テラーノベル
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ふぁ〜。ねむ。
いつもより早い電車に乗る。まだ早いからか、人は少ない…
ガラガラの電車に乗って端っこに座り荷物を抱える。
するとすぐ後ろから乗ってきた人は知ってる人だった。
ふわりと香る柑橘系の爽やかな香り。
このにおいは…涼風くんではありませんか。
ここの乗車口が一番ホームの階段に近いからね、わかるよ。車両が被っちゃうのも。
話しかけてもいいか悩んだけど、昨日の今日だし朝早いし…私が話しかけても無視だろうな。
こちらには気づいているのか気づいていないのか..涼風くんは 向かいの席に座ってすぐに目を閉じた。
綺麗な顔。白い肌に少し愛らしくも凛々しい瞳の形。通った鼻筋に薄い唇。全部ととのってる。
おまけにサラサラの髪にシトラスのいい香り。
絶対モテるじゃん。
神様は不公平だっ。
早朝だからか、まだあたたかい電車の中で電車に揺られながら目の前の彼の顔を眺める。
寝顔も綺麗だな。
って…ちょっと見惚れすぎ?
別に好きとかではない、ほら、美しい彫刻があったらジッと見るでしょ?そんな感じ。
ガタンガタン…
電車の走る音だけが耳に入る。
朝早く電車に乗ってこの綺麗な顔を独り占めできるのも悪くないな〜。
今日、この人と一緒にお泊まり…
急に意識をしてみると胸が高鳴った。
脈が早くなる。
いやいや、お泊まりって2人じゃないんだし!
みんなでだし!
何を意識してるんだ私は!!!
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