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あっという間に次の日の放課後…
「萌衣〜たずげで〜!」
なになに怖いって!
「だって〜ほら見て、期末の点数」
あらら…壊滅的だね〜
「そ〜なんだよ〜」
「教えて〜」
ごめんね…今日ちょっと用事あってまた明日じゃダメ?
「そうなんだ?萌衣が用事ってちょっと珍しい〜!」
「なになに‼︎彼氏⁉︎」
いやいや違うって!私、高校入っても変わらず付き合う気ないから!
「え〜本当〜?」
「せっかく、恋愛できるようになったのに…」
「まあいいや!何かあったら教えてね!」
何かあったらね〜じゃ
さっきの子は、中学から同じの、泉蘭 蘭は、おしゃべりが大好き!でも成績は…壊滅的…
中1の時からずっと仲良しで、高校に入ってからも同じクラスになれて一緒にいっぱい喜んだ!
「夜空さん! 夜空さん‼︎」
えっ⁉︎はい?桜音先生⁉︎
「よかった〜何か考え事でもしてたの?」
あ〜はい、ちょっと
「珍しい」
何かあったんですか?
「ああそうそう 本 書いてみない?」
本⁉︎ですか?
「うん!好きでしょ」
いや好きですけど…
「どんなのでもいいから、お願いね!」
そう言って桜音先生は、嵐のごとく去っていった
あれ?桜音先生って音楽じゃ……?何で本?
キーンコーンカーンコーン
ああ‼︎急がなきゃ!遅刻遅刻!
ってことがありまして…
「萌衣ちゃん本好きなんだ!」
はい
「僕も好きだよ〜」
どんなの読むんですか?
「主に小説…かな?」
「心さんも、本好きだよね!」
「はい!私は何でも読みますよ」
そうなんですか⁉︎
じゃあ、手伝って下さい〜
「いいよ!って言うかやりたい!」
「ダメ?」
(なんか今日の原田さん、子供みたい)
いいですよ、こっちから頼んだんですよ
「お願い心さ〜ん」
「萌衣もこう言ってるし〜」
(あっさっきの、心さんに言ってたんだ…って言うか、何で急にちゃんが取れたの?)
あ、あの〜
「「?」」
何で急に…ちゃんが〜
「「あっ!」」
「う〜ん何となく?」
そうですか…
(なんかこの二人、私に隠してることがあるの…?)
結局本来の目的は果たせないまま、日が沈んだ
「あ〜結局、何もできなかったね〜」
「次は、来週、水曜日に来て下さい」
(来週水曜日って9日後か〜忙しいのかな?)
は、はい
「今日はありがとね、萌衣!」
「また来週も来てください!」
はい、今日楽しかったです!ありがとうございました‼︎
「じゃあね!」
「気をつけて」