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届くはずのない想いは

10 - 第10話 君と

♥

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2025年09月02日

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保科side


〜パーティ前日〜


……明日、パーティか。

弦くんが行くなら行こうかな思てたけど、ほんまに行きたないわ。


朝からパーティって。何すんねん。

普通夜か夕方やろ!?

まあでも、弦くんは根は真面目やからなぁ、パーティとか行くんやろなぁ。

絶対端っこでゲームしとるけど。

途中でトイレに行って姿が見えなくなるけど。


「ま、弦くんおるし、いくかぁ…」


まぁ、おってもおらんくても行かなあかんのは変われへんのやけど。

弦くんおるってことは合法的に弦くんの正装が見れるって訳で。

いっつも変なTシャツ着とるからな、

正装とか想像つかへんわ。


…正装、ね。


「…寝るかぁ、」

「おやすみ。」


~パーティ当日~


「は〜〜ぁ、めんどくさ、」


正装というものは着るのは面倒くさい。動きにくい。メリットがない!


こんな服誰が好んで着るんや…


パーティ会場は、部隊ごとに車に乗って…ね。

じゃあ弦くんとは会えないんや。

ま、パーティ会場の四方の角みればどっかにはおるからいっか。


第3部隊の車…これか。


「お疲れ様です〜」


「あ!保科副隊長!お疲れ様です」


「これって、いつ出発しはるんですか?」


「車は、確か…第1、第2が出発した後だったかと! 」

「なるほど。ありがとうございます〜」

「いえいえ!」


第1と第2の後か…ほんなら、パーティに着くのは第1が最初かな。


色々考えているうちに車は出発した。

パーティ会場まで1時間と言ったところだろうか。

第1が出発してからもう30分程経っているから、もう少ししたら弦くんは会場につくだろう。

なんて考えているうちに、パーティでの礼儀や、ルール、注意事項などの確認、説明が始まった。

防衛隊に入るまでに、礼儀やルールは身につけてあるため、今更…という内容ばかりであったが、やはり新人はそういう類を知らないのか、しっかり聞き込んでいた。


(成長意欲があってええなぁ)


と感心していたら、パーティ会場に着いていた 。


(なんや、あっという間やん。)


パーティは賑やかであった。


(なんやここ、どこからも笑い声が聞こえるわ、プログラムとか書いてないんか?)


っと、弦くんはどこや。

端っこは確定として、いや、トイレかもな…


「あ、保科副隊長!!」


「え、あ、えっと…こんにちは〜、」

「こんにちは〜!第3部隊の皆さんと来たんですかぁ〜?」


「はは、はいそうです〜」


誰やこの人。

こんな顔見た事ないけど…


「そうなんですねぇ〜!!」

「…あ、そうだ保科副隊長〜、よかったらこのパーティーで私と踊ってくれませんかぁ?」


は?踊る?この人と?僕が?


「えぇ?というか、踊るってどういうことですか?」


「えっ!保科副隊長知らないんですかぁ?

このパーティーの最後に2人1組になってダンスするんですぅ! 」

「その時に、よかったら私と踊って欲しいなぁとおもって♡」


何この人。きもちわる、

「そうなんですか。そういうことならごめんなさい、僕踊る人決めてるんで。」


「えぇ〜、そんなぁ〜、私の方が踊るの上手だと思うしぃ、」

「どうでもいい、(ボソッ」


「すいません、僕他に挨拶しなあかん人もおるんで、これで。

これからも防衛隊をよろしくお願いします。」

「え、あ、はい…」



ダンスパーティかあ…

弦くんどうせこのこと知らんやろし、ちゃっちゃっと2人1組になって取られんようにしななぁ、

あ、弦くん!

テクテク

「っな〜るみさんっ!」


「っ、ほしな!」

あ〜かわい。

一瞬笑顔になったよなぁ、童顔やから余計…


いつも目隠れるように前髪カーテンになってんのに、戦闘時とか、こういうときは髪かきあげておでこ出して…


「、!?」

ん、弦くん、どないしたんや、ろ

あ、この感じ、もしかして…


「ッ、…♡」

「鳴海さん?」


「大丈夫ですか…?」

___9話に続く


なんとか色々言うてここに留まることが出来たけど…

弦くんちょろいわ〜…

流石にちょろすぎるやろ…


この調子でダンスも2人1組になってくれるやろか。



「鳴海さん!」


「な、なんだ、」

「このパーティー、最後に何するか知ってますか?」


「え、なにかするのか?」


「はい、ダンスパーティーするらしいですよ。」

「え、ダンスパーティー…?」


「…はい、そんで、よかったら、僕と踊ってくれませんか?」


「…、ぇ、…?」


𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡2000



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コメント

2

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見るの遅くなってごめんなさい。今回も神でした!続き待ってます!

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