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#ベリアン・クライアン
ぷち
296
主は仕事終わりに指輪を着けて、執事達の居る世界に行く事が日課になっていた。
その日は休日前夜で、どうやって過ごそうかと思っているとドアをノックする音が響き渡った。
「どうぞ。」
主が返事をすると、お酒を片手にハナマルが入って来た。
「お疲れ様、○○。明日は休みなんだろ?だったら俺と一緒に晩酌しない…?」
主は今週頑張った自分に対してのご褒美も兼ねて一緒に飲む事にした。
「実は…私もハナマルと一緒に飲むためにお酒持ってきたんだよね〜♪口に合うか分かんないけど、辛口が好きならこれかなって。
日本酒なんだけど…酔鯨ってやつで特別純米なんだよ〜。酸味が心地よい辛口で冷酒や料理と合わせるのに最適だし、比較的入手しやすいんだよね。」
主はカバンからお酒を取り出すと、ハナマルは主の世界のお酒が気になり主が持ってきたお酒を飲む事になった。
キッチンに行きおつまみを軽く作りながらお酒を飲んでいると、ハナマルも主が持って来たお酒が気に入ったようだった。
「…じゃぁ、◯◯の部屋行ってから本格的に飲むとするか〜♪」
「さっきまでのは余興なんだね…」
主は若干呆れながらも、お酒を飲んでいるせいか少しだけ楽しくなっていた。
2人は部屋に着きテーブルの上におつまみと日本酒を並べ、ベッドの脇に並んで座るとゆっくりと飲み始めた。
(…今日も疲れたな。)
「はぁ…」
主は思わず溜め息をついてしまうと、ハナマルは主の頭を撫で始めた。
「◯◯…あんまり無理すんなよ。辛い気持ちは俺に吐き出せばいいじゃん…安心しろ、全部ちゃんと受け止めてやるからさ。」
「…うん。」
主はハナマルの肩に頭を乗せて、ハナマルに頭を撫でてもらいながら癒されていると、ハナマルは主の肩が出ているのを気にしたのかパーカーを着直させた。
「…せっかく出してたのに。」
「風邪引くぞ。」
「着崩してたのに…大丈夫だよ。」
他愛ない会話をしつつも、2人は何処となく大人な雰囲気を醸し出していた。主はおもむろに立ち上がり、窓辺に立ちタバコを吸い始めた。
最初こそハナマルは主がタバコを吸う事にギャップを感じて居たが、今ではその理由が何となく分かったようだった。
「…◯◯、俺も貰って良い?」
「ん。」
主は紙タバコをハナマルを差しだすとハナマルは火を求めて来たが、主は自身が吸っているタバコを咥えて突き出した。
主はライターを出しても良かったのだが、ハナマルとシガーキスをするのが色っぽくて好きなのだった。
ハナマルは紙タバコを咥えて、顔を近付けていき主の咥えているタバコの先端に押し付けながら吸い、主もタバコを吸い先端に熱をともさせた。
「…ハナマル、こういう事好きそう。」
ハナマルは主が考えている事が分からないフリをしているのかいないのか、頬を緩ませながら主に聞き返した。
「ん?どんな事?」
「…キスとか、そういうスキンシップ。」
ハナマルは主が持っている携帯灰皿に灰を入れながら、主の腰を引き寄せた。
「俺がしたいって思うのは、◯◯だけなんだけどな。…試してみる?」
主はハナマルの方を見て、再びタバコを吸い始めた。
「…タバコ吸ってからね♡」
窓を開けていたのもあって夜風に当たり酔いも少し覚めたため、2人はタバコを吸い終わると再びお酒を飲み始めた。
ハナマルは先程の事もあり、主の腰を引き寄せると顔を近付けていった。主もハナマルに身を委ねて唇を重ね合わせた。
「◯◯…他の執事の前では絶対にそんな格好はするなよ?肌の露出が激しいと色々と心配になっちゃうからな。」
主はお猪口に入っているお酒を飲み干すとハナマルの上に対面で座り、ハナマルを見つめた。
「分かってるよ。…もう片付けしよっか?」
ハナマルはそういう流れになるとは思っていなかったようで、主の服の中に手を入れた。
「俺は飲みながら、◯◯としたいって思ってるんだけど?」
「どっちかにしなよ…」
主はハナマルの手を退かそうとしたのだが力で敵う相手ではなく、ハナマルは主の下着のホックを外すと服をたくし上げ主の胸に顔を埋めた。
「っ…ハナマル、」
「◯◯は1人で頑張り過ぎだ。…なぁ、俺は◯◯の彼氏だろ?だったらもっと頼ってくれても良いじゃん?」
ハナマルはそう言うと主の胸元にキスの跡を付けお猪口の中のお酒を飲み干し、再びお猪口にお酒を注いだ。
主はハナマルから降りて、ハナマルのお猪口に入っているお酒を一口飲むとハナマルの服を脱がし主もハナマルの胸元にキスを落とした。
鍛え抜かれたハナマルの体を主は指でなぞっていきハナマルの少し大きくなったものを取り出すと、口の中に咥え込んだ。
全ては入り切らず、手と口でハナマルのものをどんどん大きくさせていった。
