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実況者様×奇病 小説短編集

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実況者様×奇病 小説短編集

3 - 誰もが見惚れる軽やかなモノ【血漿変蝶病】

♥

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2024年01月30日

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注意!

・流血表現アリ

・捏造

・奇病パロ

・名前や企画名をお借りしておりますが

ご本人様には一切関係ございません。

今回は基本gtさんとtrさんが出てきます。

(友情演出?でかねごんさんも…)

『ぐちつぼさん×血漿変蝶病』



_______

全員が弓を持ち、張り詰める緊張感。

掠れる声、流れる鮮血、響き渡る雷鳴。

そんな中、俺はずっと戦い続ける。

gt「オラオラオラオラァ!!」

狂ったように矢を放ち続ける。

なんでかって?

それこそ、【殺し合い】だから。

飽きないから。

それが【ぐちつボウ】だから。

それしか理由は無い。

tr「ちょっwぐちさん暴れすぎww」       「よくないねぇ〜w」

たらこも、そんな俺のテンションに付き合ってくれる。流石だなぁ…w

_______

俺の今回の能力は速射。

相方のたらこは跳躍。

バランス良いな…。

tr「え、バランス良すぎね?w」

流石にたらこもそう思うよな。

gt「良かったー、セットしといて(冗談)」

冗談だけど、本当に疑われそうですね。

そんな笑い話をしながら、俺達は戦場に降り立つ。

ここから、本当の【殺し合い】が始まる。

_______

ドカーン!!!

tr「あれ、かねごんもう死んだらしい。」

響き渡る雷鳴と共に、通知が来る。

gt「え!wマジかww」

そして、それに伴っていろんな場所から 矢を放つ音が聞こえてくる。

鳴り続ける通知音。

かすかに聞こえる絶叫。

誰しもが持つ殺意。

それで満たされていく。

gt「うーしっ、喧嘩売ってくるかw 」

暇すぎたんだ。衝動が抑えきれなかった。

そこらじゅうで、キラリと光る鮮血は、俺等を導いているようだった。

_______

残り人数も減ってきたところ。

俺達に限界が訪れようとしていた。

肌は傷だらけになっているが、痛みはない。

ゲームだから。

フワフワ…

…一瞬、視界の端に赤黒くヒラヒラ舞う物を見たような気がした。

…そういえば

…俺の流した血は…?

tr「待って!死ぬ死ぬ死ぬ!!」

ドカーン‼

そんなくだらないことを考えていたら、たらこが殺られてしまった。

ドスッ

gt「…!」

たらこの声と自分の腕に刺さった矢で我に返った。

gt「やっべッ… 」

まずい…あと一発で確実に死ぬ…。

俺は懐から回復薬を取り出し、飲もうとした。

パリンッ

あーあ。俺のゲームが終わっちゃった。

俺は心臓を一発。狙撃によって撃ち抜かれた

死の間際。視界は霞んでゆく。

動きはスローモーションに見えた。

俺の視界を赤黒い蝶が横切る。


軽やかに舞うその姿に見惚れた。

綺麗だった。

血のような色をしていても。

このゲーム…世界において、一匹だけの

奇妙な美しさを羽ばたかせる蝶だった。

そんな事を思いながら、俺は意識を手放した


俺が死んだあとも、蝶はその周りを美しく舞っていたらしい。

その蝶は誰もが羨む程に、軽やかに。

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