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近頃の外気は凍えている。人々を凍らせて動けぬようにする為なのか。
とにかく今は仕事で忙しい。一日の大半を家ではなく、職場で過ごしているだろう。
師走というわけか。いや違う、わたしの職場はそういう所ではない。月に限らず不意に忙しくなる時がある。
いっその事、その冷たい空気でわたしの体を止めて欲しいものだ。
わたしの趣味は小説を書く事。不意に浮かぶアイデアを文字に残す。その趣味も忙しさのあまり手につかない。
ストレスの出口が見当たらない。一体何の為に頑張るのか分からなくなる。
そんな事を考えながら日々を過ごしていると、少しはその忙しさも自然と落ち着き出した。
ようやく、小説を考える時間が出来た。一体何を書こうか。わたしの書く物語が多くの人々に読まれることはありえないが、偶然に目を通してくれた人に、少しでも楽しめてもらえる話を書きたい。
これまでに考えついた、メモに記していたものを書こうか。
いや、今は自分の心と体に相談し、一番やりたいことをやろう。
そうだな。やはり小説を記そう。自分を題材とした、遺族に残す特別な小説を。