テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第四話 デジタル・ラビリンス
エリックは暗号の解析に集中しながら、倉庫内を素早く移動した。遠くから敵の足音が迫る。
「時間がない…!」
端末に映し出された謎のコードは、複雑な多層暗号だった。解除しなければ、敵に追いつかれてしまう。
「レーザーセンサーか…仕掛けがあるな。」
エリックは素早く部屋の端に隠されたレーザートラップを避けつつ、暗号解読に没頭する。片手でコードを入力しながら、もう片方で敵の侵入を警戒。
「解除成功…だが、次は物理的なロックが待っている。」
背後のドアが轟音と共に開き、複数の敵が襲いかかる。エリックは反射的にガラス瓶を投げつけて閃光を作り、敵の視界を奪った。
「今だ!」
床の隠しパネルを踏み、地下へ続く秘密の階段が現れる。狭い通路を全速力で駆け下りるエリック。
暗闇の中、彼は壁に浮かび上がった次の暗号を読み解く。
「“オリオン座の七つ星”…これは座標か?」
スマホで地図を照らし、次の目的地が判明した。
「これが真の狙い場所か…急がなければ!」
背後から迫る敵の銃声と爆破音。追撃者をかわしながら、エリックは次のミッションへと走り出した。