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【参加型】泣き虫の魔法学校生活

第13話 - 第十二話　レアン寮の少女とその妹

104

2024年07月04日

#マッシュル

#マッシュル夢小説

#二次創作

#ファンタジー

#参加型

七ノ井みるく

レル

〜♪

シリア

───うん、そうだよね。やっぱり。

レモン

シリアちゃんはどうですか？やっぱり───…

レモン

（あれ？あそこに居るのって…）

シリア

それじゃあ、私そろそろ行くね。

シリア

また明日。

レモン

あ、は、はい！また明日！

レモン

（どうしましょう…）

レモン

（…一度くらいいいですよね、きっと！）

レモン

…あの！

レル

…はい？

レモン

“お姉ちゃん”！

レル

…

レモン

どうして私のことを避けるんですか？前まではあんなに一緒に…

レル

…私の部屋まで

レモン

え…？

レル

私の部屋まで来てください。レモンに話があります。

レモン

あ…は、はい！

レル

…はい、お茶です。

レモン

あ、ありがとうございます…！

レル

まだ敬語で話しちゃう癖、抜けてないんですね。

レル

私もですけど。

レモン

はい。

レル

それで、一体何の用なんです？

レモン

へ…？

レル

私に話があるんですよね？

レル

呼び止めたのはレモンの方ですよ。

レモン

あ…そうでした。

レモン

えっと…お姉ちゃん、私が入学してから私のこと避けてますか…？

レル

…

レモン

私がすぐどこかに行っちゃうし、話しかけることも出来ないし…。

レモン

やっぱり…私が出来損ないだからですか？

レル

…

レル

違います。レモンは出来損ないではありません。

レモン

じゃあどうして…！

レル

…レモンには、まっとうな人生を歩んでほしかったんです。

レル

その人生の中に、きっと私は要りません。

レル

だから避けたんです。

レル

私が居なくても生きていける人になってもらうために。

レル

コイン争奪戦の時も、見ていましたよ。

レル

レモンの為に己を奮い立たせる人を。

レル

レモンの為に精一杯戦っている人を。

レル

…私は負けました。戦いにも、あの人達の友情にも。

レル

もう、私が居なくてもレモンは生きていける。

レル

レモン、あなたは私なんかじゃない、大勢の人に囲まれて生きるべきです。

レル

ほら、私のことなんて忘れて生きてください。

レモン

…きっとなら、私が要ると言えば私の人生にお姉ちゃんは必要ですよね？

レモン

私は、大切な人が居なくても生きていける程強くないです。

レモン

だから、私の人生にはお姉ちゃんが必要です！

レル

…そうですか。

レモン

あの、実は相談があって…。

ユミ

…そうなんだ。確かにあの人そういう所はちょっとあるよね。

ミル

根は優しいんだろうけど、大事に思っているってことを伝えるのが下手というか…。

レモン

えっと…それって…？

アイス

そうですね、私もそう思います。

ルミナス

同感です。確かにあの人はそうですよね。

シリア

私はよく分からないかな…。あんまり接点ないし。

シフォニ

みんな弟や妹のために距離を取るものなの？

レモン

？？？

レモン

よ、よく分かりません…。

アスター

確かに、私の知人にもそういう人が居るよ。

アスター

みんなに分かりやすい例を挙げるならレインくんとかね。

アスター

彼、弟くん思いなんだけどちょっとね…。

レモン

そうなんですか？

アスター

うん、そうだよ。

アスター

だから、まず私は文通をしてみることをおすすめしたよ。

アスター

手紙でもいいから自分の思いを伝えることが大切、ともアドバイスしたね。

レモン

分かりました…！試してみます！

レモン

アドバイスありがとうございました！

アイス

お姉さんとの関係が上手くいくことを願っていますね。

レモン

友人や先輩にアドバイスをしてもらって手紙を書いたんです。

レモン

お姉ちゃん宛の手紙、届いてますか？

レル

…はぁ、もしかしてこれのことですか？

レモン

…あ、それです！

レル

部屋の前に戻ってきたらこの手紙が扉に貼り付けてありましたよ。それも数日に渡って。

レル

誰からの手紙か分からなかったのですが…。一応読みました。

レル

レモンの書いた手紙だったのですね。

レモン

はい！そうです！

レモン

どうですかね…？

レル

どうですか、と言われても…。

レル

…あぁ、不審物か？とは思いましたね。

レモン

ふ、不審物…。私の手紙、そんな風に思われていたんですね…。

レル

…分かりました。もうレモンのことをわざと避けることはしません。

レモン

ほ、本当ですか！

レル

はい。もう避けません。

レモン

やった！良かったです！

アスター

最近後輩に元気が戻ってきたみたいなんだ。

レイン

何を突然言うかと思ったら…くだらない話か？

アスター

くだらないとか…その後輩と私に失礼じゃない？

レイン

そうだな…お前はともかく。

アスター

酷いなぁ。

アスター

あ、それ、もしかして手紙？どれどれ…

レイン

見るな。

アスター

反応はっや…。じゃあ見ないでおくよ。

アスター

それで、その手紙は出すんだよね？

レイン

いや、書いたら捨てるが何か。

アスター

…それ意味あるの？

レイン

そもそもお前が書けと言ったのだろう。だから書いたまでだ。

レイン

それに、こんなもの今更送っても何にもならないだろう。

アスター

はぁ〜。拗れてるなぁ〜…。

レイン

…何か言ったか？

アスター

わぁ。こわぁい。

アスター

別に、何も言ってないよ？

レイン

…フン。

アスター

もう授業始まっちゃうから私は先に行こうかな〜。

アスター

んじゃまた後で〜。

アスター

頑張ってね〜、神覚者様〜。

レイン

（…やはり、一度フィンと話をするべきか。）

レイン

（いや、せめてフィンには幸せな人生を歩ませると誓ったんだ。）

レイン

こんなところで諦めてどうする。弟一人も守れずに───…

クシャッ

レイン

（…一度決めたのなら最後まで貫き通す。）

レイン

貫き通してみせる。

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うちのオリキャラの設定が...(泣) 嫌味は言いません!変えられてるってだけです,,,

七ノ井みるく

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