真っ白な紙にこれから描かれる無数の景色。
生まれた時は何事も新鮮で
見る物、触る物、聞く物、全てが新鮮だった。
大人になった今はどうだろう。
重ねまくった色の数々。
悪い方向に行った時の色は真っ黒になってた。
全部が全部いい方向に行く人生なんてありえない。
沢山の色を重ねた分だけ生きてきた実感が湧く。
生きてきた証がその色で表現される。
過去の過ちを白紙に戻すには時間がかかる。
いや、過ちを白に塗り替えることなんて出来ない。
重ねた分の色の重みが私達を表している。
未来の自分に伝えるとしたら
これからどんな色を塗りたぐっても
変わらない自分で居て欲しいと願うばかりだ。
重音色。
重ねた分だけ成長して重ねた分だけ力となる。
未来を決めるのは今の自分だ。
終わり
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