「遥華、ちょっとこっち来なさい。」
遥華
……どうかされました、お母様。
「来るのが遅いわ!」
そう言ってお母様は、いつものように私を殴る。
……なんで、殴られないといけないのだろう。
私がなにかしただろうか?
……、私はただ、……みんなのことを……
遥華
……
「……今日はもういいわ。」
「邪魔だから、部屋にでも行ってなさい。」
……そうやってぐるぐる考えてたら、終わったみたいだ。
遥華
……わかりました。
遥華
……はぁ、疲れた。
……カッター、どこだっけ。
遥華
……ん、あった。
無数の傷を、体に刻みつけていく。
これが、彼女にとっての快楽なのだ。
遥華
……ふふ、
遥華
なにも、考えなくてすむ……
遥華
……?
遥華
凛から、LINE、?
遥華
凛、どーしたの?
りんたん
ちょっと、わかんないとこあってー
りんたん
遥華に教えて欲しいなって!
遥華
……わかったけど、
遥華
どこ?
りんたん
んー、ここなんだけどぉ……
遥華
あー、これね
りんたん
あ、だからこーなるのか!!
りんたん
遥華ありがと!!
りんたん
めっちゃわかりやすかったわ!
遥華
うん、……どーいたしまして?
りんたん
なんで疑問系??笑
遥華
わかんない、笑
遥華
……ふふ、
遥華
凛といると楽しいなぁ……。
遥華
……凛さえいてくれたら、私は__







