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白髪少女の恋事情。いいね100行きましたっ!!見てくれている皆様に感謝です!
〜白髪少女の恋事情〜
「あ!そうだ、佑兎、双子の弟くん元気?」
「あー、うん」
私は佑兎の弟くんに合ったことはないから良く分からないけど…少なくとも仲が悪そうではなかった。
「そっか!」
なんだか、家庭の事情に首を突っ込むのもな、と思い、自分なりに気を遣わせないように気を配った。だが、私の頑張りを一瞬で水の泡にしたのが…
「えぇ〜っ?!佑兎くん弟ぉいたのぉ〜?!?」
姫先輩だ。
「…何?お前に言ってないんだけど」
「ごめぇ〜ん…ゆなぁそんなつもりはなくてぇ」
佑兎同様反省してんだかしてないのだか良くわからない返事だ…
「ゆなで良ければぁ〜、お話聞くよぉ〜?」
「……………うざ」
佑兎さん、女の子にその言葉は可哀想でございますよ?第一姫先輩が可哀想だ。というか、
「親切心で聞いてくれた姫先輩に失礼でしょ!!!。流石にあり得ない!!」
「えっ?」
………この時状況…カオスだ。今更だがとてつもなくカオスだ、佑兎はなぞに絶望した顔してるし、姫先輩はこれでもかと言う程驚いている。そして状況が掴めていない私。
「初伊ーー!!!探したぞ!!」
「お兄ちゃん!!」
ナイスタイミング!!
「お前等何してんだ?溜り場行くぞ」
お兄ちゃんありがとうございます。何とかこの場が収まりました。これほどお兄ちゃんに感謝したのはいつ振りだろう…!
お兄ちゃんが溜り場というところに向かい始めると、姫先輩は生き生きとお兄ちゃんの後ろを付いていき、私もその後を追っていく。佑兎はというと、無言で私に抱きつきながら付いてきている
「此処だよぉ」
「理科室…?」
姫先輩の前にある部屋には理科室、と書いてある。理科室なんかを溜り場にして大丈夫なのか…?佑兎は私がそんな事を考えていたのを悟ったのか
「この棟はもう使われてない古い棟なんだー!」
「そうなんだ」
確かに、姫先輩と歩いている時も人を見かけなかった。よくよく考えると変だよね。まだ学生さんが居てもおかしくない時間だし。
「どーぞぉ」
「あ、いや…姫先輩お先にどうぞ…私最後に入る…!」
「どうしたの初伊?」
「ま、まだ命を落としたくない!!」
「怖くないってー」
「ヤンキーだらけは圧で○ぬー!!」
命いくつあってもたりないよ!!
「ほらー行くよ!」
早くもある意味命を落としそうだ…!!
続く