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翌日。
オレは何故か皆より1時間早く起きていた。
時刻はまだ6時だ。
亜鉛「…あ〜〜〜〜……寝れねぇ」
二度寝をしようと試みたが、どうしてか頭が冴えて寝れなかった。
そういえば、と昨日の記憶が蘇る。
何故かしらんけど白金の呼びに普通に答える水銀。
何故かしらんけど普通に個人の話しだす白金。
何故かしらんけど水銀に朝起こしてくれと頼む白金。
何故かしらんけど普通に白金が朝弱いの知ってるらしい水銀。
…ほんとになんなんだよ!?!?!?
まじで!!!!オレキャパオーバーしたぞあれ!!!!!
銅に至っては暴走しだしたし!!!!!!!
誰か!!!Help me!!!!!!
亜鉛「あ〜〜〜余計に寝れねぇ…!!!落ち着けオレ…!!!落ち着け!!!!!」
オレが枕に顔を押し付けて布団の中で悶えていると、
ふと銅の昨日の発言が蘇った。
…(ピー−)とか(バキュンバキュン!!!)とか(ドーーン!!!!)………
いやいやいや…!!!
大体…白金と水銀だぞ!?
あの白金と水銀だぞ!?!?!?!?
感情とか欠片もなさそうなあの冷酷極まりなくて無駄に神々しいあの白金と!!!!
面白さ以外の全てどーでもいいやっ☆って全てを投げ出したような顔したあの水銀だぞ!!!!
いつからそんな仲に…!!!
……考えるのを、やめよう。
これ以上は、本当にまずい。
いやそもそも、その…仮にヤッたとしてどういうシチュとプレイでどっちが女役…!?
そもそも仮に付き合ってたとしてどういう告白を…!?!?
告った側どっちだよ!?!?
どっちも予想つかねぇよ!!!!!!!!!
……いやそういうのに興味あるとかそういうのじゃなくてだな!?!?!?!?!?
つか、なんで考えてんのオレ!!!!!
亜鉛「…でも仮にそうだったとして…ほんとにどっちが女役だ…告ったのどっちだ…???」
昨日の感じだと一周回って白金が女役やってそーだけど…
告白自体は白金からのような気も…
いや三周回って子供っぽくて無邪気(?)な水銀が女役な可能性も…
………オレは何を考えてるんだ!?!?!?!?(悲鳴)
亜鉛「あぁもう…!!!銅が変なこと言うから…!!!!!!」
オレは暫く布団の中で悶えていた。
時計の長針が一周し、朝支度を終え、今は朝食を食べている。
あの後、ちゃんと目覚まし時計をセットしていた水銀が起きて、
普通に白金を丁寧に揺さぶって起こしてた。
…
……夫婦なのか???????
そんなこんなだから、オレは今彼らを直視できない。
何故かって???
朝っぱらからあんなこと妄想したんだから直視できないに決まってんだろ!!!!!!(迫真)
銀「…そういえば亜鉛はん、妙に視線が泳いではりますね」
どうしてこの人こういう時そういうのに敏感なの。
ねぇ。
亜鉛「え〜…?い、いや、そんなことないぜ〜…?」
なんとか目を逸らして誤魔化すと、銀さんは『ふ〜ん』と何かを疑うような声で朝食に戻った。
…勘付かれてないよな!?!?大丈夫だよな!?!?!?
知り合いで!!!考えちゃったって!!!!
気づいてないよな!?!?!?
水銀「ねーねー白金、この魚なんか骨多くなぁい?」
白金「小骨…だな。気になるなら私が取るが」
水銀「え〜?やっさし〜!!!」
白金「……静かに食べろ」
はい、今一番聞きたくない会話が耳に入った。
huh〜〜〜〜???私が取る????何いってんだ???????
それやってること完全に夫婦なんだが???huh〜〜〜〜〜????
どっちが告ってどっちがプロポーズしたんだい???
huh〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜????????(宇宙猫)
なぁ、これどうしよう。
銅に聞いてもどうせ下ネタしか言わねぇしアイツ。
亜鉛「…お前ら付き合った????」
白金「…は???」
気がついたらそう質問していた。
いやだって…!!!
なんか、なんか、
なんか抑えられなくて…!!!!
水銀「どこをどうみたらそうなったの?」
亜鉛「…んぇえ?????」
あれ、付き合ってない??
あれ、じゃあもう既に夫婦????
あれ、もしかして照れ隠し的ななにか?
