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見るの遅くなってごめんなさい。今回も神でした!続き待ってます!
保科side
〜パーティ前日〜
……明日、パーティか。
弦くんが行くなら行こうかな思てたけど、ほんまに行きたないわ。
朝からパーティって。何すんねん。
普通夜か夕方やろ!?
まあでも、弦くんは根は真面目やからなぁ、パーティとか行くんやろなぁ。
絶対端っこでゲームしとるけど。
途中でトイレに行って姿が見えなくなるけど。
「ま、弦くんおるし、いくかぁ…」
まぁ、おってもおらんくても行かなあかんのは変われへんのやけど。
弦くんおるってことは合法的に弦くんの正装が見れるって訳で。
いっつも変なTシャツ着とるからな、
正装とか想像つかへんわ。
…正装、ね。
「…寝るかぁ、」
「おやすみ。」
~パーティ当日~
「は〜〜ぁ、めんどくさ、」
正装というものは着るのは面倒くさい。動きにくい。メリットがない!
こんな服誰が好んで着るんや…
パーティ会場は、部隊ごとに車に乗って…ね。
じゃあ弦くんとは会えないんや。
ま、パーティ会場の四方の角みればどっかにはおるからいっか。
第3部隊の車…これか。
「お疲れ様です〜」
「あ!保科副隊長!お疲れ様です」
「これって、いつ出発しはるんですか?」
「車は、確か…第1、第2が出発した後だったかと! 」
「なるほど。ありがとうございます〜」
「いえいえ!」
第1と第2の後か…ほんなら、パーティに着くのは第1が最初かな。
色々考えているうちに車は出発した。
パーティ会場まで1時間と言ったところだろうか。
第1が出発してからもう30分程経っているから、もう少ししたら弦くんは会場につくだろう。
なんて考えているうちに、パーティでの礼儀や、ルール、注意事項などの確認、説明が始まった。
防衛隊に入るまでに、礼儀やルールは身につけてあるため、今更…という内容ばかりであったが、やはり新人はそういう類を知らないのか、しっかり聞き込んでいた。
(成長意欲があってええなぁ)
と感心していたら、パーティ会場に着いていた 。
(なんや、あっという間やん。)
パーティは賑やかであった。
(なんやここ、どこからも笑い声が聞こえるわ、プログラムとか書いてないんか?)
っと、弦くんはどこや。
端っこは確定として、いや、トイレかもな…
「あ、保科副隊長!!」
「え、あ、えっと…こんにちは〜、」
「こんにちは〜!第3部隊の皆さんと来たんですかぁ〜?」
「はは、はいそうです〜」
誰やこの人。
こんな顔見た事ないけど…
「そうなんですねぇ〜!!」
「…あ、そうだ保科副隊長〜、よかったらこのパーティーで私と踊ってくれませんかぁ?」
は?踊る?この人と?僕が?
「えぇ?というか、踊るってどういうことですか?」
「えっ!保科副隊長知らないんですかぁ?
このパーティーの最後に2人1組になってダンスするんですぅ! 」
「その時に、よかったら私と踊って欲しいなぁとおもって♡」
何この人。きもちわる、
「そうなんですか。そういうことならごめんなさい、僕踊る人決めてるんで。」
「えぇ〜、そんなぁ〜、私の方が踊るの上手だと思うしぃ、」
「どうでもいい、(ボソッ」
「すいません、僕他に挨拶しなあかん人もおるんで、これで。
これからも防衛隊をよろしくお願いします。」
「え、あ、はい…」
ダンスパーティかあ…
弦くんどうせこのこと知らんやろし、ちゃっちゃっと2人1組になって取られんようにしななぁ、
あ、弦くん!
テクテク
「っな〜るみさんっ!」
「っ、ほしな!」
あ〜かわい。
一瞬笑顔になったよなぁ、童顔やから余計…
いつも目隠れるように前髪カーテンになってんのに、戦闘時とか、こういうときは髪かきあげておでこ出して…
「、!?」
ん、弦くん、どないしたんや、ろ
あ、この感じ、もしかして…
「ッ、…♡」
「鳴海さん?」
「大丈夫ですか…?」
___9話に続く
なんとか色々言うてここに留まることが出来たけど…
弦くんちょろいわ〜…
流石にちょろすぎるやろ…
この調子でダンスも2人1組になってくれるやろか。
「鳴海さん!」
「な、なんだ、」
「このパーティー、最後に何するか知ってますか?」
「え、なにかするのか?」
「はい、ダンスパーティーするらしいですよ。」
「え、ダンスパーティー…?」
「…はい、そんで、よかったら、僕と踊ってくれませんか?」
「…、ぇ、…?」
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡2000