今日は大先生、ゾムさん、トントンさん、コネシマさんと俺で遊園地に行ってきた。
え?大の大人が5人で遊園地かよって?ほっといて下さいよ
帰りが少し遅くなってしまい、ちょうど帰宅ラッシュと重なってしまった。
電車の中はぎゅうぎゅうで、人がとても多い。俺は一番出入口に近い所に立ち、そのすぐ後ろにコネシマさん。離れた所に大先生、ゾムさん、トントンさん。
満員電車の為、少なからず体は密着してしまう。
「ちょ、コネシマさん、近いです。離れて下さい」
「あー、ごめんな。離れてやりたいのは山々なんやけど、俺も動けんくてな…」
いつもはバカでかい声で話す癖にコソッと小声で返事をしてきた。
小声な分、いつもより声が低く、吐息は余計に俺の耳を撫でていく。
「っふ、ぅあ」
「え??」
最悪だ。こんな状況で耳が弱いことに気付くなんて…。
俺の口からは俺のじゃないみたいな甘い声が漏れた。
この距離で聞かれないはずもなく、ガラスの反射で驚いているコネシマさんの顔が見えた。
それからゾムさんが悪戯を思い付いた時みたいな悪い笑顔になっていくのを俺は見逃さなかった。
今度はわざとらしく口を耳元によせて囁いた。
「へぇ〜、ショッピくんは耳が弱いんかぁ~」
「俺の事嫌いって言う割に、俺の声で反応してるんやなぁ」
本当にこの人嫌いだ。なんて気持ちとは裏腹に甘い声は一向に止まらない。
「っ……ふっ、んぅ…」
必死に口を抑えるが、それでも漏れ出てしまう声。
何も反論しない(出来ない)俺を見て調子に乗ったのか、更に耳を責め始めた。
「声だけでこれやのに、噛んだりなんてしたらどうなるんやろなぁ」
「っやめ、ん……ちょ、このくそせんぱ…」
耳の中にコネシマさんの舌が侵入してくる。
カプッ、グチュ、ジュルという卑猥な音が俺の脳内をゆっくりと犯していく。
すると服の下からゴツゴツした大きな手が俺の桃色に触れた。
ただでさえギリギリの所を耐えていたのに、予想もしない追撃で軽くイってしまった。
「〜~ッ」
コネシマさんはまだ手を止める気配は無い。
分かってんのかな、ここ電車の中なんですけど?
「もしかして…イったん?」
「電車の中で、俺の手でイくとか、ショッピくんって」
ヘンタイなん?
そんな言葉ですら快感に変えてしまっているあたり、本当にヘンタイなのかなと思う程度にはまだ思考が残っていた。
少しだけ後ろを振り返ってギロッと睨むも、全然効果は無かった。むしろ、相手を煽ってしまったらしく俺の股下にコネシマさんの膝が入ってくる。
そのままスススと上に移動させ前後に擦る。
先走りやら何やらでグチャグチャになっているからか、膝は滑らかに動く。
その度僅かに聞こえる音や、ぬるぬるとした感覚が、自分は感じてしまっているんだと嫌に自覚してしまう。
「ふ……ぁ…っ……ゃ、んっ」
快感には逆らえず、段々と声は大きくなっていく。
すると、ラストスパートとでも言うように膝を更に上に上げ、スピードを早めた。
「我慢せんでも、イってええんやで?ヘンタイさん」
今までとは桁違いの体を逸らしてしまうくらいの快感だった。
「イっ………ぁ…〜~〜~〜っ!!!」
その後コネシマさんに連れられ、次の日立てなくなったのはまた違う話。
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