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馬渕 絢香
ねぇねぇ、佳奈ちゃん
須崎 佳奈
ん？、なぁに
馬渕 絢香
私さぁ...
幽霊が見えるんだよね
須崎 佳奈
...え？
須崎 佳奈
き、聞き間違いかもしれないから、もう1回言ってみて？
馬渕 絢香
幽霊が...見えるんだよね
須崎 佳奈
いやいや、そんな
馬渕 絢香
本当なんだよ
須崎 佳奈
えぇ？
馬渕 絢香
じゃあ証明してあげる
須崎 佳奈
あ、え、ちょっと
馬渕 絢香
はい
須崎 佳奈
はいって...ここどこよ
馬渕 絢香
今から私が幽霊が見えることを証明します
須崎 佳奈
は、はぁ
馬渕 絢香
後ろ向いて？
須崎 佳奈
ｸﾙｯ何にも見えないよ？
馬渕 絢香
見えないでしょ？
馬渕 絢香
でも、今は消えちゃったけど、さっきまで佳奈の後ろにいたんだよ？
須崎 佳奈
え、何それ怖い怖い
馬渕 絢香
はははっw、少しは信じてくれた？
須崎 佳奈
う〜ん...まだ納得いかないなぁ
馬渕 絢香
えぇ？
馬渕 絢香
じゃあまたいいます
須崎 佳奈
はいw
馬渕 絢香
今、入口のところに...
赤い服を着た、髪の長い女性がこっちを見ています
須崎 佳奈
...え？
馬渕 絢香
ほら、どうせ見えないでしょ？
須崎 佳奈
いや、私にも見えるよ
馬渕 絢香
...え？
須崎 佳奈
赤い服で長い黒髪...手には包丁もってるよね？
馬渕 絢香
う、うん...
馬渕 絢香
ということは...
須崎 佳奈
あれは...
幽霊じゃない
人間だ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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