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姫君は文豪達に愛される

第2話 - -第二話-

461

2023年08月19日

#文豪ストレイドッグス

匿名A

凛

第二話

凛

乱歩さんキャラ崩壊注意⚠︎
夏目先生のキャラが上手く掴めてません⚠︎

凛

夏目、漱石…

夏目漱石

うむ。どんな呼び方をしてもらっても構わん

凛

…じゃあ、とりあえず夏目さんで

夏目漱石

うむ。それで良いよ

凛

…貴方は、小説家…？それに異能力者…

夏目漱石

おや、よく分かったね

凛

はい。雰囲気が…

夏目漱石

ふむ。君は観察力が鋭いようだ

夏目漱石

まぁ、とりあえずお茶でもしよう

キッチン

夏目漱石

さ、そこに座りなさい

凛

はい

ｶﾁｬｶﾁｬ…

夏目漱石

紅茶だよ。どうぞ

凛

…ありがとうございます…

夏目漱石

どういたしまして

夏目漱石

…では、早速話をしようか

凛

はい

夏目漱石

まず、君の親は「儂」ということにしてある

夏目漱石

そして、君はこれから儂と過ごす。大人になり、マフィアからも逃げられる力がつくまでだが

凛

…はい

夏目漱石

あと、先程の小僧も遊びに来る。たまにな

夏目漱石

1番君のとって大変なのは、やはり儂と過ごすこと、とある歳になるまで外に出ることはほぼないということだ

凛

とある、歳？

夏目漱石

17だ。17になるまでは外に出てはいけない

凛

…分かりました。それに関しては困ることはないかと

夏目漱石

うむ…儂と2人きりで過ごすのは年頃の少女からすればあまりいい気はしない筈だ。親父として接してくれ

凛

…はい

夏目漱石

では、改めてよろしく

凛

はい。よろしくお願いします

先生

夏目漱石

先生？どうしてだい？

凛

なんだか、貴方から学ぶことが多そうだから…

夏目漱石

ふむ。成る程な

夏目漱石

さぁ、凛。早速お前の部屋に案内しよう

夏目漱石

ここだよ

凛

わぁ…！凄い！

夏目漱石

おや…君はそんなに感情を出すことが出来たのか

凛

え？

夏目漱石

今まで死んだ目をしていたからな

凛

そう？たぶん、気を許せる人が居なかったから…

凛

兎に角、ありがとう！先生

夏目漱石

どういたしまして

夏目漱石

さ、着替えも全部そこに置いてあるからな。必要なものがあれば紙に書いてくれ

凛

うん

夏目漱石

では、3時間後に下においで。大広間だよ

凛

分かった

凛

着替えって…これね

凛

これは普段着…

凛

これは部屋着ね

凛

…これは、運動用…？

凛

これはドレス…？

凛

これも…普段着ね

凛

どれを着ていけば…この赤色の普段着にしようかな

大広間

夏目漱石

ごきげんよう

凛

は、はい…ごきげんよう…

夏目漱石

うむ。似合っているよ

凛

あ、ありがとうございます

夏目漱石

君には、運動着も渡したと思うのだけれど…それを着て、儂と戦おう

凛

せ、先生と？

夏目漱石

嗚呼。君と、儂で

夏目漱石

儂は強いからな。少なくとも君よりは

凛

…なるほど

凛

私が最強の17歳になれるように、と

夏目漱石

そうだよ。17になるまでに君を最強に育てようと思う

凛

…はい！

凛

よろしくお願いします！

館の裏

凛

海が、すぐ近くに…

夏目漱石

嗚呼。ここは山と海の境目に建てたからね

夏目漱石

さぁ、来なさい

凛

ｽｩｰ

凛

ﾌﾞﾜｧｯ!（紫陽花の花を目眩しに使う）

夏目漱石

ふむ。やはり君は賢い

凛

ﾊﾞｯ!

