コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ガシャ、ガシャンッ
葵空美鈴
ただいま、鎖解除中。少し複雑な作りだからちょっと手こずってる。
……え、随分落ち着いてないかって??
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
残念落ち着いてないよ!!!!!
告白なんて人生初めてで…いやアレは告白って程生易しくなかったよね
______カシャンッ、
葵空美鈴
深呼吸をして、フゥ、と一息した。
葵空美鈴
鎖を外して、船室から出る。 廊下に誰も居ないのを確認し静かに走り出した。
_____ドォォォンッッ!!!!
葵空美鈴
神楽ちゃんを探す事、数分。
_______船が大きく揺れた。
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
そのまま歩いていると、 船内に光が差しこんできた。
…甲板に出たのだ。
そっ、と出る
神楽
葵空美鈴
甲板に出ると、 神楽ちゃんと新八君と琴葉が居た。
神楽ちゃんは十字架型の木に縛り付けられ拘束されていて、 身動きが取れていない。
……恐らく、新八君が神楽ちゃんを助け出したのだろう。
そして、何と言っても気になるのが、所々がボロボロな外観。 先程の大砲の攻撃のせいだろうか?一部が崩れ掛けている。
また子
葵空琴葉
新八
葵空琴葉
葵空美鈴
______ドォン!!!
大砲が此方に向かって撃たれた。 そして、見事に直撃。 身動きが取れない神楽ちゃんでは避けられない。つまり、神楽ちゃんが、落ちる…!
神楽
葵空美鈴
葵空琴葉
新八
船から落ちかけた神楽ちゃんを、 落ちない様に新八君と琴葉で 引っ張る。
葵空美鈴
木の重みもあって重い。 このままじゃ4人とも落ち…ッッ、
_____グイ、ッ
葵空美鈴
襟を引っ張られた。 ……その力は強く、神楽ちゃんもまとめて私達は船上に上がった。
新八
引っ張ってくれたのは、 何とも意外でエリザベスだった。
葵空美鈴
葵空琴葉
エリザベス…?
葵空美鈴
そう思った瞬間。
_______ザシュッッッ!!
葵空美鈴
エリザベスが斬られた。
____後ろには、高杉が居て。
高杉
高杉
新八
葵空美鈴
???
瞬間、斬られたエリザベスの中から人影が出てきた。
_______ザンッッ!!!
その人影に、高杉が斬られる。
ドサッ、と……高杉が、倒れた。
桂
葵空美鈴
人影の正体は、桂君だった。
また子
また子ちゃんが高杉を揺さぶる。 ……いや、それより………。
武市
新八
葵空美鈴
桂君が生きていたという事実に驚いている。
………いや、生きているのは分かっていた。が、ここまでピンピンしているとは…
葵空美鈴
桂
桂
桂
桂君が、高杉を静かに見据えた。
_____沈黙が広がる。
葵空美鈴
高杉
葵空美鈴
高杉が起き上がる。
懐には、古い本。それが盾になり、桂君の攻撃を逃れたのだろう。
桂
桂君も高杉のと同じ物と思われる本を取り出す。 ………桂君も、高杉と同様…、 その本を盾にして辻斬りの攻撃を逃れたのだろう。
葵空美鈴
葵空美鈴
戸惑いながらも聞きたかった事を桂君に聞く。 未だに関係とか、謎なんだよね…。
高杉
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
高杉に話し掛けられた瞬間、先程の事が鮮明に思い出されて顔が赤くなる。
更に少し怖くなり、 真っ青になった。
葵空琴葉
葵空美鈴
桂
うん。
正直に言える訳無いね!!!!!!!
その時。
___ドゴォォォオンッッ!!!!!
葵空美鈴
あのイキモノ…刀が沢山あった工房の方が急に爆発した。
もしかして……
葵空美鈴
桂
桂
工房が燃えて、煙が逆巻く。
モブ男
モブ男
ゴォォォォオ……
葵空琴葉
葵空美鈴
周りを鬼兵隊に囲まれる。 皆武器を持っていて、 完全に臨戦態勢だ。
また子
モブ男
葵空琴葉
桂
桂
桂
桂君が刀を構えた時、
ガシッッッッ
神楽ちゃんが桂君を捕まえた。 ……って、え??
神楽
ドゴォ!!!
桂
神楽ちゃんはそのまま海老反りになり桂君を床に叩きつけた。 桂君が頭から落ちる。
葵空美鈴
葵空琴葉
その光景に思わず吹き出してしまったけど仕方無いと思う。 私達は悪くない。
新八
新八
アレ、新八君、口調荒いよ?? いつもの真面目常識人キャラは何処行ったの??
新八
バコォンッッッ!!!!
今度は新八君が十字架型の木を持ち、それで桂君を殴る。
ブオッッ!! と、桂君が吹っ飛ばされた。
新八君と神楽ちゃんが仁王立ちして、桂君を説教し始める。
そのまま三人がギャーギャーやっていると、好機だと思ったのか周りの奴等が掛かってきた。
応戦しようとすると。
神楽&新八
葵空琴葉
ブォォォオオオ!!ドカドガバキッ
新八君と神楽ちゃんが桂君の足をそれぞれ持って振り回した。 ……勢いが強すぎて敵も近付けない。
桂
モブ男
葵空美鈴
葵空美鈴
武市
すると急に、武市と呼ばれていた鬼兵隊の人が声を上げた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
見ると一隻の船が此方に向かってくる。
ドォォォォン!!!!
