迷っていた。 ほんとにこれでいいのか。 ほんとはまだ生きたいんじゃないのか
正直怖くてたまらなかった。 でも…
もう…我慢の限界だった。
もう……いいか。 ドアノブに手をかけ、扉をあけるとそこに
三つ編みをしている女の子がいた
絢
なにを思ったのか…私はその女の子に声をかけてしまった
その女の子は、私に諦めたように微笑んだ。
絢
?
?
絢
?
女の子は目を落としながら微笑う
絢
?
……ふざけんな。
絢
?
絢
?
絢
絢
絢
?
絢
?
女の子は私のところまで来て微笑みながら言った
?
?
絢
女の子はそのまま姿を消した。
絢
私は扉のドアノブをひねり、ゆっくりと扉を開ける
?
絢
今日も…先客がいた。 背の低い女の子だった
絢
?
絢
女の子はこちらをゆっくりと振り返る
2人の間涼しい風が通る。
しばらくして、女の子はゆっくりと口を開いた
?
絢
?
絢
?
?
ふざけんな
絢
?
絢
?
絢
絢
絢
?
絢
?
女の子は立ち上がり、ゆっくりとこちらを振り返った
その瞳はうるんで、涙を含んでいた
?
ぽろぽろと涙をこぼして 背の低い女の子は消えていった
痛い。
苦しい
辛い
誰も助けてくれない
誰も愛してくれない
無視して…奪って
ねぇ…
返してよ………っ…
私の居場所を…
大切な人をっ…
絢
絢
絢
絢
扉の前で足を止める 深呼吸をし、気持ちを落ち着かせて教室に入った
いつもの光景だった
クラスメイト
クラスメイト2
クラスメイト
絢
机に書かれた落書き
聞こえてくる悪口
そして…
教科書はびりびりにやぶかれ、ノートも引き裂かれた状態でつくえに入っている
絢
クラスメイト
クラスメイト2
絢
クラスメイト2
クラスメイト
クラスメイト2
絢
私はその場に膝まずき頭を下げ、土下座をする
クラスメイト
クラスメイト2
と、クラスメイトはあざ笑うと私の頭を足で踏み
クラスメイト
クラスメイト2
遠のいていく意識のうちで、薄っすらとチャイムが鳴り足がどかされそそくさと席につく
逃げないと。
絢
すぐに立ち上がり教室から出ていく
絢
屋上につくと、爽やかな風が通った
今はそんな風さえも私を嘲笑ってるような気がした
絢
力弱く笑ったあとその場に座り込み
絢
絢
絢
?
ふいによく通る綺麗な声で声をかけられる
絢
?
黄色いカーディガンを着た女の子だった
絢
?
?
絢
?
絢
初めてだった
初めて出会った
似たような理由の…女の子
?
絢
絢
?
絢
?
絢
絢
絢
?
?
絢
女の子は目を伏せたまま消えていった
絢
今日こそは誰もいない
邪魔してくれない
絢
絢
絢
絢
絢
靴を揃えたあと柵の外側に行き
カーディガンは脱いで
三つ編みは解いて
背の低い私は…
絢
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