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模擬戦が始まって数分間たっつんさんと衛兵7さんの睨み合いが続いている。どうやらお2人とも相手が攻めてくるのを待っているみたい。

たっつん「どうした!かかってこいや!!」

モングレルの衛兵7「そんな簡単な挑発に私は乗りませんよ。」

うり「さっきの俺の試合のせいでたっつん、攻めないな。」

フューズ「攻めたらいなされたあとに取られる可能性がありますからね。さっきのうりさんのように。」

うり「それは言わないで。」

モングレルの衛兵7「ほら、こいよ。ビビってんのか?ww」

いつまでもたっつんさんが来ないから衛兵さんの方が挑発を始めた。

モングレルの衛兵7「へいへい鬼さんこっちら。」

たっつん「俺も挑発には乗らんで!」

モングレルの衛兵7「そうかならなんなんだその眼帯は?目でも負傷してんのか?まさかかっこいいからって理由だけで付けてるわけじゃないよな?」

たっつん「これは自分の魔力が暴走しないように一応付けてる眼帯や!」

モングレルの衛兵7「……は?」

予想していた回答と違ったのか困惑するモングレルの衛兵7さん。

フューズ「うりさん、たっつんさんが言ってること本当なんですか?」コソコソ

うり「いや、全くの嘘です。」コソコソ

モングレルの衛兵1「おーい、惑わされるな〜どうせ嘘っぱちだぞ〜。」

たっつん「信じるかはアンタ次第やで!」

モングレルの衛兵7「まあ、信じるかは別としてもうすまないが終わらせて貰うぞ!この後私はデートがあるからな!」

そう言ってモングレルの衛兵7さんがたっつんとの距離を一気に詰めていく。

たっつん「わわっ!」

たっつんさんが距離をとろうとするが衛兵さんはそれを許さずドンドン詰めてくる。

モングレルの衛兵7「おりゃ!!」シュッ!

たっつん「!?」

そしたらまさかのモングレルの衛兵7さんは持っていた棒を思いっきりたっつんさんに向かって真っ直ぐ投げた。

たっつん「ブヘッ!」ドン!

その棒はたっつんのお腹に当たりたっつんさんは地面に跪く。

モングレルの衛兵さんはそれを見逃さずたっつんさんの真ん前に立つと落ちていた棒を*ピョイ*と拾ってたっつんの首に当てる。

ジャック「そこまで!勝者7!!」

モングレルの衛兵7「おっし。」

モングレルの衛兵1「よくやったぞ7〜。」

モングレルの衛兵3「お疲れ〜。」

うり「あーたっつん負けちゃった。」

フューズ「負けちゃいましたね。」

たっつん「棒投げてくるのは卑怯やろ!!」

モングレルの衛兵7「棒を投げてはいけないとゆうルールはありませんでしたよ。」

たっつん「せやけど!」

たっつんが文句を言っていたがうりさんがたっつんさんに近づき肩に手を置く。

うり「たっつん負けは負けだ。認めるしかない。」

フューズ「訓練してまた強くなったらいいんですよ。」

たっつん「………わかったわ。」

少し不満気だったが諦めた様子。

ジャック「それじゃ今日はあと数時間訓練して終わりとする。うり、たっつんこっちにこい。」

うり「呼ばれたから行くか。それじゃフューズさんまた数時間後。」タッタッタッタ

たっつん「行くかぁ〜。」タッタッタッタ

フューズ「頑張ってくださいね〜。」フリフリ

お2人はジャックさんの方へ走っていった。

フューズ「お店に戻りましょ。」

模擬戦の観戦が終わった私も自分の店に戻って行った。









数時間後

うり「次はいよいよ実戦かぁ〜。」

たっつん「ついにフォグマンと戦うんやな。」

フューズ「次は実戦なんですね。」

私は椅子に座って水を飲みながらお2人の話を聞いている。

帰ってきたお2人の話を聞く限り模擬戦の後、対人戦の極意をジャックさんに徹底的に叩き込まれてある程度衛兵さんたちと闘えるようになってそれでジャックさんから「明後日、実戦するぞ。これに合格したら晴れて訓練から卒業だ」と言われたらしい。

うり「衛兵たちが言うには俺らよりは全然弱いけど数の暴力がえげつないって言ってた。」

たっつん「まぁ、一応近くでみんな待機はしてくれるみたいで緊張事態になったら助けに来るらしいで。」

フューズ「フォグマンは恐ろしい生物ですから気おつけてくださいね。」

うり「わかりました。それにみんなを探しに行く為にもここで不合格になるわけにも行かないからな!」

たっつん「そうや!じゃぱぱ達を探しに行くんや!」

フューズ「そのお仲間さんが何処にいるか目星はついているんですか?」

うり・たっつん「全くない(わ)。」

フューズ「あのお2人ともそもそもこの世界の地図見たことありましたっけ?」

うり「あったっけ?」

たっつん「いや、1回もないな。」

フューズ「じゃあ、私が教えてあげますのでこっちに来てください。」

うり「是非!教えてください!」

その日私は店が始めるまでお2人にずっと世界の地図を見せながら世界のことを自分が知ってる範囲で教え続けた。







2日後 実戦日 モングレルの門前

うり「本当に門の外から霧に包まれてるんだな。」

たっつん「2日前にフューズさんが教えてくれた通りやなぁ。」

ジャック「あの霧の中にフォグマンがいる可能性が高いからモングレルではあの霧に近づくなと耳が腐るほど言われる。」

モングレルの衛兵1「でも今からその中にコイツらぶち込むんですよね?」

衛兵1がうりとたっつんを指差しながら言う。

ジャック「そうだ。だが万が一を備え霧の外にお前たちを配備させて置く。いいな?」

モングレルの衛兵1〜12「了解!