「っ…◯◯、キツくない?」
「ん。」
ハナマルは主の頭を撫でながら快感へと導かれていき、我慢し切れず主の口から自身のものを出し主を抱きかかえるとベッドに押し倒した。
「服、全部脱いで?それとも俺に脱がして欲しい?」
ハナマルに言われ主は服を全て脱ぐと、自身のものを主の秘部と突起部に押し当てゆっくりと動き始めた。
「っん…ぁ、ハァっん…」
主の吐息混じりの嬌声はハナマルのものをどんどん大きくさせ、ハナマルが主の手に自身の手を重ね合わせると主はハナマルの手を握り締めた。
ハナマルはもう片方の手を主の秘部へと伸ばし指を入れていき、最初はゆっくりと動かしていたがだんだんと激しくなっていき主は何度も達し続けた。
「っんぅっハァっぁあ…」
「まだ解し足りねぇかもだけど、俺が我慢出来そうにないんだよな…」
「っハァ…良いよ。ハナマルからの愛なら痛みも私は受け入れられるから、ハナマルのちょうだい?」
ハナマルは少し戸惑ったが、理性よりも快楽に支配され主の中へとゆっくり入れ始めた。
「っん゙ぅ゙…ぁ、ハァっぁ゙あ…」
ハナマルのものが中に入っていく度に主は苦悶の表情を浮かべ、申し訳なさそうな顔をしたハナマルは主の頭を撫でていた。
「ごめんな…しばらくこのまま馴染むまでいるから大丈夫だ。」
ハナマルは主の頭を撫でながら額にキスを落とし主の唇に自身の唇を重ね合わせ、しばらく動かずにただひたすら唇を重ね合わせていった。
「…もう大丈夫か?」
主が頷くとハナマルはゆっくり動き始め、主はただ甘く縋るような声で時折吐息混じりの嬌声をあげハナマルの耳をくすぶり続けた。
「っぁ…ハァ…ぁぁ゙っハァ…っんああ!」
(大好きだよ、ハナマル。サボり癖はあるけど常に私の事は考えてくれてるのは、ちゃんと分かってるからね。)
ハナマルの動きはだんだんと早くなり、激しく主の中を掻き乱していった。少しでも楽になるように主の突起部を触り続けた。
「っんぅ゙…ハァっぁああ!…ハァっぁ゙あっん゙ぅ゙」
(俺が受け止めてやるって言ったのに、結局は◯◯に甘えてんな。俺が◯◯にしてやれる事は何だってしてやるからな。)
ハナマルは何度も達し続ける主の中を自身のもので満たし、主の心の隙間を必死で埋めようとした。
「ハナっマル…」
「大丈夫だ。…俺がずっと◯◯の側に居てやるからさ。大船に乗ったつもりでいろ。」
「…っハァっうん。」
主の心はだんだんとハナマルの愛で満たされていき快楽へと導かれ、何度も達し続けた。
主の吐息混じりの嬌声とハナマルの吐息が色気を増していき、2人は何度も愛を確かめ合った。
†††
カーテンの隙間から朝日の眩しさを感じて主は目を覚ました。
「っん〜…」
主は片付けが終わっていないテーブルの上を見て気怠そうにベッドから起き上がり、服を着て片付けを始めた。
ハナマルは横目で主が片付けをしている様子を見ていたが、主は起きている事を知っているのかハナマルを叩き起こした。
「…もっと寝ていたいんだがな〜。」
「ん〜…じゃぁ、後でお昼寝が出来るところに案内してよ。私も一緒にお昼寝するからさ。」
主がそう言うと、ハナマルは扱いが上手くなったもんだなと思いながら、朝食を食べ終わると、昼寝が出来る場所へと案内した。
「芝生の上に寝転がるのもなかなか気持ち良いもんなんだが…主様をこんなところで寝かすのもなぁ〜」
ハナマルは一応、執事として色々と考えている様子だが主は気にせずに芝生の上に寝転がり隣に来るようにジェスチャーした。
「フッ…じゃぁ、主様の隣に失礼してお昼寝でもしようかな♪」
ふかふかの芝生の上で主とハナマルは寝転がり向かい合って目を瞑った。そよ風が時折吹いてきて木々を揺らし、まるで子守り歌を歌っているようだった。
「ん?…主様とハナマル?丁度良い。俺も此処で寝てりゃぁ誰も文句言えねぇだろ。」
通りがかったボスキは主の隣に寝転がり、風が揺らす木々の音と鳥のさえずりを聞きながら目を瞑った。
「っ、ハナマルさんは一体何処でサボっているのでしょうか…あ、見付けました!ハナマルさん!今日という今日は許しませんよ…って主様!?」
ユーハンは川の字で、主を挟みハナマルとボスキが気持ち良さそうに寝ていた。
どうしたら良いものかと悩んだが、3人をそのままにして他の執事達の仕事のサポートをしようとその場から離れていった。
fin.
次回☂️🏮
コメント
1件
うわ、14話お疲れさまです!今回めちゃくちゃ大人な雰囲気でドキドキしました…。タバコの火移し、シガーキスってやつですよね、あれすごく色っぽくて印象的でした。ハナマルが主様の肩出しを気にしてパーカー直すところ、「風邪引くぞ」って言いながらも嫉妬混じってる感じが良かったです。ラストの川の字で昼寝、ボスキも混ざってるの笑いました。ユーハンの反応も含めてほっこりしました〜。