その船は、 一切の躊躇いなく突っ込んできた。
見ると、 それは桂君の仲間の物で。
桂君たちの勢力と、 高杉の勢力がぶつかった。
また子
…直ぐに船上は戦場になる。
葵空美鈴
葵空美鈴
桂
エリザベス
エリザベスがプラカードをサッと上げた。 桂君を高杉の所に向かわせて上げたいのだろう。
エリザベス
桂
周りが戦闘でどんちゃん騒ぎだ。 銃声とか掛け声とか、 色々五月蝿い。
葵空美鈴
葵空琴葉
神楽
新八
桂
後ろを走る私達に、 桂君が驚いた様に聞いてきた。
新八
葵空美鈴
桂
私たちの返答に、桂君は表情を柔らかくして。 かと、思いきや。
____ドォン、ドンッドォン!!
足元を弾丸が通り抜ける。
また子
武市
……この2人が足止め役か。
_____ザッ、
神楽
新八
するとそんな事を言いながら、 神楽ちゃんと新八君が進み出た。
葵空琴葉
神楽
新八
葵空美鈴
桂
グイッ、!!
銀時に合わす顔が無いとかどうとか言う桂君を引っ張った。
葵空美鈴
桂
葵空琴葉
葵空琴葉
桂
と話していると…
グイッ、!!!
葵空琴葉
琴葉の足が何者かに掴まれた。
葵空美鈴
葵空琴葉
葵空琴葉
葵空美鈴
ぺースを上げて、走り出した。
桂
葵空美鈴
葵空美鈴
桂
あれから、何分経っただろうか。
__ガキィィィンッッ!!
高杉の元へ向かわせまいと、 足止めしてくる奴等を切り裂く。
葵空美鈴
桂
…私達が見据える先には、手すりに寄り掛かって不敵に笑う高杉。
……随分と余裕そうだ。
高杉
その高杉が見据えているのは__
高杉
甲板の屋根上で、紅桜を纏った辻斬りと思われる人と戦っている銀時君だった。
紅桜は桜色に光っていて、 太く、丈夫そうだ。
だけど、辻斬りの人を侵食し、 食らおうとしている。
対して銀時君はただの剣。 何時もの木刀では無いけど、 強そうではない。
力の差は歴然だが____
葵空美鈴
辻斬りの方が後退していて、 今にも倒れそうだ。
それだけ、銀時君は強い。
あの常人ならざる身のこなし。 ただの侍という言葉で片付けるには、優れすぎている。
何処かであの立ち回りを身につけたのだろうか?
…あの反射神経、動体視力、立ち回り。一人で幾ら修練してもあの立ち回りは並大抵の努力で得られるものじゃない。
葵空美鈴
私は戦いの場を見ながら、 口を開いた。
葵空美鈴
辻斬りの方は、半身が紅桜に覆われている。あのままでは意識が飛んで死に至ってしまうだろう。
高杉
高杉
葵空美鈴
少し不快感を覚えた。
確かに望んだ事なんだろうけど_____
あの辻斬りは私の様に自殺願望者でも無いし、高杉と一緒に世界を滅ぼしたいんじゃないか?
葵空美鈴
桂
桂
葵空美鈴
ふーん、桂君の言い方からすると、三人は幼少期から友人だったのかな?
いや友人っていうと何か違うけど。
葵空美鈴
もし、動機が復讐だと仮定するとして。
葵空美鈴
桂
葵空美鈴
桂
葵空美鈴
桂
葵空美鈴
桂君を抑え込もうとすると、腕を引っ張られて、後ろから何かに包まれた。
葵空美鈴
高杉
直ぐ後ろで高杉の声がしてビクッとする。
そこで初めて高杉に後ろから抱き締められていると認識して、ボッと顔が赤くなった。
葵空美鈴
高杉
葵空美鈴
葵空美鈴
後ろから抱き枕みたいに抱き締められている。
あーもう、くそっ、力強いなっ!!
高杉
葵空美鈴
私の耳の裏を唇をつけながら高杉が喋る。低い声が耳を刺激して、体がはねた。
結果 抵抗する力が無くなってしまう。
桂
その様子を見て、 桂が目を見開いて驚いている。
高杉
高杉は私の髪を一房取り、 そこに口付ける。
…んんんん?!ちょっ何してんの?!
桂
その時。
天人
天人
下卑た声が聞こえた。 見ると、 小屋根の上に天人が乗っていた。
天人
更に、 周りにも天人が沢山出てくる。
…桂君が刀を抜いた。
葵空美鈴
葵空美鈴
またセクハラされない様に暴れないがとりあえず叫ぶ。
桂
桂君が周りの天人を一掃し、 斬りかかってくる。
高杉は最初から離してくれるつもりだったのか、桂君の斬撃を避ける時に私を離した。
葵空美鈴
そして、離された所を桂君に支えられ抱えあげられる。
………ん???
葵空美鈴
桂
ヤバイぐうの音も出ない!!!!!