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タイトル
世界征服
登場人物
(主に男子、一人称等変更で調整可能)
ボス
部下1
部下2
部下3
ボス「さて、今回の定例議会を始める。お前ら、先月の悪事を述べてみろ。まだまだ発足したばかりとはいえ立派な秘密結社だ。生半可なことは許さんぞ」1「私はポイ捨てをしたのと、横断歩道じゃないところを渡りました」
ボス「ほう、詳しく聞かせてみろ」
1「はい。ランドセルがあいてて、入れていたプリントが家に帰ったら無くなってしまってたのと、急いでたし車もそんなになかったので、ちょっと渡らせていただきました!道が狭いところで助かりましたよ」
ボス「おう…思ったより軽いな…。次はどうだ」
2「うぃー。俺は午前の紅茶を午後に飲んだっす。あ、来客にも何も言わずに出してやりましたよ。それと、2カップ満足アイスを5個食べてお腹壊したっす。いてて…。あ、でも、夜食を毎日食ってるっす」
ボス「はあ…。んで、次は」
3「僕は洗濯物にティッシュを入れて、ギリギリに提出物のサインを頼んで、ゲームしながらポテチ食べました。あ、あと…」
ボス「あー、もういい。もういい。お前らなあ、もっとでかいことしろよ。せっかく作った悪の組織だぞ」
3「そう言われましても…。何をするかとかわからないですし」
2「俺だって禁忌犯してますって!」
3「禁忌って言ったって食べ物のことじゃん。やるなら神様の怒りに触れるようなことしなきゃ。僕みたいにね」
1「いや、お前もだぞ。お前のしたことで誰の怒りを買うっていうんだ」
3「お家の母親!神様みたいなもんだよ。怒ったらご飯抜かれるかもしれないじゃないか」
1「子供にそんなことしたら虐待だぞ。それこそ悪事だ。」
ボス「あー、うるさいうるさい!なんてお前らは平和なんだ!平和ボケしてる!もっと世界や人に迷惑になるようなでかいことだ!お腹を壊した?お前しか困ってないじゃあないか」
2「え、そんな悪いことしたらみんな困りますよ!申し訳ない!」
ボス「だから、それを狙っているんだよ」
3「でも、血とか怖いし、怒られたり捕まったりするのもやだからな…何ならできるんだろ」
2「え、そこまでするの?!」
ボス「そこをなんとかしろよ、世界征服するんだろ?!」
1「お前らはいい子ちゃん過ぎるんだよ」
ボス「いや、お前もな?3人それぞれ日常でやることすぎるんだよ。部下1も横断歩道がない交差点を渡っただけって知ってるんだぞ」
1「え、そんなこと言ってないのに!なんで__!」
ボス「そりゃあ見えていたからな。ちょうど通りかかった」
1「いいように伝えられたと思ったのに…」
ボス「オレのことを騙せると思うな。反逆で追放か殺られるか、どっちがいい」
1「そんなぁ!お助けください!」
ボス「次やったら殺すからな」
1「助かった…」
2「ねーえ、たかが子供の秘密基地でそんな厳しいことある?」
3「おい!雰囲気壊れる!」
ボス「俺らで世界を征服するんだろ、こっちのほうがい
いじゃん」
2「この地区一帯の話じゃなくて?」
ボス「そうだけどさあ。」
3「じゃあさ、征服の第一歩として、こんなちっちゃい秘密基地じゃなくて、この裏山全部を俺らのお城にしようぜ」
1,2,ボス「さんせーい!」