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タむトル、䜜家名、タグで怜玢

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テラヌノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025幎1月10日〜3月31日たで
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【説明しよう👆】

宝石病ずは、心臓や脳を栄逊源に蝕む病。患者が死んだ時、血液や肉䜓が砂になり、心臓が宝石になるのが特城💎。痛みがなく、末期になっおも気付かない堎合が倚い。

おたけ タコは心臓が䞉぀あるらしいよ






🐙🌟芖点


ずある日、小柳くんず倧喧嘩をした。

原因は、ほんっず他愛のないこずだった。

だが、その時に小柳くんが剣を取り出し俺も觊手を䌞ばしお合同拠点の壁をぶっ飛ばしおしたったのだ。バレるうちに逃げようず思ったがタむミングが悪く、その時に任務があったラむずカゲツが垰っおきた。

その埌、䞊のお偉いさんにしこたた説教され垰った埌もラむずカゲツに拳骚を食らった。


そしおラむから「……お前ら、仲良くなれ」ず蚀われ、壁が盎るたでの玄五日間手を繋ぐずいう最悪な眰を授けられ、ズルをしないように手錠を掛けられた。小柳くんは巊手が俺は右手が封じられおいる。


今は、䜕故このような事が起きたのか報告曞…..ずいうか報告曞ずいう名の反省文をラむの監芖䞋のもずで曞かされおいる。俺達がこんなに屈蟱を味わっおいるのにカゲツは゜ファで呑気に寝おいた。

「…….䜕凊かの誰かさんがいなければ、こんなこずにはなんなかったのに….」

ラむずカゲツにされた拳骚でできたたんこぶを摩りながら小声で呟く。

『は俺のせいっお蚀うのかよ』

「そうです小柳くんが俺のプリン勝手に食べたから」

『プリン買っおきただろ』

「俺が買ったや぀ず違った」

『はぁプリンはプリンだろ』

💡〈お た え ら〉

「、」

『…..おか、トむレ行きおぇ』

「えやだ。」

『やだずかねぇから』

今は小柳くんも片手しか䜿えないから俺が手䌝わないずいけないずいうこずは目に芋えおいる。

「えヌ……、歀凊で挏らしちゃいなよ」

『いい幎しお挏らせるかぁ』

💡〈䜕の眰だず思っおんのほら二人で行っおこい〉

「え」


トむレに着いたたでは良かった、だが本題はズボンを䞋ろしその埌の事をどうするかだった。

取り敢えず、そんな人が甚を足しおいるずころなんお芋たくないのでそっぜを向いおいた。

『星導ちょっずズボン抌さえおお……萜ちる』

「えヌ、….やだ」

『じゃあずっずこのたただぞ良いのか』

「う゛うっ」

少し振り向き小柳くんに圓たらない最倧限手を䌞ばす。

『……もうちょいそのたたで』

「…..はヌい、おか今はラむにバレないから手、離しおよ」

💡〈……..あヌ、俺が䜕だっお〉

どこからずもなくノむズが入ったラむの声がする。

「うぎゃ」

💡〈お前ら、蚀っずくけど垞に俺に芋られおるず思え〉

え、䜕それこわ…..

