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注意!
・捏造
・奇病パロ
・学パロ
・苦手な方は逃げて!
・名前をお借りしておりますがご本人様とは一切関係ございません。
今回はbrさんとkrさんが登場します。
『Broooockさん×瞳遷病』
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僕には表情が無い。
代わりに感情によって瞳の色が変わる。
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君はいつもニコニコしている。
でも、瞳の色はコロコロ変わる。
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そんな僕/君が不思議だ。
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いつもの退屈な朝。賑わう教室。季節の変わり目を告げる紅葉。
そんな中で、君はいつも俺を待っててくれる
br「きりやんおはよ〜」
kr「おはよ〜Broooock〜。」
いつも君はニコニコしながら挨拶する。
俺もすかさず挨拶を返す。
その時はいつも瞳は桜色で満たされていた。
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休み時間。誰かと誰かが話す声。
br「次の授業なんだっけ。」
何気なく、僕は話題を振る。
表情が無くとも君はそばに居てくれる。
kr「待って次国語じゃね!?」
君は表情豊かだ。羨ましいぐらいに。
でも、1つ気になることがある。
kr「………………」
君はいつも、不思議そうに見つめてくる。
僕の奇病に気づいているように。
_______
学校の帰り。誰かのため息。
kr「またな!Broooock!」
不思議だ。朝は桜色だった瞳が
今は深い青色に染まっている。
br「うん、またね…!」
無理をしているように、彼は声を張った。
…なんで君は瞳の色が変わるの?
_______
次の日。教室で1人。きりやんを待つ。
でも、その日は
きりやんは学校に来ることは無かった。
br「……」
心にぽっかりと穴が空いたような感覚だ。
彼じゃなければ埋まらない。そんな穴が。
昼休み。僕は独りで屋上にいる。
…何も残らない。
不安な気持ちが押し寄せてくる。
ポロポロ
br「…あれ?」
なんで、僕泣いてるんだ?
表情は無いのに…なんで?
窓に反射する僕を見れば…。
いつもと変わらない表情の上に涙を伝わせる僕が写っていた。
帰り、何も無い静寂。
昼休みに窓を見た時。僕の瞳は光が無かった
ただただ、真っ黒な闇に染まっていた。
_______
次の日から君は…
kr「……」ブツブツ…
br「…」
話しかけなくなった。
_______
綺麗なオレンジ色の光が、海に煌めく夕方。
俺とBroooockの距離は遠くなってしまった
互いに話さなくなった。
kr「きっと…俺のせいなんだろうな…」
Broooockのニコニコ顔は変わらないが、桜色や黄色の瞳を見せてくれない。
ここしばらくは、黒い瞳しか見ていない。
Broooockの事を…分かってあげたい…。
そう思ったんだ。
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きりやんと話さなくなってから、1週間がたった、金曜日の帰り。
徐々に静まってゆく廊下。オレンジの光が差し込む窓。
そんな中で、君は僕に話しかけた。
kr「なぁ…Broooock、この後…会える…?」
少し不安げに聞いてきた。
何を言われるんだろうと僕も不安になる。
でも、彼と話せるいい機会だから…。
僕は外をチラッと見て、答えた。
br「…じゃあ、夜の屋上で待ってていい…?」
彼は少し安心したように微笑んだ。
kr「うん。ありがとう。」
そんな彼からの声は、何よりも優しかった。
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俺が屋上に行けば、Broooockはもう居るだろう。
今日は満点の星空。その星は彼の笑顔を、瞳を飾ってくれる光となるだろう…。
ガチャ
俺がドアを開けた先には、Broooockが居た
彼の目は、深い青色に染まりきっていた。
…もう、言うしかないんだ。
kr「Broooock…少し言いにくいんだけど…」
br「…!」
Broooockは身構えていた。
あぁ…Broooockの持つ不安を掻き消せる光になりたい…。
kr「Broooock、誕生日おめでとう!」
そう言って、俺は誕生日プレゼントを差し出した。
br「!?」
彼の瞳は、一瞬にして幸せの黄色へと変わった。
br「き…りや…ん…」ポロポロ
彼は涙を伝わせる。
表情はさほど変わらないが、涙を流す。
……………………………………。
kr「なぁ…Broooock、お前瞳遷病じゃないのか?」
br「え…!?」
彼は相当驚いていた。
病名までは知るまいと思っていたのだろう。
kr「瞳遷病って、表情がないんだよな…?なら、なんでBroooockは涙を流せるんだ…?」
あの日、どうしても気になり…Broooockの事を分かってあげたくて…必死に調べた。
悲しいような気もしたが…俺にとっては魅力的だったんだ。
br「……涙だけは…出るんだよ…。」
不思議な回答だったけど少し分かる気がした
つまり…
kr「涙は…表情に含まれないのか!」
br「…!そうなんだ…!ふふっw」
kr「あ!笑った!!w」
表情が無くとも、君は気持ちを伝えられる。
君は自分だけで光らずに、太陽に照らされてこそ光る月みたいだ。
だからこそ
君は、誰よりも感情豊かなんだ。
_______
君は誰よりも表情豊かで、僕のことを照らしてくれた。
誰かを常に支えて、僕のことを想ってくれる。
…僕を月と例えるなら
kr「え!そうなの!?あはははッw」
…君は太陽だ。
そんな君が眩しくて仕方がなかった。