テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
…………
私たちは、黙ったまま医務室へと歩き出す。
なぜ、あそこで偽おどろくさんが姿を消したのか。はたまたどうやって消えたのか。
分からないことだらけで頭がパンク寸前だ。
あと、おまけに ゛彼 ゛の居場所も分からない状況。
幽霊だと思っても、幽霊みたいな負のオーラがあるわけでもない。全然分からないんだよっ。
それに瑠璃ちゃんが行方不明状態になっていた事も聞かなくちゃだし……。
やらなきゃいけない事が多すぎる。
あと、これが私達にできる範囲内なのかすらも危うい。
うう……っ。
私、自称天才だったのになぁ……。
これじゃ、ただの平凡な女子高生なってしまう……っ。
トンッ
突然、私の肩に誰かの手が乗っていた。
「べるさん…。もう医務室通り過ぎてるってば…」
あふぇさんが呆れたようにこちらを見ながら私の肩に手を乗せている。
そして、私はもう医務室についていることにびっくりしていたのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「瑠璃ちゃぁぁぁぁん…っ」
私は、一種の悲鳴のように、瑠璃ちゃんの方に手を伸ばして、抱きついた。
「……えっと…。私が倒れた、って事は分かってるんですけど………そこから意味が分からない……っ」
瑠璃ちゃんの声が右肩から聞こえてくる。
………ええとね。一回、瑠璃ちゃんが私を庇って倒れている間に何があったのか説明したんだよねっ。
だけど………案の定、瑠璃ちゃんでも状況が把握できない感じなのです……っ。
そりゃあ、そうだよね。そんな偽おどろくさんが突然消えたりした理由とか思い浮かばないよね……っ
と、私が思っていると、瑠璃ちゃんが口を開く。
「……いえ、べるさんが思ってる事じゃなくて……違う問題が気になるんです」
「………へっ?」
「おどろくさんがなぜ、二人なのか…と言うことが気になって……」
えっ……と、ねっ…
まぁさ、確かに、私も一度考えたんだけどね?
気になる所そこ!?って思っちゃったよ!?
あふぇさんもおどろくさんも「確かに〜」と顔を見合わせている。
「……その、おどろくさん二人問題だけ、何も見当がつかないんです」
瑠璃ちゃんが低く、唸るように言った。
……そっか。おどろくさんが二人いる問題は解決しなさそうか。
……って、そうじゃなーいっ!!!!
「他の問題は解決できるの!?」
私は、前のめりになって聞く。
すると、瑠璃ちゃんは、「まぁ、大体そうですけどっ……一旦落ち着いてください!」と言って私の背中をバンっと叩いてくれた。(くれた?)
「……えっと、まずはですね、その、べるさんの考えている、彼と偽おどろくさんが突然消えた事件は、こう考えると自然じゃないですか?」
瑠璃ちゃんはそう言いながら、次々と説明し始める。
……えっと…瑠璃ちゃんが言っていることを短く言うと……
『彼と偽おどろくさんは関係があり、消えた理由は、彼と彼女(?)の意見が一致している目的があるからだと考えられる』
とのことです………。
えっと……さっぱり意味がわかりません☆
「そして……その目的が、今一掴めないので……だいたい、べるさんーー紅猫師とそのパートナーを狙ってるで良いと思われます。あんまり深掘りしなくても大丈夫かなぁって感じです」
ふんふん、と私は聞きながら、何言ってるんだ…?とさっぱり頭がはてな状態になっていたのでした。
と言うか……!紅猫師すら未だにあんまり分からないんだけどな!?
私、何かもっと分からないものが増えたのような気がするぞっ!?
(………あれぇ…?このストーリー、24話もあるはずなのに、ずっと紅猫師の事何も触れてないじゃん…?(メタい))
コメント
2件
なるほど…わからん(理解力−10)