ある時の自分の話

私には、2つ下の妹と、3つ下の弟が居た。

妹は、運動神経もよく、頭も良かった。弟は、虐めにあって家で、遊んでいた。私は、何もできないただの出来損ないだった。妹は、何かをする事によく褒められた。私は、全部全部妹みたいに出来ないから、よく比べられていた。自分も妹みたいになりたい。そう思い、運動も、勉強も、家事も頑張ってできるようにした。それなのに、妹が、おばちゃんの家に行くと、うちは、ただ、猫と遊ぶだけ、妹は、おばちゃんからお小遣いを貰う。そして、弟はおじいちゃんからお小遣いを貰っていた。いつも何も貰えない自分は、何をしてもダメだと言うことに気がついた。気ずけば、髪の毛をショートにし、服も、全部男もの、口調も、男の子っぽくし、自分の事をうち、と言って居た。皆からは、どうしたの？とか聞かれたが、うちは、笑顔にまま、なんでも無いよと言う日々が始まった。妹は、次第に自己中になって行った。だけど、勉強や、運動が出来る妹は、ちやほやされるようになって行った。その反対にうちは、何もできない事に気ずきはじめていた。

そのせいか、うちは、家でも学校でも、1人になり始めていた。お正月でも、お金を多く貰えるのは、妹と、弟、ああ、なんでなんだろう。こんなに頑張ってるのに､､､皆から見放されてる自分は本当に惨めだった。