「サトル!!」
『…ランダル!!』
サトルは会った瞬間私を抱き締めてくれた。
なんだか今日はサトルが甘えん坊で可愛い!
『はぁ、ランダル会いたかったよ…!』
『あのねあのね、サトルがこれ書いたの! 』
見ると、サトルの腕にRANDALの文字が刻まれていた。
「これ…わたしのために?」
『もちろん♡他に書く人なんて居ないよ。』
「こんな…こんな…」
「クールな作品見たことないよ!さすが! 」
『えへへ、ランダルならわかってくれるって思ってた…!』
そう言いながらサトルはわたしにカッターを向けた。
『だからね、ランダルにも書いてあげるよ…』
『ぼくの名前…♡いいよね?』
わたしは言った。
「もちろん!好きにしていいよ♡」
『ランダル…。その言葉、ぼくにしか言っちゃダメだからね。』
「??わかった。」
それからサトルはわたしの腕、足、お腹、背中…身体中至る所にカッターで書いてくれた。
内ももに書きたいって言い出した時はちょっと焦ったけどね。
でもサトルのためならなんでもするって決めたから、ちゃんと書かせてあげたよ。
『はぁランダル…!可愛い…可愛いよ…ほんと…』
身体中はズキズキ痛むけどこれはこれで気持ちいい。
それに、サトルが喜んでくれるならわたしは何でもしてあげたいからね。
『はぁ…大人になれたらランダルみたいなお嫁さんが欲しいなぁ。』
…え?それってどういう意味…?
わたしみたいなお嫁さんって…
もしかしてやっとサトルはわたしのことを好…
『まぁ、ぼくはランダルの夢の中の人物だから大人になることなんてできないんだけどさ。』
「…そうだね」
わかってた。知ってる。どんなことをしても好きにはなってくれないって。
でも…でももし願いが叶うなら…
君とキスもしたいし、ハグもしたい。なんなら付き合いたい。
いつか叶う日がくるといいんだけど。
コメント
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待ってました!最近全然投稿されないので心配しちゃいました(´>∀<`)ゝ