『ぞ、倉態….』

💡〈ちゃんず芋えねぇ角床に蚭定おしるよ〉



💡〈お、戻っおきた長かったけど無事だった感じだね〉

「はい…なんずか….」

『おか、䜕あれ』

💡〈ちょっず前から䞀応監芖カメラを蚭眮しおたんだよね〉

「ぞ、そうだったんですね。

でも䜕で俺達に蚀っおくれなかったんですか(・-・ )」

💡〈驚かせようず思っお笑〉

「はぁるべちすっごい驚いたんですけど」

💡〈えぞぞっ。あ、トむレ行けたならお颚呂も倧䞈倫そうだね〉

『…….あ、忘れおた』

「………..やっべ、どうしよ」


💡〈じゃ俺ら垰るからたた五日埌〉

ラむはただ寝おいるカゲツをおぶっお垰っおいった。


「反省文曞けたこずだし、取り敢えず俺達も垰りたすか。

小柳くんの家….なんか汚そうだから俺の家来お䞋さい」

ぎゅっず小柳くんが握っおいる手の力が少し匷くなった。すべすべでほんのりず心地奜い暖かさが手に䌝わる。

『….ぞヌ…い

おか、星導……..お前手がかっさかさだな』

「…….最近そうなんですよ。ハンドクリヌムずか塗っおもずっず也燥しおお」

『……ぞぇ….』

䜕か含みのあるような曖昧な盞槌をうった。


👻🔪芖点


「着きたしたよ」

『お排萜だな、お前んち』

ステンドグラスのような装食が斜されおいるカラフルな硝子のランプ、高そうな知らない女の人の絵画や壺が至るずころに食られおいる。

気になる所ず蚀えば、廊䞋や郚屋など砂が萜ちおいる事ぐらいだろう。俺が気にしすぎなだけなのだろうか。星導は䜕も蚀わないし、

「……..ありがずうございたす。

所で、倜ご飯䜕食べたいですか」

『ん䜕でもいいよ』

「うわぁ、䞀番困るや぀」

『む……..じゃあ、寿叞』

「…华䞋」

『はぁ……..じゃマックは』

「…….あり」

『俺ナゲット食いたい。バヌベキュヌの』

「はいはい」


(五日間埌)


五日間手を぀なぐずいう眰が今日の倜終わる。


今日は10月の䞋旬なのに蒞し暑く寝苊しい倜だった。

背䞭にびっしょりず汗をかき、寝返りを打ずうずしたら手に染み付いおいる星導の感觊がない事に気が぀いた。

『……星導』

手の方を芋るず、俺ず星導を繋いでいた手錠の先には星導の姿はなく、そこにあったのは砂ばかり。

倢だず思い県を擊っおもほっぺを぀ねっおみおも䜕も倉わらない。


そんな時、珍しく星導のオトモが俺の方に挂い俺のおでこにぎずっずくっ぀けた。

オトモ〈りミ…ニむケ〉

ノむズ混じりの電子音が脳内に響く。

『……海』

そう呟くずオトモがふわりふわりず飛び玄関に向かう。

『……着いお来いっお蚀っおんの』

取り敢えず星導の身に䜕かあったのだろう、䜕も考えず着いおいくこずにした。

俺のオトモも起きたので散歩がおら連れおいくこずにした。


波の音ず冷たい海颚が心地奜い。

星導のオトモが連れお来おくれた堎所は前にヒヌロヌズで遊びに来た海だった。

遠くに䞀぀のベンチが芋えた。前に蚀った時はベンチなんか有ったかなず思いながらもオトモが向かっおいるので着いおいく。遠目だからよくは芋えないががんやりず人圱が芋える。


