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スーパーの狭い個室。
外からは、お買い物を楽しむ人たちの足音や話し声が聞こえてくる。
tae
狭い壁に押し付けられて、ぐがの熱い指先が僕の肌をなぞる。
怖くて、でも、外の音が聞こえるたびに体が震えてしまう。
kook
ぐがが意地悪そうに僕の耳を噛んで、低い声で囁く。
その瞬間、わざと強く触れられて、僕は声を押し殺すために自分の腕を強く噛んだ。
tae
kook
kook
足音が個室のすぐ前で止まる。
心臓が止まりそうなほどの緊張感の中で、僕はぐがの腕の中で、ただ翻弄されることしかできない。
コンコン、と個室のドアが叩かれる。
"あの、空いてますかー?"という見知らぬ人の声。
tae
恐怖で全身の血が引いて、僕はぐがの肩を必死に掴んだ。
ぐがは何も言わず、ただ僕の目をじっと見つめている。
ドアの向こうで不審そうに立ち止まる人の気配を感じながら、僕たちは固まったまま息をひそめた。
ドアのすぐ外で、"誰か入ってるのかな…"と話し声が聞こえる。
僕は声を漏らさないよう、必死で唇を噛んで耐えていた。
その瞬間。
tae
ドアを叩かれた音に反応したのか、ぐがの指がわざと深く、僕の一番弱い場所を突いた。
kook
ぐがの意地悪な囁きが耳元で弾ける。
外に人がいるのに、ぐがは止まってくれるどころか、逃げられない僕をさらに追い詰めていく。
tae
ドアの向こうの人に聞こえてしまう。
そんな恐怖よりも、ぐがに与えられる熱の方が、僕の理性をとっくに焼き切っていた。
tae
耐えきれず、高い声が漏れてしまった。
個室の中に、そして…ドアの向こう側にまで、はっきりと。
…え? 何、今の声……
ざわざわ、と外の空気が一変するのが伝わってくる。
tae
どんどん真っ青になる僕を、ぐがは逃がさないように強く抱き寄せた。
ぐがの指先は、僕の熱をさらに煽るみたいに、深く、激しく動き続ける。
kook
kook
ぐがの瞳は、外の騒ぎなんてどうでもいいみたいに、僕のことだけを熱く射抜いていた。
恐怖と、それ以上の熱に浮かされて、僕はもう、外に誰がいるかなんてどうでもよくなってしまった。