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()心情、「」セリフ
M「ねね、あの子行方不明になったんでしょ?」
O「隣のクラスの?」
M「そそ!怖いよね~…」
O「うちの学校の裏山で見たのが最後だったらしいし、裏山に何かあるのかなぁ…」
M「怖い事言わないでよ~!」
O「ごめんって~w」
「…へぇ。」
少し涼しくなった夏の夜、私/僕は裏山に来た。
行方不明になった子は、私/僕の友達だからだ。
「暗ッ…」
(早く見つけて帰らないとッ…)
リィンッ…
「えッ?」
突然、奥から鈴の音が鳴った。そっちの方向を見ると少しだけ明るくなっているのが見えた。
「ッ…」
でも、そこに行ってはいけない気がして、私/僕は近くにあった木の陰に隠れた。
リィンッ…リィンッ…
鳴り止むことを知らないのかと思ってしまう程、鈴の音が鳴り止まなかった。
(早く終わってッ…)
震える体を抑えながら、そっとそちらを覗きこんだ。その瞬間、私/僕の顔が真っ青になったのが分かった。
👑「…」リィンッ…
🍵「…」リィンッ…
先頭には、顔に何かの紙を貼っている人達が杖に付いている鈴を鳴らし、
🌸「…」
📢「…」
中心には、笠を深く被って顔の見えない人達がゆっくりと歩き、
🦈「…」
🍍「…」
最後には、仮面を顔に付けた人達が俯くくらいの角度で歩いていた。
(何ッ…これッ…)
何も考えられなくなる程、体が震えていた。
カサッ…
「ッ!」
(ヤバッ…)
🦈「…!」ピクッ
🍍「…」ピクッ
足元にあった枯葉を踏んでしまい、後ろにいる2人に聞こえてしまった。
(一か八かッ!)
「ッ…」タッタッタッ…
👑「…!」
🍵「…追うよ。」
🌸「了解。」
📢「ん。」
🦈「は~い」
🍍「ん~」
「はッ…はッ…」タッタッタッ…
私/僕は暗闇の中を彷徨うように走り続けていた。彼らから逃げるために。
(お願いッ…来てませんようにッ…)
そう思いながら角を曲がった。その瞬間、時間が止まった気がした。
🍵「…」
「ひっ…」
先頭に立っていた人に見つかったから。
「い、嫌ッ!来ないでッ!!」
🍵「さぁ、供に逝こう。」
「えッ…」
彼の言葉に息が詰まった。
🍵「…」スッ
「嫌ッ…やめてッ…」ポロポロ
叫ぼうとしたが、なかなか声が出ない。
🍵「…罪人不退輪廻生命。」
そう言った瞬間、私/僕は頭を切られた。
M「また行方不明の子出たんでしょ?」
O「しかも同じクラスって…」
M「もう転校しようかなぁ…」
O「ね~…」
🍵「…♪」
🦈「すちくんご機嫌?」
🍵「2日も人が来てくれたら嬉しくない?」
🦈「まぁね~!」
🍍「2人共~」
🦈「あ!なつくん!」
🍵「暇ちゃん!」
🍍「らんが呼んでたぞ。」
🦈「あ!そうだった!」
🍵「あ~…そうだったねぇ…」
🍍「早く行くぞ~」
🦈/🍵「は~い!」