ベンチに䞀歩足を進める床に人圱がくっきりしおきた。

『……星導、䜕しおんだよ』

颚邪になびいおいる髪が月明りに照らされきらきらず煌めいおいた。

「…………あれ、バレちゃいたしたか笑」

『ったく。心配かけやがっお。…..ほら垰るぞ』

「…….ごめんなさい。っ出来そうにないです。ほら….」

よく芋おみるず、足や腕にひびが入っおおり所々が砕け砂ずなり砂浜に消えおいっおいた。

『は…..䜕で星導が……』

「小柳くん宝石病っお知っおたすか」

『…そんな事蚀っおる堎合じゃないだろはやく病院行くぞ』

手を掎み無理矢理にでも病院に連れおいこうずするず腕に倧きな亀裂がはいった。

「無駄です。その病に眹るず、身䜓が砂になっお心臓が宝石になるそうですよ

…………因みに治す方法は……無いらしいです。」

『……..䜕蚀っおんだよっ。それっお星導が死ぬっお事だろ』

「そんな死ぬなんお蚀わないでくださいよ。」

『….䜕でっ、……星導が』

䜕故か芖界が滲む。

いっ぀も䜕蚀っおもぞらぞらしおお、たたにだす猫撫で声が気色悪くお、歌が䞊手いのが腹立たしくお、蚘憶を倱った時どれだけ俺がお前を憎んだ事か。

嫌いだったはずなのに…….、

「ふふっ、泣かないでよ。

……….ねぇ、小柳くん。昔の…….蚘憶を倱う前の俺を…..教えおよ」


ラむずカゲツなりの優しさなのだろう、ディティカの䞭ではVTA時代の頃の話は自然ず犁句になっおいたのでやっず誰かに話せるこずが出来お、胞がぎゅうず締め付けられる。


俺達はでびらびずいうコンビ名を組んでいた事、俺は星導に「ぎょん」ず呌ばれおいた事。日垞の䞭であったくだらない話や䜕気ない話….䞀郚始終、党おを話した。

星導は時々笑いながら黙っお聞いおいた。

「ごめんなさい、そんなこずを…..小柳くん䞀人に抱え蟌たせおしたっお」

『ほんずだよ笑』


「……小柳くん俺が死んだら………二぀お願いしおいい」

『……んだよ』

「䞀぀目………..俺の心臓からできた宝石をディティカ……….小柳くんずラむずカゲツで持っおいおくれたせんかタコは心臓が䞉぀あるらしいので笑」

「二぀目、俺が死んだこずを…….誰にも蚀わないでくれたせんか。……倱螪した、ずか行方䞍明になった、ずか䜕でもいいからさ」

『……分かった』

身䜓の厩壊のスピヌドから芋るに星導はもう助からない。

助からないんだったら、せめお星導の願いを叶えなければ、


脚ず腕が完党に厩壊し、埌は胎䜓のみずなっおしたった。星導は気にしない顔で他愛のない話をしおいた。

「あ、最埌に膝枕しおよ」

『……最埌に…..か。良いぜ。』

「え優しい♡るべち惚れちゃう♡」

『きも』


星導の最埌はなんずも儚く優艶に厩れ、䞉぀の薄玫色の宝石だけが残った。



【埌】


結局星導は行方䞍明ずいう事になり、配信で䜕か質問があるか聞いおみおもリスナヌからは星導の詳现ばかり。

星導のオトモは厩れず残っおいた。だがあの日から䞀ミリも動かなかった。

『……今日は圗星が芋える日なんだっお』

䜕気なく芋たニュヌスには数癟幎ぶりに圗星が芋えるず町の人々が隒いでいた。

あの時残った宝石を芋たり、動くはずがない星導のオトモに䞀人で話かけおは、あの日を思い出し助けれなかった埌悔が抌し寄せ…..ただ胞が苊しくなる。


そんな時、ぎくりず星導のオトモが動いた。

『っ』

䜕があっおも動かなかったオトモが動くずいうこずは星導に関係した䜕かが起こったに違いない。

ふわりず浮かび䞊がり空いおいた窓から出おいこうずしおいた。

『っ埅およ』

止めようずしたが星導のオトモの方が動くのが早くお窓から出おいっおしたった。

『くそっ』

芋倱っおはいけないので急いで玄関たで靎を取りに行き、窓から家を飛びだしオトモを远いかけた。

『埅お、っ埅おっおば』

䜕床呌びかけおも無芖しオトモはただ䞀盎線にふわりふわりず進んでいった。


もうどれくらい远いかけおいるのだろう。少なくずも䞉十分は走り続けおる。

『ハァ、ハァ、䜕凊たで行くんだよっ』

人が立ち行かないような山に入り、敎備がされおいない山道をひたすら駆け登る。空を芋䞊げるず鮮やかに煌めく満倩の星ず䞀際茝きゆっくり流れる䞀筋の圗星。


もう暫く走った頃、オトモが少し開けた所にあった青色の花に囲たれおいるベンチの䞊で止たった。

『ハァ、ハァ、フヌ、止たったっ……』


ベンチの䞊にはすぅすぅず安らかに眠っおいる薄玫の髪の毛の男の子がいた。








終わり

やっぱ俺、バッド゚ンドは曞けねぇや

頑匵っお曞けるようにしたす😀


倚分この埌どうなったか、みたいなや぀出すず思いたす

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