コメント
7件
ブクマ失礼します
最高過ぎる!!
好きすぎてやばい ブクマ失礼します!
桃赤
曲ぱろっぽいけど曲ぱろじゃない(?
うちの街は夏と冬
綺麗な星空が見えることで有名だ
夏は猛暑
冬は極寒の中で見ることになるが
それでも沢山の観光客がやってくる
みな珍しいと言っているが
ここで育った俺には普通のこと
だから毎年
夏と冬に催される祭りにも
あまり出たことがなかった
でもその年は
小学生になって最初の祭りだから!
なんて議論を母親からゴリ押され
しぶしぶ一人で祭りに向かった
祭りの会場へ続く道を歩きながら
小学生一年生を一人で祭りに向かわせる親なんているのか
と、母親へ毒をつく
そうこうしてるうちに会場に着き
上着を着てくればよかったと少し後悔しながら
会場を歩いた
その時だ夜空を見上げる君を見つけたのは
瞬間色々な感情がごちゃ混ぜになり
思わず息を忘れた
桃
さっきまであった
寒い、暇、お腹空いた、なんて感情
軽く消し去って
かわいい、綺麗、なんて感情が俺の心を支配した
親は…一緒じゃないのか…
お揃いだ、っ
桃
一瞬心を支配した感情に疑問を抱く
あれは確実に「歓喜」だ
なぜ自分がそんな感情を抱いたのか
疑問に思っていると
赤
桃
桃
赤
桃
唐突に名乗られ少し混乱していると
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
まぁ毎年いちご飴の屋台開いてるのじいちゃんだし
俺が言えばなんとかなるはず
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
赤
桃
赤
赤
この近くに座れるところ……
あ
桃
赤
赤
着いたのはトンネルを抜けた先にある
ちょうど草がしげって見えないところ
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
赤
桃
別にいつも通りじゃん
赤
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
赤
そう言葉を交わして別れ
来年を楽しみに待っていた
翌日
朝起きて流れてきたのは
いつもより少し声の低いアナウンサーが伝える
この近くであった事故
しかも昨日あったもの
「速報です、昨夜10時頃〇〇区で子供一人が亡くなる事故がありました」
「事故があったのは〇〇区の〇〇トンネルそば」
「この事故で亡くなった……プツンッ
桃
母
母
桃
一年後
桃
母
桃
桃
夏祭りはちょうど七夕の時期と重なり
冬より屋台が多く出ている
桃
秘密基地に着くが誰もいない
その後一時間ほど待っていたがりいぬどころか
人が来る気配すらしない
桃
りいぬ…いる、かな…
桃
ん…?あれ、
桃
ぁ、そだ
またりいぬに会いたい さとみ
これでまたりいぬに会えるかな、
桃
母
母
桃
母
母
桃
桃
母
季節は巡り冬
桃
母
桃
なんでよ短冊なんて意味ないじゃん
桃
母
桃
母
桃
母
桃
母
行ってもどうせいないし…
桃
母
桃
なんて行かなくなって十五年
俺ももう社会人で
目の前のことで精一杯で
桃
りいぬとの約束なんて忘れていた
桃
独り暮らしのマンションに
母親がいた
桃
母
驚いて立ち上がった母さんの足元に
二、三枚の紙が落ちる
桃
一枚紙を拾う
さとちゃんへ!!!
桃
なんだっけ…この呼び方…
桃
りいぬ…!
桃
母
桃
母
桃
母
りいぬくんなの
桃
嫌だ嫌だ理解したくない
りいぬは…!俺との約束…
桃
母
母
母
母
母
トンネル?茂み、?
桃
母
母
母
母
桃
桃
母
桃
星空を見上げて
「さとちゃんっ!」
桃
君のこと見つけた
りいぬが見せた夢は
まだ俺の宝物
何年経っても───
end
200たっぷ越えた没(
ぶくま一言
next⇢⇢⇢♡800~