…いやそれにしてはどっちも真顔だしないな。
隣席でソレを聞いていた銅がオレに向かって味噌汁を吹きだした。
手はグッドポーズをしている。
あとで覚えとけよお前。
亜鉛「…い、いや…すまん」
なんかもう羞恥で死にそうで、
それ以上言葉を紡ぐのをやめた。
あの朝の事件が終わって、数刻後。
オレ達は金が貸し切った店にいた。
金「好きなの選んでいいぞー!!…一人500万円な!!!」
銅「500億か…」
金「500万!!!!!!!!!!」
鉄「500億ならあれとあれとあれと…」
金「だーー!!!勝手に上限金増やすなぁ!!!!」
大人気なくそんなやり取りをしているのを横目に、オレは適当に気に入ったアクセを手に取った。
…これきれーだな…白金が水銀にプロポーズする時こーゆうの選びそう..
あ、これダイヤモンドの中に金入ってんのか…?高そ−、すげぇ綺麗…
これはゴージャスだから金が選びそうだな…
…っていかんいかん!!オレはまだまだ普通の人間(元素)です!!!!!
銀「…ねぇ金はん、これ、貴方にプレゼントしますわ」
いつの間に買ってきたらしい、銀が綺麗な指輪を金に差し出していた。
…ちょっと待てお前ら夫婦だったの????え????あれですか????
式挙げる前の恋人同士ですか???huh〜〜〜〜〜〜〜〜〜????
いやいやおかしいでしょえ???普通ブレスレットとかイヤリングとかブローチとかでしょ????
あれ???結婚式用の指輪????n回目のプロポーズかなんか??????
ちょっとまて、昨日から情報量が多い。多すぎる。
少し整理しよう。
白金が水銀の名前呼んだ→水銀がフツーーに白金と話した→距離感おかしいのに付き合って”ない”→金と銀が恐らく恋人同士←今ココ!!!
いや今ココじゃねぇよ!!!!!!!(迫真)
オレは!!!さっきから!!!!何を!!!!!
かんがえてんだぁあああぁぁぁ…………(撃沈)
金「え、いいのか?今回は俺様が買ってやるつもりだったんだが」
銀「貴方にはお世話になってますさかい。遠慮のうどうぞ」
金「え、あ、えっと…ありがとうな…///」
!?!?!?!?!?!?
金が!!!!!!!あの金が!!!!!!!!
人前で弱みとか絶対見せないような金が!!!!!!
デレた…!?!?!?!?!?
いやあれはもう付き合ってるだろ式いつだよ(洗脳済)。
というか今回はって何???前回があったってこと??????
プロポーズ何回目???????
鉄「あの二人、お似合いだよねぇ」
近くまで来ていた銀が、オレに話しかけていた。
あぁ、やっぱ付き合ってるんだなあの二人…お似合いってことはそういうことだよなきっと
鉄「でもあの二人ともあれで付き合ってないんだって。変だよね〜」
亜鉛「huh????????」
いやいやいや距離感。
距離感おかしいから。
あれどう考えてもn回目のプロポーズ的なシチュだろあれ!!!
亜鉛「…鉄さん、オレてっきりn回目のプロポーズ現場かよって思っちゃったんだけど」
鉄「私も〜。さっさとくっつけばいいのに〜、全く尊いんだから〜」
なんか鉄さんから銅と同類の匂いがしたが気の所為だろう。
きっとそうだろう。
亜鉛「はぁ…オレもう疲れた…あっ」
亜鉛「そういえば白金と水銀って…」
そういえばさっきから話してるの見てないなあの二人。
なんかずっとお喋りしてそうだったけど…
鉄「あぁ〜、水銀なんか別のお店行ったらしいよ。そろそろ帰ってくるんじゃないかな?」
亜鉛「あぁ、水銀らしいなそれ…」
一体どこの店に行ったんだアイツ。
そんなこんなで時間が過ぎ、そろそろ次の宿に行く時間だった。
金が部屋について言及しようとすると、何かを思い出したかのようにその場で静止した。
銅「…どうした?」
金「いや…」
金「…水銀いなくね???」
…あっ。
そういえば、と周りを見回しても、水銀の姿はない。
…ちょっと待てまだ別の店行ってたわけ!?!?!?
いや別にいいんだけど…えぇ、なんか…
個性的だな…(唖然)
白金「…私の管理が足りていなかったようだ…すまない」
いや私の管理ってなんだよ。お前あれか??水銀を自分の物として見てるわけ????
