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「おはよ玲花」

「あ、紫乃おは、、あっねえ上岡に告白されたってほんと!?」

「え、あ、うん」

上岡が話したのかな。宇治しか聞いてなかったはずだし、宇治が誰かに話すとは思えない。

「さっき上岡と会って昨日紫乃に告白したって言われて」

「上岡そういうの話すんだ」

「紫乃と上岡仲良かったしなあ、、ていうか紫乃この前も6組の人に告白されたんだよね、佐倉くんだったっけ?」

「うん、佐倉くん」

男子バド部の人で部活中や部活帰りによく会う。同じ中学だったけど、中学ではほとんど話したことはなかった。

「佐倉くんとは最近なんかあったりした?」

「部活のときに会ったら話すくらい、、かな、あとはLINEでとか」

「そっか〜、でも紫乃って告白されるときほとんどが今すぐじゃなくて大丈夫だからって感じだよね、友達からよろしくみたいな。佐倉くんもそうだし」

「、、ああ、うん、確かにそうかも」

「いや〜でも私が男子だとして紫乃に告白するってなったら私もそうするなあ〜、付き合ってくださいって言ったらごめんなさいで終わりだし、、なんとしてでも紫乃と仲良くなりたいもん」

「玲花はいっつも言い過ぎだよ」

「言い過ぎてないって!!もっと自信持ちなっていつも言ってるじゃん!!」

「声おっきいって」

玲花ははっと横を見てまた私を見た。

「そうやって話してるうちに紫乃が好きになったりすることもあるかもしれないし、紫乃が誰を好きになろうと紫乃の自由だから私は口出しできないけど、、変な男が近寄ってきたときは私が守るから言ってよ!」

「あはは、ありがとう、玲花のことは頼りにしてるよ」

玲花は本当にいい子。


「幡中」

後ろから声がして振り返ると宇治がそこに立っていた。

「これ幡中の?」

宇治は手を私に差し出した。

私がいつもかばんに付けているキーホルダーだった。かばんを見ると付いていなかった。

「あっ、うん私の」

「部室に落ちてた」

「ごめん、ありがとう」

宇治は自分の席に戻って行った。

「宇治の部室?」

「うん、昨日美術室の前で上岡と話してて」

「宇治って美術部なんだ、そんな宇治と仲良くなったの?」

「仲良くなったっていうか、、いっぱい綺麗な絵があって気になったから見せてもらっただけだよ」

「そっ、か?紫乃美術とか結構好きだもんね」


チャイムが鳴り前を向いた。


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