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シリア

おはよう、皆。

シフォニ

あ、ほら、シリアちゃん来た!

ミル

…結局どうする訳?

ユミ

やっぱりやるんじゃない? 私はどうでもいいけど。

アイス

そんなこと言わずに。せっかくの機会ですし!

ルミナス

誘ってみては?

シリア

え、え? なになに?

シリア

また何かあったの…?

シフォニ

そうじゃないの。実は…

シフォニ

今度の休みにみんなで出かけようって話になって。

シフォニ

予定が合えばシリアちゃんもどう?

シリア

お出かけ? みんなで?

シフォニ

うん! 前はマッシュくん、レモンちゃん、フィンくん、ランスくん、ドットくん、トム先輩で行ったらしいんだ。

シフォニ

だから私達もどうかな?

シリア

お出かけ…!

シリア

私は多分行けるよ。大体いつも暇だし。

ミル

…私達だけでも六人は居るよね。どうするの?

アイス

どうする…とは?

ミル

六人の時点でも結構大人数だからね? 迷惑がかかるかもしれないし。

ミル

それに、もしもマッシュ達もってなったらもっと大人数。

ルミナス

じゃあ…女子会は?

シリア

え、女子会?

ルミナス

はい。女子会です。

ルミナス

私達女子だけで遊んだりお茶したりすることを女子会と───

シリア

う、うん。それは分かるけど…。

シリア

女子会だったら、都合が合えばレモンちゃんも誘った方がいいんじゃないかな?

アイス

確かに…そうですね。誘ってみますか?

ユミ

まぁ、誘った方がいいかもね。…ところで誰が誘うの?

シリア

あー…。

レモン

お話聞きましたよ!

レモン

その女子会、私も行きたいです!

シリア

あ、レモンちゃん!?

シリア

聞いてたの…?

レモン

朝から皆さん集まってお話をされている様でしたので。

シフォニ

じゃあ…レモンちゃんも行く、ってことになるのかな?

レモン

はい! 皆様がよろしければ!

シフォニ

良かったね。丁度レモンちゃんも誘えたし。

シリア

そしたら…もっと人数のことについて考えなくちゃだよね?

シリア

どうする? 二組に別れるとか…

ミル

…それ。

シリア

え?

ミル

二組に別れよう。どうやって分ける?

シフォニ

え、あ…えっと…。

シフォニ

(ミルちゃんからユミちゃんと一緒にしてって圧感じる…。怖いぃ…。)

シリア

私とシフォニちゃんとアイスちゃんとルミナスちゃん、ミルちゃんとユミちゃんとレモンちゃんって分け方はどう?

シフォニ

(ナイスシリアちゃん…!)

ユミ

うん、分かった。

ルミナス

私も問題ありません。

アイス

私もですね。

シリア

集合場所とか行く場所は?

レモン

そしたら前にマッシュくん達と出かけた時に行ったところでいい雑貨屋さんがあったんです!

レモン

確か───

シフォニ

へぇ、そんなところあるんだ?

シリア

あ、私もその雑貨屋知ってるよ。その向かいにある書店も───

アスター

(…うん、皆楽しそうにしてる。)

アスター

(レアン寮と戦ってから、皆の絆が前より深まっているような───元からかもだけど。)

レイン

…ここで何をしている?

アスター

おや、レインくん。おはよう。

アスター

いや、ただ後輩が仲睦まじそうにしているのを見に来ただけだよ。

レイン

…お前もあの輪に参加したいなら参加したらいいだろう。

アスター

私はいいんだよ。別に。

レイン

そうか。もう授業が始まる、早く教室に戻れ。

アスター

はぁーい。

???

あ…、アスター先輩!

???

どうしました? こんなところで…

アスター

…うん?

アスター

あ、サファイアちゃん。おはよう。

サファイア

おはようございます。…それで、どうしました?

アスター

いや、ただ後輩達の話を少し聞かせてもらっていただけだよ。

サファイア

そうなんですか?

アスター

サファイアちゃんはあの輪の中に混ざらなくてもいいの?

サファイア

わたしこそ別にいいんです。特にあの人達と仲が良い訳じゃないですし。

サファイア

それに、わたし実は大人数ってあんまり好きじゃないんです!

アスター

…そう? ならいいけど。

サファイア

はい! では!

アスター

(サファイアちゃん、本当はみんなとお出かけしたいんだろうなぁ。)

アスター

隠さなければいいのに。

ネオン

お、先輩発見。

ネオン

レル先輩?

レル

…ネオンさんですか。どうされました?

ネオン

なんか浮かばれない顔してましたよ。どうしました?

レル

いえ、特に何もありませんよ。

ネオン

本当にそうですか…?

レル

? ええ、本当です。

クレセント

レルがそう言うんだから本当なんだろ。

ネオン

あ、クレセント先輩。どーも。

クレセント

…ネオン。お前、寝不足か?

ネオン

ちぇっ…バレた…。

レル

確かに、言われてみると疲れているように見えますね、ネオンさん。

ネオン

課題終わらないんですよ…。

ネオン

課題がおれのこと好きなのか分からないけど離してくれないんです…。

ネオン

おれだって寝たいのに。

クレセント

そりゃあどんまいだな。

レル

ですね…。

レル

何かお手伝いしましょうか? 私に出来ることがあればの話ですが。

ネオン

…! いいんですか?

レル

えぇ。手助けと言えど勉強を教えるくらいしかしませんが…。

ネオン

お願いします…こっちも困ってるんです…。

レル

わ、分かりました。

レル

では今度ネオンさんの部屋にお邪魔してもよろしいですかね?

ネオン

ありがとうございます…!

クレセント

(楽しそうだな…まぁそれならいいか。)

クレセント

二人とも、もう試験の日も近いんだから気を抜くなよ。

クレセント

まぁ、試験に参加するかしないかは俺は知らないが。

ネオン

そーですね。おれ参加しませんけど。

ネオン

…寝ます。その日こそは。

レル

ネオンさんらしいですね…。

クレセント

まぁ頑張れよ。

イーストンの新入生、シリア・オパールとその仲間達の不思議な日々。

困難が立ちはだかることもあったが、その度に彼女達は切り抜けてきた。

そんな日々は、時が過ぎれば、彼女達の中で懐かしく楽しかった思い出となるのかもしれない。

いつしか、シリアには『あの時は緊張していた』と語る日が来るのかもしれない。

『私達の思い出は、まだまだ続きます』

【泣き虫の魔法学校生活】 第一章完結

第二章 後日公開

───お楽しみに。

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楽しみ✨出るかな,,,←(最近嫌われてないか心配)

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