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yuom ./ 引退
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コメント
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ああ、素敵なエピソードでしたね。ジョンとウィルのやり取りの空気感がとてもリアルで、読んでいるこちらまで美術館にいるような気持ちになりました。特に、油彩画に夢中なジョンと、興味なさそうにしながらも付き合ってくれるウィルの距離感の描き方が絶妙だなって。最後の「もっと楽しいところ行こうぜ」に二人の関係性がぎゅっと詰まっていて、ほっこりしました🕊
…対して上手くもない絵なんか見て、何がそんなにいいの?オレはこっちの十字架に固定されて生命が終わってるオジサンを見てるほうが、よっぽど面白いと思うけど。
「ウィルはボクが観察していた油彩画をじっと見つめ、頭を傾げている。」
君には分からないだろうね。この油彩画は、一見ただの暗くて聳えた田舎の空の風景に1人の人間がポツンと立ってるだけの絵に見えるだろ?けど、この絵は人間の孤独感や切なさ、あるいは自分とじっくり向き合うことの気持ちに寄り添ってくれるような惹き付けられる油彩画なんだな。画力が問題じゃないんだよ。
「今日は友人のウィルと美術館へ来ていた。ボクがダイの油彩画ヲタクでね、ウィルにもこの美しさを知ってもらいたくてさ、本人は乗り気じゃ無かったけど、無理やり連れて来たのさ。それで、このつまんなさそうな様子、ガッカリだ。全く油彩画の良さを身に染みていないようだ。」
ヘンだな。オレにはホラー要素を詰め込んだだけの絵に見えるのにね。
「ウィルは、興味のないことに関してはずば抜けて無頓着な男だ。」
そうかい、君視力低いんじゃない?日常に支障ないのかい?
……ジョン…それ、皮肉のつもり?
「ウィルは、眉をひそめ、じっとボクを見つめた。見つめるはいいものの、ウィルはボクより背が低く、大体10センチ差だ。ボクが173cmで、確かウィルは162〜4cmくらいだ。ウィルはボクを目の前に立っており、少し見上げて腰に手を添え睨んでいる。ボクは目を逸らし、へらっと曖昧に笑う。とてもだらしの無い笑みだ。」
まさか!
ウソ。君のそういうヘンな微笑みは信じちゃいけないってオレの辞書に書いてあること、忘れたんじゃないだろうね?
「ウィルは、軽口を叩いていて、何故か誇らしげな顔をしている。」
いっけない、忘れてたぜ。
ほら、やっぱりな。ちゃんと暗記するまで読んどくことだよ。
「そう言うウィルは、振り返って展示されている油彩画をフラフラとゆっくり歩きながら見ていた。ボクはその後ろ追いかけた。」
……帰るかい?
「ウィルはこういう静かな所をより、もっと騒がしくはしゃげるような所が好きなんじゃないかと思った。今更気付いた訳でもないけど、さっきだってつまんなさそうな表情をしていたばかりだ。少し申し訳ないなと思った。」
…?なんで?まだ全部観てないじゃないか。
そうだけどさ、君ってこういうの好きって訳でもないだろ?つまんないじゃん。もっと楽しいところ行こうぜ。