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2,[会話]ミミ「お疲れ様でーす」
いつもの挨拶で出勤する。その時ドタドタと大きな音がして困惑していると、先輩が慌てた顔で走ってきた。
イタカ「ミミくん!!!丁度いいところに!!!僕緊急で呼ばれちゃったので、事務所任せます!!!」
困惑していると、返事する間もなく先輩は走り去っていった。さて、どうしようか。まぁ、先輩がいなくても警察の仕事なんてあまり無いもので、余裕があった。フラフラと事務所の中に行くと、またあの女の子が居た。
ミミ「あ、」
パウル「、、、ア、、」
俺の声に気づき、ビクッと大きく体を揺らした。えーと、こっからどうすればいいんだ、?とりあえず、事情を聞くべきか?面倒臭いな、、
ミミ「お前、また迷子か?」
女の子は少しの沈黙の後、ポツリと「はい」っと返事をした。子供への接し方。ロボットなんて尚更分からない。そのため、お互い気まづい沈黙がおきた。そうしていたら、その女の子から声をかけてきた。
パウル「あの、イタカさんは、、」
嗚呼、そうか、急いでたからこの子に伝えるのを忘れてたのか、と先輩のミスにイライラしつつ。
ミミ「嗚呼、先輩なら緊急の連絡が来たって走っていったよ。」
そう答えたあとに気づいた。緊急とか難しい言葉この子がわかるのか?と、
ミミ「、、緊急って分からないか、子供だし」
パウル「子供じゃないよ」
そう答えられ、子供特有の見栄っ張りとやつかと呆れていたら、
パウル「私普通に喋れますし、20も超えています。」
と、言われ唖然とした。え?普通に喋れるんかい。てのと、20でその見た目、?というのが同時に来た。
ミミ「は、?じゃあ普段なんであんな喋り方なの?」
パウル「黙秘します。」
ミミ「はぁ?!んじゃあ最初から普通に喋れよ!!!」
此奴、、となり、つい怒りをぶつけてしまった。彼女はビクッとまた大きく体を揺らした。怖いのは本当のようで、言葉に詰まった。そうしていると、ソイツは涙を流しながら謝ってきた。必死のように見える。何かあるのか、となり深く聞くのを辞めた。何処か自分と重なってしまった気がしたからだ。「話したくないなら話さなくていい。」と言って、隣にゆっくり座ると、彼女は眉を下げ、大きな目を見開いて固まっている。
ミミ「何?そんなに驚くこと?」
パウル「いや、だって、、、ううん、なんでもない」
どういうことだよっとなりながら、彼女を見ると、少し頬を赤らめながら「優しいね」と笑いかけられた。俺はそれに驚き、慌てて顔を隠した。顔が熱い気がしたから。