白そうに。
子供のように明るく笑うこいつの周囲は焼け野原で、目の前の相手は火傷だらけで皮膚も溶けた死に損ない。
どうして笑えるんだ? どうして世界はこんな奴を正義とするんだ?
あぁ、我々は人体実験も戦争もやったさ、だがこんな仕打ちはあまりにも酷い 。
罪のない赤子ですら殺すこいつの方が、こいつらの方が悪じゃないか。
アメリカ「ま、この先は俺に任せとけよ。ちゃーんと俺の肉壁になるよう、成長させてやるからな 」
奴はこの先の予定をペラペラと話している。どうせ私は死ぬから構わないとでも思っているのだろう。
…その通りなのが心底悔しい。
私に子はいないから、一族の血はここで絶える。それでも国は続くのだろう、別の誰かが日本として生まれるだけだ。
アメリカ「…おっと、俺は焼死体を相手にしてるほど暇じゃないんだった」
もう死んだ判定か。私の意識はまだあるぞ。直に間違いでもなくなるだろうがな。
アメリカ「Good bye〜」
日本・ドイツ・イタリア(…まさかあの状態で生きてるとは思ってなかったな)