コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
羽柴(15)
森さんに呼ばれた。
コンコン。
千「失礼します。」
森「どうぞ。」
千「おはようございます。森さん。」
森「おはよう千鵺ちゃん。君に紹介したい2人がいるんだ。」
?「へぇ、この子が千鵺?」
?「こいつが?噂の?」
千「初めまして。私は羽柴 千鵺です。」
?「僕は太宰 治。それで、このチビが」
?「チビじゃねぇ!俺は中原 中也だ。」
千「太宰さんと中原さんですね。」
森「仲良くしてあげてね。君たちは兄弟みたいなものだからね。」
千「兄弟、ですか。」
太「えぇー中也と兄弟はやだなー」
中「俺だってやだわ!」
千「とても仲が良いのですね。」
太・中
「「仲良くない!」」
森「それじゃあ千鵺ちゃん。部屋に戻ってもいいよ。」
千「わかりました。それでは失礼しました。」
ガタン。
✄——————-‐✄
翌日。
昼食食べに行こ。
太「おや、千鵺じゃないか。」
千「太宰さん。こんにちは。」
太「別に改まらなくていいのに。太宰でいいよ。」
千「それでは太宰。」
太「なんでそんなに丁寧なんだい?」
千「森さんに言葉は綺麗に、と言われたので。」
太「へぇ。そうなんだ。あっそうだ。早く昼食食べに行こう。中也にぜんぶ食べられちゃう。」
千「そうですね。」
✄——————-‐✄
1年後。
森「千鵺ちゃん。もう君は16歳だ。そろそろ恩返しの時だね。」
千「恩返しは、どのようなことですか?」
森「簡単だよ。着いてきて。」
トットットッ。
外だ。
久しぶりだ。
横浜に住んでても、あんまり
外には出てなかったもんな。
森「ここだ。」
千「、、、え?」
そこに居たのは、縛られた男。
千「この方はどうしたのですか。」
森「この人はね、とても悪い人だよ。」
千「悪い?」
森「テロを仕掛けたのはこいつだ。」
千「え。」
何?
待って。
頭が追いつかない。
テロって、?
あの?
数年前に起きた?
なんでいまなの。
森「君の両親はこいつが殺したんだ。さぁ、銃を持って。撃ちなさい。」
千「い、いや、嫌です、」
森「どうして。殺し方が分からない?なら、見てて。」
バンバン。
?「ギャア!あぁ、」
バタン。
森「あーぁ。すぐに死んじゃった。」
千「じょ、冗談ですよね?」
森「冗談だと思うのかい?」
千「い、いや、」
森「ようこそ。ポートマフィアへ。千鵺ちゃん。今日から君は(嫌だ!
千「嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
森「怖がらないで。こっちにおいで。」
千「来ないで!」
バギバギバギ!
ビュン!
森「おっと。」
ダッダッダ
森「、、、あぁ。なんてこった。まぁいい。探せばいい。」
✄——————-‐✄✄——————-‐✄
やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ
怖い。
怖い。
あんなの森さんじゃない!
あぁ。
また間違えた。
選択間違い。
やっぱり私は駄目なんだ。
怖いからいつも逃げる。
両親は絶対生きてるって
信じてる。
なら、なぜあの人を殺した?
逆に、両親を殺したとしても、
なぜわかった?
私には理解できない。
やだ、
また遠いところに
逃げよう。
ここはきけんだ。
でも、あの木を森さんに
なぜ投げようとした?
なげようとして
なげることができた?