それはそれでイチャイチャしてるってことだよな。
水銀いないのにいちゃつくのやめろよ…(((
鉄「ん〜おかしいねぇ…迷子かなぁ…」
銀「…いてはりますよ。ほら、あそこ」
白金「!?!?!?どこだ?」
いややっぱ水銀第一で考えてますよね貴方ァ!?!?!?!?(発狂)
あぁなんか今日色んな方向に開拓された気がする…もうやめて。
水銀「あ、いたいた!!!ねー白金、これあげるっ」
水銀が白金に向かって、何かを取り出す。
それは…赤と白の入り混じった薔薇だった。
…ん?????
白金「私に?」
水銀「ん!!白金ぽいな〜て思ってさ!!」
白金「………そうか」
…え????え、何????こっちもプロポーズ????
公開プロポーズ????はい?????えっ(キャパオーバー)
勿論誰もすぐに何かは言わなかった。
というか言えなかった。
…が、そんな空気を金が一瞬でぶっ壊した。
金「あぁそれで、部屋なんだけどな、部屋3つ取ってるから…」
それでじゃないですよ??????(宇宙猫)
…ちょっとまてこれって2人組×2と3人組だよな多分???
てことはもしかしたら金・銀さんと白金・水銀と残りのオレら?
…いや普通に女子二人組とじゃんけんかな。
いやでも是非そこの二ペアを…
銀「2人組×2と3人組どすな」
白金「それなら私と水銀で1部屋だな」
金「んじゃ、銀は俺様がついてってやるよ」
銀「わかった。ほな、それでええ?」
銅「嗚呼」
鉄「どうぞどうぞ〜」
……オレ、何も言ってないのに。
なんかオレが言う前に決まったんだけど。
…いややっぱどっちも付き合ってるだろどう考えてもッ!!!!
おかしいだろこれで付き合ってないの!!!
おかしいって!!!!!!!!!!!
銅「……今度こそ(ピーー)するかもしれないな…」
銅゛て゛め゛ぇ゛変゛な゛こ゛と゛言゛う゛な゛!!!!!!
…どうすればいいんだよ、これ…(泣)
そしてその日の夜。
事件が、起きた。
オレが夜中にトイレへ行って用を済ませ、
部屋に戻ろうとした時。
…いや、聞く気はなかった。
一切。
絶対に。
なかった。
部屋の扉を開けようとすると、
右隣の部屋から話し声が聞こえた。
金「…まだ起きてる。寝れないのか?」
銀「あぁ…えぇ、まぁ。どないしても、落ち着かんと。」
金「そうか…なら、俺様と月でも見ないか?今日満月らしいしな!!!!」
銀「あら、そらええどすな。貴方と見る月は、きっと綺麗やろうし」
金「…そ、そうか…///よし、緑茶も淹れてくる!!!!!」
銀「えぇ、あんがとさん。」
…
…
…
待って!!!!!!!(叫び)
やめて!!!!なんか開いてはいけない扉が本気で開きそう…!!!!
何!?!?貴方と見る月はきっと綺麗だと!?!?
huh〜〜〜〜〜?それ実質告白では〜?
huh〜〜〜〜〜???金は金でなんで照れてるだけなんだ〜〜〜〜???
告れよ男だろ(真顔)。
さっさとくっついてくれ…(悲願)
オレが部屋の扉の前で悶えていると、今度は左隣の部屋から話し声が聞こえた。
白金「…まだ起きてるのか」
水銀「え?まぁね〜!!さっき渡した薔薇、水替えとこって思って!!!」
白金「…私がやる」
水銀「え?いいけど、几帳面だねぇ、白金も」
白金「お前からの貰い物だからな。大切にしなければならない」
水銀「やだ、ロマンティック〜!!白金もロマンチストなんだね〜〜!!!」
白金「……別にそういう訳ではないんだがな」
〜ここがイケないポイント!!!!〜
・寝起きが弱いであろう白金が水銀で起きた
・水銀が白金にあげた薔薇の水を替えてる
・白金の『私がやる』発言
・恐らく”水銀からの貰い物”だから大切にしたい←ココ重要!!!!
・その後の水銀の軽口
_____嗚呼。
オレは脳内でこれを瞬時に理解したと同時に、気がついてしまった。
オレ、もう戻れねェ…
この沼からッッ!!!!!!!!!