夏目漱石

だが…惜しい。身体能力が低い

夏目漱石

ｶﾞｯ!（蹴りを入れる）

凛

ｶﾊｯ

凛

ﾄﾞｻｯ…

凛

（…やっぱり、動くことが多い任務にかからなかったから…！）

夏目漱石

ふむ。今日はこのくらいだ

凛

あ、りがとうございました！

夏目漱石

これを、時間を伸ばしてやっていくようにしよう

凛

先生、本当にありがとう！色々と…

夏目漱石

いいのだよ。儂がやりたくてやってるだけだ

夏目漱石

それに儂も話し相手が欲しかったからな

夏目漱石

さぁ、帰ろう

寝て、起きて、鍛錬して

たまに乱歩くんと遊んで本当にたまにくる福沢さんから色々教えてもらって本を読んで知識をつけて

寝て、起きて

そんな生活を4年、繰り返して

私は今日、外に出れる

屋敷…玄関前

夏目漱石

さて、凛よ

夏目漱石

君は今日、外に出ることができる

凛

ええ。ありがとう…師匠

夏目漱石

君が、師匠と儂を呼ぶようになったのはいつだったか…

夏目漱石

顔つきもしっかりするようになったな

凛

この服も、貰った時はなんだか変に大きいなって思ってたら…そういう事だったのね

凛

私が、外に出る時に着れるように

夏目漱石

ああ

凛

どう？

夏目漱石

うむ。よく似合っている

凛

よし…じゃあ行ってくるね

夏目漱石

うむ。久しぶりの外だからな。取り敢えずは買い出しに行ってきてくれ

夏目漱石

目的はそれだけだ。他のことをしないように

凛

うん。分かってる

夏目漱石

では、行ってらっしゃい

凛

…久しぶりに来たけど…なんだか変わったわね

凛

（4年って…大きいのね…）

凛

どうしよう…田舎慣れしてしまったのもあるけれど…

凛

ビルが大きすぎて…何もわからない…どうしよう…

乱歩

ん…？あれは…凛ちゃん？

乱歩

おーい！凛ちゃん！

凛

！乱歩くん！

凛

わぁ…会えて良かった…

乱歩

君、道にでも迷っていたんだろ？

乱歩

助けてあげよう！

凛

本当？ありがとう。名探偵

乱歩

ふふーん

乱歩

そこを右に曲がればあると思うよー

凛

ほんっとうにありがとう…乱歩くん

乱歩

対価はべっこう飴でいいよー

凛

あら、そんなのでいいの？

凛

チヨコレイト…とあそこに書いてあるけど、あれ一緒に食べない？私の奢りで

乱歩

ほう…それで手を打とう！

店員

いらっしゃいませ〜！何名ですか？

乱歩

２人

店員

かしこまりました！奥へどうぞ

凛

ありがとう

店員

（美男美女…）

乱歩

うーん！美味しい！

凛

美味しいわね…これ

凛

なんだっけ…パフエ？

乱歩

パフェね

凛

それそれ、ありがとう

乱歩

これ、社長にも買って帰りたいなぁ

凛

嗚呼、会社が出来たんだっけ？

乱歩

うん。帰りに寄らない？帰る時は送るから

凛

いいの？ありがとう

凛

じゃあ…

凛

ごめんなさい

店員

はい！なんでしょう

凛

これ、ていくあうと？で３つ、このたぶれっと…？チョコレイトで

乱歩

テイクアウト、タブレット型、チョコ３つお願い

店員

え、あ、はあ…かしこまりました…

乱歩

じゃあ、そろそろ帰ろう。社長が待ってる

凛

そうね

凛

…お会計はあそこでやるの？

乱歩

うん。あそこのレジでね

店員

お会計承ります〜

凛

あら、ありがとう

店員

合計で…25000円…です

凛

はい…これで丁度よね

店員

はい。ピッタリです…ありがとうございました…

店員

（あの少年少女…凄いわね）

凛

ここがお店ね…頼まれているものは…

買い出し革素材野菜肉味噌桃

凛

…これらね

乱歩

革素材？…嗚呼、ポーチに使うのか

凛

そう。私がお裁縫をするの

凛

…すみません

夏目の知り合い

おや、君が夏目先生の

凛

はい。こんにちは

夏目の知り合い

うんうん。礼儀正しい子だね

夏目の知り合い

さ、君は彼氏さんかな？おいで

乱歩

はっ？！違う！そんなんじゃないっ！！

凛

あら、乱歩さんがそんなに慌てるなんて…珍しい

乱歩

五月蝿いっ！君も少しは動揺したらどうなの！

凛

だって私は別に困らないもの

乱歩

はっ？！

凛

あ、お爺さま、こちらをお願いします

夏目の知り合い

ふんふん…分かった取ってきてあげよう

凛

あ、お金はこれで…

夏目の知り合い

はいよ。毎度あり〜

乱歩

…な、な…！

乱歩

凛ちゃん！どういうこと？！なに！？困らないって！？

凛

もう…乱歩くん五月蝿いわよ…ほら！会社まで案内して！

乱歩

後で話してもらうからね！！

凛

分かった分かった

乱歩

この2階。１階は喫茶店になってる

凛

へぇ！素敵ね

乱歩

ここ、会議室

乱歩

ここが社員達が仕事を主にするところ

乱歩

まぁ、まだ社員は僕だけなんだけどね

乱歩

そこに座って

凛

はい

乱歩

で？さっきのはどういう意味

凛

え？だから、私困らないのよ

凛

だって私、誰かを好きになったことがないから

凛

なんとも思わないの。否、思えないの

乱歩

そういうこと…

乱歩

はぁー…

凛

ごめんね？混乱させたよね

凛

大丈夫。私、乱歩くんのことは友達として大好きだから

凛

でもね、私はいつか

凛

大好きな人にこういうの

今夜は月が綺麗ですね

凛

って…

乱歩

それは夏目先生から？

凛

そうよ

乱歩

ふぅーん。君の恋愛相談、一回ラムネ1本で聞いてあげよう

凛

あら、ありがとう

凛

でも、まだ好きな人は居ないから…今のところは大丈夫ね

乱歩

へぇー

乱歩

じゃ、社長のとこ行こう〜

凛

うん

乱歩

社長、来たよ〜

福沢

凛か。久しいな

凛

お久しぶりです。福沢さん

福沢

さて…早速だが

福沢

凛。君は…

探偵社に入社する気はないか？

凛

…ごめんなさい。社員にはなりたいけど…まだ師匠のところを離れる気は無いので…

福沢

謝る必要はない

凛

でも、たまに此処に来てもいい？

凛

折角、外に出れるようになったんだからいろんなところに行きたいの

凛

まだ外に慣れないうちは…ちょっと頼れる場所が欲しいくて

福沢

なるほど…分かった。許可しよう

凛

ありがとう、福沢さん

乱歩

ここら辺でいい？

凛

うん。ここでいいよ

凛

ありがとう、乱歩くん

乱歩

どういたしまして〜

乱歩

じゃ、残りの道気をつけて帰ってね

凛

うん。ありがとう

凛

またね、乱歩くん

乱歩

またね〜

凛

ただいま戻りました

夏目漱石

おかえり

凛

…師匠、鍛錬お願いします

夏目漱石

嗚呼、そんな時間だったね

この繰り返しが、一年と少し続いた

私の毎日は繰り返しだった

でも、あの日、また

私の運命は変わった

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