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유키에
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K
647
みかん
23
組織絡みの事件、それはすぐに分かった。
組織ならば痕跡一切残さず俺を誘拐出来るからだ
薄暗い部屋の中。
天井の裸電球が、かすかに揺れていた。
コナンは椅子に縛られたまま目を閉じる。
焦るな。
焦ったら負けだ。
まずは状況整理。
(監視は最低一人……いや、複数か)
ドアの外から聞こえる足音。
一定の間隔。
見回りというより監視。
誘拐犯にしては妙だ。
(俺を殺すつもりなら、こんな面倒なことはしない)
目的がある。
それもかなり明確な。
その時――
ガチャ。
ドアが開いた。
コナンは即座に目を閉じる。
眠っているふり。
足音が近づいてくる。
コツ。
コツ。
止まった。
「……起きてるだろ?」
低い声。
あの男だ。
組織の誰か。
コードネームすら聞いていない。
だが一つだけ分かる。
こいつは油断しない。
コナンは目を開いた。
「何のつもりだ?」
男は小さく笑う。
「質問する立場か?」
「……」
「ガキにしては冷静だな」
コナンは黙ったまま男を見る。
男もまた黙っている。
互いに探り合いだ。
やがて男が口を開く。
「お前は頭がいい」
「……」
「だから生かしてる」
コナンの瞳がわずかに揺れた。
(生かしてる……?)
男は続ける。
「だが賢いからこそ厄介だ」
そう言って壁際の監視カメラを指差した。
コナンは初めて気づく。
小型のカメラ。
部屋の隅。
しかも二台。
(最初から全部見られてたのか……!)
「逃げようなんて考えるなよ」
男はそう言い残して立ち去ろうとする。
その瞬間。
コナンは口を開いた。
「組織は何を企んでる?」
男の足が止まる。
数秒。
沈黙。
そして――
「知らなくていい」
バタン。
ドアが閉まった。
再び静寂。
だがコナンは下を向いたまま考えていた。
(今ので分かった)
組織の目的はまだ実行段階じゃない。
もし終わっているなら、 あいつはもっと余裕がある。
つまり――
まだ間に合う。
コナンはロープを見た。
手首は痛い。
だが少しだけ。
ほんの少しだけ。
緩んでいる気がした。
男が気づかないほどの変化。
しかし名探偵には十分だった。
(見つけたぞ……)
コナンの口元がわずかに上がる。
(突破口を)
だがその時。
部屋の外で複数の足音が止まった。
一人じゃない。
二人。
三人。
いや――もっと。
コナンの表情が引き締まる。
そしてドアの向こうから聞こえた。
「例のガキは?」
「中だ」
「計画は予定通り進んでいる」
計画。
その言葉にコナンの背筋が冷える。
(何をする気だ……?)
ドアノブがゆっくり回り始めた――。
ーENDー
コメント
3件
やっばい1回とりあえずあの男(コードネームなしの組織の人)56そ(((殴 ゆーちゃん上手すぎる…次も頑張って♪
おつかれさまです、にこぉーさん!第2話、めっちゃ気持ちよかったです…!コナンくんの焦りと冷静さの切り替え方が、キャラにぴったりで。特に「緩んでるロープ」に気づくシーン、名探偵の機転が光ってて痺れました。最後の複数足音とドアノブの描写、続きが気になりすぎますー!次話も静かに待ってます🌙