潔
た、ただいま……
伊世
おかえり、よっちゃん
伊世
学校はどうだった?
潔
まぁまぁ…だったかなぁ……?
伊世
何も嫌なことされてない?
潔
う、うん…大丈夫だよ…!
潔
じゃあ、部屋行ってる……
伊世
うん、ご飯になったら呼ぶわね
潔
わかった……
潔
はぁ………もう…行くの辛い
潔
今までとは…少し違う行きたくないだけどッ……
潔
隣は糸師兄弟とか…もう無理ぃ……
潔
ッ………まぁ、まだましかな……
潔
ッ………(また、ノート無い…)
クラスメイト達
クスクス……
潔
………(どうせゴミ箱だろ…)トットットッ
潔
……(やっぱり…しかも…何かすごい汚れてる…)
クラスメイト達
何してるの?早く取ったら?クスッ
潔
う…うん……
クラスメイト達
うわッ!!汚ねぇッ!
クラスメイト達
早く持ってってよッ!!
潔
ご、ごめんなさい……
クラスメイト達
ヒョイッ
潔
うわッ…!!ベチャッ
クラスメイト達
うぇ…あのノート頭から被ってやがる…
クラスメイト達
臭いッ…!!出てってよ!
潔
(お前らのせいじゃん……)
潔
……スクッ、トットットッ
クラスメイト達
気持ち悪いのが走って行ったぞ〜!!
クラスメイト達
もう、戻ってくんなよ〜ww
潔
ッ………
潔
……(あぁ、死にたい……苦しぃ)
潔
(生きていたくないなぁ……)ッー……
潔
(でも、あんな奴らのせいで人生やめるなんてやだな……)
潔
(もし、高校に行っても同じことされる運命なら…引っ越そう…1人で暮らすんだ)
潔
(これは…母さんや父さんには関係ない…)
潔
(うん…そうしよう…それがいいッ…)
潔
そう…決めたのに…
潔
父さんと母さんは文句も言わずに…俺と一緒に引っ越してくれた…
潔
………もう、迷惑はかけれない…
潔
それに…嫌なことはされてない…
潔
凛に顔は見られたけど……
潔
うん…多分仲良くしようとしてるだけッ…!
潔
そう、思い込もう…!
潔
それに、友達もできたんだ…!
潔
何も心配することはないッ……
潔
仲良くなって距離をつくるんだ…
潔
まずは、それを考えようッ…!!