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屋上。
昼休憩以外で来たことってなかったかも。
???「ひより?」
急に名前を呼ばれ驚きながら振り返る。
と、そこには慎也が居た。
慎也「ここで…何してんの」
ひより「何でも良いでしょ」
ひより「……」
慎也「……」
気まずい空気が流れる。
ひより「戻る」
慎也「あ、えっと…ひより!」
ひより「……………なに」
慎也は私の目を見ようとせず、目を逸らしたまま話す。
慎也「その、…昨日はごめん」
ひより「…は」
訳が分からない。ごめん?何が。私は私の身の危険を感じたから、私から。勝手に離れていっただけ。
ひより「何のこと」
慎也「…昨日、ひよりを裏切るみたいなこと言ったから…」
ひより「別に気にしてない」
ひより「言ったでしょ。私は人を殺すヤツが嫌いなの。それだけだから」
慎也「俺は違うよ!」
違う?殺すヤツの言い訳は全部そう。違う。そんなことしない。
聞き飽きた。
ひより「別に…あんたのこと、嫌いになったとかじゃないから。だけど、今は会いたくない」
慎也「そっか。じゃあ、また明日」
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