おデート♥
若井滉斗
見て見て元貴〜!これさ、バンドのスタジオに置いたらよくない!?
大森元貴
……うるさい。目立つし、てか近い
若井滉斗
じゃあ、手繋ごっか?
大森元貴
……いいけど。……落ち着け
ぎゅっ と繋がれる手
そのあと、カフェ、公園、本屋、デート
駅前のベンチ
若井滉斗
……なあ、まだ時間早くない?もうちょっとだけ…元貴といたい。
大森元貴
…ん。じゃあ、うちくる?
若井滉斗
…えっ、それって、あの、“お泊まり”ってやつ……!?
大森元貴
…うるさい。
勘違いすんな。…けど、来たいなら、来いよ。
勘違いすんな。…けど、来たいなら、来いよ。
若井、喜びを隠しきれず小さくガッツポーズ
若井滉斗
いく!!……めちゃくちゃ、行く!!////
夜・元貴の部屋(ふたりきり)
床に座って、ジュースを飲んでるふたり
少し沈黙。若井がそっと、元貴の肩に寄りかかる
若井滉斗
……好き。なあ、元貴。……キス、していい?
大森元貴
……うるせぇ。許可、いるかよ。
そのまま、静かに唇がふれる——
キスのあと、ほんの少しだけ見つめ合う
若井滉斗
……元貴、好きすぎて、しんどい。
大森元貴
……お前に言われんの、ずるいわ。
若井滉斗
また明日の朝…
若井滉斗
ぐーっぐーっ
大森元貴
寝るの早っ
朝、元貴の部屋。
陽がカーテン越しに差し込む。時計は午前8時前
若井滉斗
……ん〜……あれ……ここ……元貴んち……
若井滉斗
(横を見る)
布団の中、髪がふわっと乱れて眠てる元貴 唇が少し開いて、呼吸が静かで、肌がほんのり赤い。
若井滉斗
……やばい。
朝からこれは……反則じゃない?
朝からこれは……反則じゃない?
大森元貴
……ん……なんだよ……うるせぇ……
若井滉斗
え、無理、好き……尊すぎて死ぬ……寝起き可愛すぎ事件……
大森元貴
(元貴、目を開ける)
大森元貴
…朝……?
若井の顔がめっちゃ近くて、さすがに気づく
大森元貴
っ……お、おい!顔近い!離れろ!!////
若井滉斗
いやだ〜。朝から元貴補給中〜〜💖
大森元貴
補給すんな!!寝癖とかあるし!顔洗ってねぇし!!
若井滉斗
俺しか見れない元貴だと思うと、もう全部好き……
大森元貴
はっ!?バカ!!////
若井滉斗
……今だけ、ちょっとだけ。
“おはようのキス”してもいい?
“おはようのキス”してもいい?
大森元貴
……勝手に、しろ……
若井滉斗
(若井、そっと髪をかき分けて、額にキスを落とす)
若井滉斗
おはよう、元貴。
大森元貴
…もう起きねぇ……
若井滉斗
えっ!?拗ねた!?かわいすぎて今日の予定全部ぶっ飛んだ!?!?!