ジャック「さて2人とも準備はいいな?」

うり「おう!!」

たっつん「準備万端や!!」

ジャック「それじゃ行っt」

モングレルの衛兵4「隊長待ってください!霧から人影のような者が!!」

ジャック「何!?」

うり「マジか!」

たっつん「こんなことあるんやな!」

衛兵からの報告を聞いてジャック、うり、たっつんの3人は霧の方を向く。すると霧の中から3人の人が現れた。

のあ「助けてくださーい!!」ダダダダ!

えと「ヘックスさんがー!」ダダダ!

るな「食われるーー!!」ダダダ!

霧の中から出てきたのはのあ、えと、るなの3人だった。

たっつん「のあさん!?」

うり「えとさんにるなさんもいるぞ!?」

ジャック「なんだあの3人ともお前たちの仲間なのか!」

たっつん「そうです!」

ジャック「おい衛兵!フォグマンが来る前に今すぐ助けにいけ!!」

モングレルの衛兵1〜5「了解!」ダダダダ!!

ジャックに言われ衛兵5人が3人の元へ駆けつけていった。



モングレルの衛兵1「3人とも大丈夫か?モングレルまでもう少しだ我々が護衛しよう。」

のあ「いや、私たちより大変な人がいるんです!」

えと「私たちを逃す為にフォグマンと戦ってるヘックスって言うハイブが霧の中にいるんです!」

モングレルの衛兵2「何!それは本当か!?」

るな「本当です!助けてください!!」

モングレルの衛兵1「わかった!3!急いでこのことを隊長に伝えるんだ!」

モングレルの衛兵3「任せとけ!」ダダダダ!

ジャックの元へ大急ぎで戻って行く衛兵3。

モングレルの衛兵1「とりあえず俺たちは3人をモングレルまで護衛するぞ!」

モングレルの衛兵2、4、5「おう!」


モングレルの衛兵3「隊長〜!」ダダダダ!!

ジャック「どうした3、何かあったか?」

モングレルの衛兵3「彼女達から話を聞いたところどうやら彼女達をモングレルへ逃す為に霧の中でヘックスとゆうハイブがフォグマンと戦ってるらしいです!!」

ジャック「なんだと!」

ジャックはヘックスとゆう名前を聞いてフューズが言っていたサコツの仲間のヘックスを思い出す。

ジャック(ヘックスだと。数年前にサコツといたとフューズが言っていたあのハイブか?いや今はそんなこと考えてる場合ではない!)

ジャック「わかった!それは急いで助けに行かなければならん。急いで鐘を鳴らしてこの門に衛兵を集結させるぞ!ついてこい!」

モングレルの衛兵3「は!」

ジャックと衛兵3は走って街の中へ入って行った。

うり「俺たちものあさん達の元へ行こう!」

たっつん「そうやな!」



うり、たっつんの2人がのあさん達の元へやってくる。

うり「のあさーん!えとさーん!るなさーん!」

のあ・えと・るな「!?」

たっつん「久しぶりやでー!!」

のあ「うりさん!たっつんさん!」

えと「うり!たっつん!」

るな「うりさんにたっつんさん!!」

うり「ようやく会えたよ。」

のあ「こんなところにいたんですね!」

えと「生きててよかった〜。」

たっつん「生きとるで!!」

るな「会えて嬉しいです!」

モングレルの衛兵1「感動の再会だな。」

モングレルの衛兵2、4、5「そうだな。」

モングレルの衛兵1「ハモったな。」

カンカンカンカンカンカン!!!

9人全員「!?」

モングレルの衛兵1「おい急いで門まで行くぞ!」

のあ「はっはい!」

うり「この鐘の音は、」

たっつん「フォグマンとの戦いの鐘や。」

えと「ヘックス、お願いだから耐えてて。」

うり「えとさん、そのヘックスって一体誰?」

るな「ヘックスさんはるな達を助けてくれた命の恩人なんです。だから絶対に助けたいんです!」

たっつん「なるほど、わかった!」

9人が門に到着すると街からゾロゾロと衛兵達が門に集結してきていた。

ジャック「フォグマンの人数はわからんが23人の衛兵が加われば流石にいけるだろ。」

モングレルの衛兵1「元からいる俺たち合わせて衛兵35人にプラスαでこいつら5人いますから実質40人ですね。」

ジャック「いや、俺たちとうり、たっつん合わせた37人で行く。その3人はここで待機させてくれ。」

のあ「いやです!私たちもヘックスさんを助けに行きます!!」

モングレルの衛兵1「こう言ってますけど?」

ジャック「わかった、なら一緒に来い。それとうり、たっつんこれは試験も兼ねて行うから全力でフォグマンと戦ってくれ。」

うり、たっつん「わかった!」

ジャック「それじゃ、全員行くぞぉ!」

モングレルの衛兵1〜35「了解!

のあ、えと、るな、うり、たっつん「はい!







これでうり、たっつん編は終了です。この続きはのあ、えと、るな編の第12話に当たります。

次回をどうするかはまだ決まっていませんがその内上がるのでそれまでお待ちください。

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