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君から「好き」は一生聞けない3

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君から「好き」は一生聞けない3

1 - 君から「好き」は一生聞けない3

♥

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2019年01月18日

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俺は怖いぐらいに

何かに切られた。

自分も、拓哉さえも信じられなくなってしまった

這い上がれないどん底に

登れない崖っぷちに

昨日今日まで仲よかった後輩に

落とされた

拓哉

風雅!

拓哉

今すぐ俺のところに来て。

拓哉

絶対解決策は見つかる。

拓哉

樹川を落とす。

拓哉

俺が絶対風雅を守る

風雅

ごめん

拓哉

え?

拓哉

まさか風雅、本当に

風雅

違う!それは違う。

風雅

俺…誰の言葉も信じられなくなった。

拓哉

…仕方ないよ。

拓哉

俺は信じ続けるけどね

風雅

ありがとう

風雅

明日でもいいかな?

拓哉

いいけど…なんで?

風雅

今は1人になりたい。

拓哉

わかった。

拓哉

ゆっくり休め。

拓哉

何も考えるな。

拓哉

俺みたいに、崩れるぞ。

拓哉の言葉は鉛のように重く

心に深く刻まれて

俺に取り付いて

離さない。

風雅

俺は…何を目的に

風雅

ここまで踊って来たんだろ。

風雅

何も考えるなって…

風雅

無理だろそんなの。

俺はモヤモヤして

考えたらキリがなくて

寝られなくて

何もできなくなって

体が硬直して

見えるものも、見えないものも

全てを失った。

拓哉

風雅。俺、いつでも空いてるからね。

風雅

ありがとう!今日俺も空いてるから、会えるかな?

拓哉

カラ元気だけは出すなよ。

風雅

え?

拓哉

いつか絶対ぶっ壊れるぞ。

拓哉

俺にくらいは心見せろ!

拓哉

俺はお前が弱いことも先輩に当たり強くても本当は悩んで相談してること、知ってんだよ!

拓哉

全部!

拓哉

俺にくらい本音ぶつけてこいよ!

風雅

無理に決まってる

拓哉

同期だろ?

拓哉

そのためにあるんじゃねえの?

拓哉

退所しようがデビューしようが

拓哉

事務所に残ろうが何をしようが

拓哉

関係性は、なーんも変わらんって!

拓哉

それはお前が一番感じてるはずだぞ?

拓哉

なぁっ、俺を信じろ!

風雅

…ホンマは怖くて

風雅

仕方がないねん。

風雅

俺はどうしていけばいいのか

風雅

どうすればお前との約束を果たせるか。

風雅

どうすれば残れるか

風雅

何も分からなくて

風雅

道も明かりも見えなくて。

拓哉

わかる。それは俺もすっごい感じてた。

拓哉

この際さ。

拓哉

お前がいやでも。

拓哉

今はこれしかないから

拓哉

俺との約束はどうでもいい!

拓哉

お前の心の望むままに

拓哉

楽な道でもいいから

拓哉

絶対無駄じゃないから

拓哉

どうにかして道を創って

拓哉

おいでよ?心軽くしろよ

風雅

拓哉…

風雅

ありがとな。

風雅

決心ついたよ。

風雅

先に、謝っとくね。

拓哉

え?

風雅

ごめん。

風雅

お前の望む姿じゃなくても俺は

風雅

決めたんだ。

拓哉

風雅…?

拓哉の気づいた異変は

いずれ隕石のような力を持ち

風雅を変えた。

闇の世界に葬られるかのように

彼の人生をも

消え去るように

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