テラーノベル
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「 # この世にはもう居ない貴方に . 」
僕には愛する親友が居た。
大好きで、貴方の変わりなんて居なくて。
でも、親友はこの世から消えた。
原因は火事。
そして僕は、
この世にはもう居ない貴方に、
依存する。
自分自身が地に堕ちて行くのが分かる。
過去に、この世から消えた貴方に、
捕らわれる。縛られる。
地に堕ち、地面に這い蹲った時に
情けないな、と。 無力だな、と。
そして、僕は働かない脳を働かせて、
動かない感覚に至った足を動かして、
藻掻く。咆哮の様な泣き声と叫び声をあげる。
やはり、あの子の変わりなんて居ないんだな、と。
依存、依存、依存、依存。
まるで宗教みたいに。
この世にはもう居ない貴方に、
僕は全てを捧げる。
コメント
1件
「 # この世にはもう居ない貴方に . 」という題名を見て 「 # もうこの世には居ない貴方に . 」という題名を見て 貴方はどちらの方がしっくり来るのだろうか 僕は後方の方がしっくり来るという人が多いのでは無いかと予測する。 それなのにわざわざ比喩を入れた。 何故? 何か意味がある? そう考え、脳を働かせ、生きていると実感して欲しい。 それだけで貴方はきっと、美しい言葉を操れる。そう信じている。