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前書き
書きたいとこだけ書いてます。
告白から付き合うところまで。
🍼🩷×💛
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「………好き。」
気付いたら勝手に口から出てた。
ずっとずっと隠してきたのに、一生言うつもり無かったのに。やってしまった。
突然想いが溢れてしまい抑えられなかった。
「え〜〜、どした?じんちゃん珍しくデレ期なの〜〜?笑」
勇斗が珍しそうな顔をしながら笑ってそう言う。いつものおふざけのノリで。
…………そうだよな。
好きって言っても、それが手を繋ぎたいだとかキスをしたいだとか、そういう好きだなんて思わないよな。
わかってた、わかってる。
初めから俺じゃ恋愛対象にならないことくらい。ただの仲間で、そこに恋愛感情はありえないって。
冗談だよバーカって笑って、ふざけて言ったってことにすればいつも通り、何も変わらない。
そう思って笑おうとした。
だけど何故だか、そんな考えとは裏腹に涙が滲んできてしまい、勇斗に見られないよう慌てて背を向ける。
「じん「うっそー、たまには言わないこと言って驚かせてやろうかと思って。」
名前を呼ぼうとした勇斗の声をさえぎって、笑いながら言ってみせる。
「じゃあ、俺そろそろメイクしてもらってくるから」
そう言って離れようとすると、パシッと手首を掴まれ引き留められた。
「……なあ、じんと」
先ほどまでのふざけた声とは違う、真剣な声。
「ちょ、なに?離して。」
「なんで泣きそうなの?」
「は?なんの話し?」
目敏いなぁ。
涙は溢れてないし、本当に一瞬しか見えなかったはずなのに。
「さっき、一瞬泣きそうだったじゃん」
「はい?佐野さんの気のせいじゃないの」
「…じゃあ、こっち向いて」
「やだよ。俺メイクしに行くんだって」
「まだ時間大丈夫でしょ」
「や、早い方がいいから」
「じんと」
「もーしつこいって」
「仁人、こっち向いて。」
「……はぁ〜〜、わかった。」
僅かな間、ぎゅうっと目を瞑り気合いをいれる。いつも通り、いつも通り。
くるりと勇斗の方を向き、顔を合わせる。
「これでいい?別に泣きそうな顔してないでしょ。」
そう言って呆れた顔をしてみせる。
いつも通りの、俺でしょ?
勇斗は真剣な顔して俺を見てる。
あぁ、格好いいな…ムカつくくらい、綺麗な顔……。
あまりにも俺の目をじっと見つめてくるから、動揺しそうになる。
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「仁人、俺の勘違いだったらごめん。」
「………はい?」
「違ったら殴ってもいいから」
突然そんなことを言い出す勇斗に、意味がわからず、顔をかしげてしまう。
「え?急になにっ…んむ!?」
どういうことかと問い掛けようとしたその時、勇斗にキスされた。
え、え、え?どういうこと??
動画とかで『さのじん』がどうのこうのってふざけてるときでも、唇にはキスしたことなんてないのに、なんで…?
混乱してると、ちゅっとリップ音をたてて唇が離れる。
「は、え…なっ、なん」
「さっきの好きって、こういう好き?」
そんなことを聞かれ、さらに混乱する。
「へぁ?、ゃ…ちが」
「ほんとに?」
「…ほ、ほんとっ…」
「………」
「………」
「俺は、…こういう好きなんだけど」
勇斗の言葉が理解できない。
こういう好きって…?
そう思ってると、またチュッとキスをされる。
「…んっ…!?」
ますます頭が混乱する。
「ははっ、じんと、顔真っ赤」
唇を離した勇斗がくしゃっと笑ってそんなことを言ってくる。
「な…んで、ちゅー、するの…」
「仁人のことが好きだから」
「え」
「手を繋ぎたいしキスもしたいし、付き合いたい。そういう好きだよ。」
「うそ…」
…夢?俺、白昼夢みてるのかな?
「嘘じゃないし夢でもないよ。仁人は?」
「え、あの…、…え?」
「さっきの好きは、俺の好きと同じ気持ちだと思ったんだけど。」
「………………」
「泣きそうな顔みてまさかって、俺の都合のいい妄想かなって思ったんだけど、………その顔はさ、俺の勘違いじゃないと思うんだよね。…俺は仁人が恋愛感情で好きだよ。仁人は?」
まさか、そんな…勇斗が俺のことを好き?恋愛感情で…?ほんとに?
「………おれ、」
「うん」
「おれも、…勇斗が、………そういう意味で、すき。」
そう伝えると嬉しそうに笑う勇斗。
「!!すげー嬉しい、好き、仁人…愛してる。俺と、付き合ってください。」
「…っ…はい!」
俺がそう答えるとぎゅうっとハグされる。片想いだと思ってたのに、まさか両想いなんて…。
嬉しいなって思ってたら勇斗がでかい声で叫ぶ。
「あ〜!!!仁人と両想いとかサイコー!!」
「ちょ、ちょ…うるさい!誰かに聞こえたらどうするのっ」
「みんなに言いふらしたい!!!仁人は俺のですって!」
「………ダメだからね。」
「えーー…ざんねん。」
言いふらされたら困るけど、嬉しそうにそんなことを言う勇斗が可愛くて仕方ない。
「……すき。」
「〜〜〜!!!じんと、可愛すぎ」
好きって言っちゃった時はやっちゃったなぁなんて思ったのに、まさか付き合えることになるなんて…まだ夢見心地だ。
「じんと、キスしていい?」
「……聞かないでよ」
さっきは勝手にしてきたくせにお伺いを立ててくるから、恥ずかしくなってふいっと顔をそらしてしまう。
「いつでもいいってこと?」
俺の顔を覗き込んでニヤニヤした顔でそんなことを言う勇斗。
「………ん。人いないときだけね。」
「っしゃ!」
俺の答えに小さくガッツポーズする姿に笑ってしまう。
あぁ、幸せだなぁ。
End
コメント
1件
うわあああ〜〜〜〜!!これめっちゃ良かった!!😭💕💕 「好き」ってうっかり口から出ちゃったシーンからもう胸がギュッてなったし、勇斗が「泣きそうなの?」って真剣に問い詰めるところのギャップが良すぎる…!普段ふざけてるやつが急に真面目になるとズルいよな…。 告白の流れも自然で、じんちゃんの戸惑いとか勇斗が「俺はこういう好き」ってキスで示すところ、めちゃくちゃ刺さった。最後の「キスしていい?」に「人いないときだけね」って返すじんちゃん可愛すぎるっしょ…!両想いになってよかった、おめでとう!!🙌🔥